サウナスキン

2020.03.08

1回目の訪問

東京の「しきじ」を求めてやってきました武蔵境。
塩谷歩波さんの『銭湯図解』では「泣ける銭湯」だといいます。
日曜の夕方、笑点を見ながら出かける準備です。
泣ける銭湯なら土曜よりも日曜が似合う。

武蔵境駅から近いはずなのに迷ってしまい泣きそうに。
迷子になると新しい発見もあるので、あえてスマホの地図を見ずに探すのですが。
完全に静かな住宅地に迷い込んだら、そこに煙突が。
境南浴場は静かなたたずまいでした。

日曜日の21時は閑散としています。
テレビもなくしゃべり声もなく実に静か。
火の鳥?のタイルアートや2段式の天井に塗られた水色のペンキ。
東久留米の第二喜多の湯とほぼ同じ。同じ人が作ったのか。

サ室はストーブが見えないタイプで湿度が高く、入った瞬間から暑くて、すぐに汗が噴き出します。
しきじからもらったお年賀のタオルで頭を守って、砂時計を眺めます。
テレビなしで小さく掛かっているのはクラシック。
暑くて泣きたい気持ちも吹き飛ぶけど、たしかにこの銭湯は雰囲気たっぷり。
砂時計が2回落ちきるのを我慢できずに飛び出して水風呂へ。
けっこう広くて深くて、たっぷりと地下水が溜まっています。
温度は18度。
カルキ臭がなく、トロトロした地下水。
耳元では常に流れ込む水の音。
体にまとった羽衣を感じては壊して、水との一体感を楽しみます。
そして3分ほど。
つむった目に幾何学模様が浮かんできたら上がり頃です。
トロケター

ととのいスペースはいらない。
白湯にも、お湯が流れ込む場所があってそこで冷え切った体を回復させます。
ピリピリと刺激もありますが、お湯自体はとても柔らかく、これも地下水かと思います。
白湯に入りながらもとろける感じは続きます。

このお湯、湯上がりがいつまでも気持ちいい。
柔らかく包み込まれた感じがします。

泣きに来るのではなく、火の鳥のタイル絵のように、再生にくる場所。
そう思いました。
ここはまた来るでしょう。

サウナスキンさんの境南浴場のサ活写真
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