大谷山荘
ホテル・旅館 - 山口県 長門市
ホテル・旅館 - 山口県 長門市
北九州と下関を隔てるのは関門海峡。遠方の人が初めて関門海峡を眺めると、皆大抵『近いやん!』と驚く。小さな渡船や、歩いて対岸まで渡れるトンネルもあり、私のような北九州人は、対岸の下関は生活圏であり、かつ日帰りサウナ圏でもある。
そんな私はよく対岸の下関付近のサウナ旅が好き。何だろう、やはり北九州と違ってセカセカした雰囲気はなく、少し街を離れる自然豊かなところ、食文化が少し違って九州では食べれない海の幸が美味しいところ、そして何よりも優しいサウナが多くて、かつ自然豊かな外気浴が楽しめる施設が多いからである。(私の偏見もありますw)
山口のサウナは、対流式のストーンのサウナが多いと感じる。中には私が好むじんわり熱くなるセラストームも見かける。この大谷山荘もしかり、対流式のストーンサウナ、しっかり冷たい無臭の水風呂、そして渓谷のほとりの川の流れを聞き、椎の実がポトンと落ちる音もそれは風情ある外気浴を備えた山口最高峰のラグジュアリーホテルである。
立ち寄り湯は午前11時半から。
料金は2000円。少し高いですか?
いえ、その価値がある施設です。
脱衣所は柔道場並みの広さ、洗面スペースはアメニティ豊富、バスタオル、タオルあり、さらには給水器には烏龍茶まで。
浴室もかなりの広さ、浴室も広め、ジャグジーも大きめ、外には紅葉を眺めながら渓谷美が素晴らしい露天が2つ、かつトトノイ用の藤の椅子がら2脚。デッキゴロンもできる。
話を戻してサウナ室はL字の三段の座面に、対流式ストーブ。テレビ無し。側面に大きなガラス窓有り。ゆっくり間隔空けても10人は入れる広さ。しっかり清掃が行き届いただき印象。さすが高級ホテル、抜けが無い。
平日なんで客は私とおじさんだけ。
ただこの方はここのサウナ室の常連であろう所作に無駄がない。もちろん黙浴。
2人で黙ってサウナで蒸され、互いのペースでサウナ室の座面を敷タオルでしっかり拭いて、隣りの水風呂へ。
体感16度、ジャブジャブの無臭。
しっかり冷たい。ただ水風呂はやや浅めで2人入って3人は厳しそうな狭さ。
外気浴は露天スペースの藤の椅子へ。
晴天の下、川のせせらぎをバックミュージックに目を開ければ紅葉した木々、時より落ちる椎の実も風情があってそれは心地よい。
今日は3セット。
静かなサウナ室でふと考えた。
日露首脳会談が行われたこのホテルでプーチンはこの風呂やサウナに入ったのか?
やっぱ用心深いプーチンは入らないだろうね。
でも、この山口の自然の中、平和な日本は体感したはず。
その時のことを思い出し、遠くウクライナの地に早く平和な日々が戻ることを祈念し私の山口サ活は静かに終わった。
男
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