箱根小涌園 天悠
ホテル・旅館 - 神奈川県 足柄下郡箱根町 宿泊者限定
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【歳納め! サ活総決算 其之③】
初宿泊。しかしっ!
この天悠の建つ区画界隈には、物心ついたころからウロウロしていた記憶アリ。
男女日替制とのことで、本日は車沢の湯。
山間に抱かれ、滝のせせらぎに耳を傾けながらととのえるステキなお風呂。通り抜ける風が心地よい…。
何より、このあたりに(再び)滝が現れたことに感無量。京都は大覚寺ではございませぬが、滝の音は絶えて久しくなりぬれど、だっただけに。詳細は後ほど。
翌日、もう一つの浮雲の湯へ開始時間とともに突撃。まだ真っ暗なうちから、サウナと露天を独り占め。日の出の時間が近づくにつれ、お客さんが集まってきて、皆さん一緒にご来光!
思っていたのとちょっと違うところからのお日さま登場でしたが、日の出サ活は初でした。FF3のエンディングを彷彿とさせる、感動の瞬間でした。(画像は公式より拝借しております)
外気浴の眺望だけで申し上げれば、海の大磯に、山は天悠か木の花の湯か、とお見受けしました。
◇
さて、ここからは昭和末から平成初期の、セピアな話でございます。
冒頭に述べた通り、ここ箱根小涌園には幼少のころからしょっちゅう連れてきてもらっていました。
現在の1階にあたる階層には、昔はスーパーがありました。初めて買ってもらったビックリマンチョコ。天使が出て、よく分からないくせに、なんだかとってもうれしかったっけ。
その上の階にあった、まるっと全てゲームセンターのフロア。ファイナルファイトの面白さと、タントアールの得手不得手を教えてくれた、子供にとってまさに楽園。1日中いても飽きないぐらい。(いさせてもらえなかったけれど)
ホテルの庭園を徘徊すれば、10年ぐらい前に営業終了した「サンシャイン湯〜とぴあ」の面影がそこここに。入り口にあった、だいぶバブリーでバカデカいプールの思い出。思った以上に刺激的な足裏ツボ押し風呂の思い出。足のつかなかったコーヒー風呂に溺れかけた苦い思い出。コーヒーだけに。
何よりも、かつてこの地には「ポリネシア風呂」が聳え立っていたことを忘れてはなりません。いや、忘れたくても未だに夢に出てくるんですけどね、天井からしたたる水滴のこととか、南国っぽい鳥の鳴き声っぽいのとか、お湯の湧き出る黒い球体とか、丸出しビーナスとか。
なかでも強烈に脳裏にこびりついているのが、あの大きな滝。生まれて初めて畏怖の念ってやつを意識したのが、たぶんこれ。
今ではこんなキレイなホテルになっちゃいまして。また来たいと思っても、価格帯がなあぁ。
名こそ流れてなほ聞こえけれ。
ととのい値
車沢の湯:69
浮雲の湯:81
男
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