だらけ

サウナが新しくなったと聞き来訪。

とりあえず体を洗って湯船に浸かるとそれだけでもう心地よい。
サウナ入らなくてもいいのでは？、そんなことを考える自分が頭の中にいるのを振り切って新しくなった高温サウナに入る。

入ってみるとまず感じたのは木の香り。
そしてドアが勝手に最後まで閉まる。
こんなどうしようもないことでちょっとした感動を得られるあたり私の人生は楽だと思う。

中へ進めば香ばしさと熱気でクラクラする。
素晴らしい、とか思いながら2段から3段に変わったベンチの3段目に陣取る。

そして気付く、明らかに以前より熱い。
最初は単純に高さが上がったことによるものかと思ったが何かが違う、そうこれはロウリュサービス直後特有のあの熱さ……。

茹だった頭でそんなことを考えるているとストーブからジュージューと音がする。
まさかと思い目をやればそう、オートロウリュだ。

あ、これかあ！と心の中で膝を打ちながら蒸されること10分、ヘロヘロになって外へ出ると樽が置いてある。入る時は目線がサウナに夢中すぎて気付かなかったがこんなもので出来たのか。

が、それを無視してとりあえず水風呂へ直行。正直この動線の長さと水風呂の狭さに不満もあるが入ってしまえばそんなことは忘れる。

身体を冷やして外気浴をすればあら不思議30分物言わぬおじさんの完成だ。

小さい不満をあげればキリはないがこの片田舎にこんなオアシスがあることをまずは感謝したい今日この頃であった。

また行こう。

なんとなくサウナで汗をかきたくなり、初めてサウナを目的に近所の入浴施設を調べたところこちらが出て来たので早速行ってみる。

フロントで色々と説明を受ける。利用料ら非会員であれば900円、会員なら600円。会員になるには500円の入会金が必要だが2回いけばペイできるとのこと。迷わず入会した。

浴場に入ると至る所に椅子が置いてある。「ははぁん、これが例のととのい椅子というやつね」などと1人頷きながら体を洗ってとりあえず温泉へ。

温泉はナトリウム系のお肌に良いやつ。浸かっていると段々スベスベお肌になっていくのを感じる。これで私も美肌になれるだろう。

ある程度温泉に浸かった後いざサウナへ。とりあえず目先にあった赤外線サウナに入ってみる。お1人先に入られていたが、すぐに出て行かれたため貸切状態に。嬉しい。中はそこそこといった広さで上下段合わせたら６人くらいは入れそう。何より目を引くのは目の前に置かれた赤外線装置。こいつがこの部屋のメイン火力かと思うと頼もしさを感じる。強すぎず弱すぎず、80℃の熱がじんわりと来る。この程度なら余裕かと思っていたが10分も篭っているといい汗をかいてきたので水風呂へ。

水風呂は先ほどまで入っていた赤外線サウナのすぐ近くにあった。ちなみにかけ湯もすぐ近くにあるので動線に無駄がないのが嬉しい。かけ湯で汗を流していざ入ってみる。冷たい。明らかに冷たい。比較対象が少ないだけかもしれないがこれまで入ってきた水風呂の中でもかなり冷たい気がする。しばらくぼんやり水風呂の中で過ごしてから椅子へと向かう。

椅子は内湯にも外湯にも置いてあってどれを使おうか迷ってしまう。一先ずは目の前にあったオーソドックスな椅子に腰をかける。しばらくぼんやりしていたが水風呂の冷たさもあってか実に良い時間を過ごせた。

次は高温サウナへ。中はかなり広く10人以上入っても全く狭さを感じさせないだろう。高温というだけあって汗もダバダバ流れてくる。しばらくするとスタッフの方がロウリュをしに来てくれた。ちょうどサービスタイムに入れたらしい、ラッキーだ。この日のアロマ水はローズマリー。サウナストーンへ水が注がれるとどこか青さを含んだ甘い香りが部屋に充満してくる。汗でベタベタになりながらも良い香りのおかげで気分は爽快。車で30分の天国がそこにはあった。

その後また水風呂に入ったり休憩したりを繰り返して気付けば2時間が経過。出てきた時には程良い倦怠感が身体を包み込んでいた。そのまま隣の食堂でご飯を食べて帰路へ。なかなかどうして楽しい場所を見つけることができて満足。

アウフグースというやつも体験してみたいので来週も行こう。