2019.09.01 登録
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オレがマジメで賢いお子様として、近所でも評判だった9歳の頃です。
そこ!エンティングまで笑うんじゃない。
ジュディ・オング(仮:以下ジュディ)という娘から「一緒に宿題しよ」とご招待をされたのです。精通・生理ビフォア期ってなんかそういうのあったろ?昭和チルドレン。
突然のラブ・ストーリーにボクの脳裏をよぎったのはカンチとリカじゃなくて、のび太としずか。
「ドラえもん」3巻の「ママをとりかえっこ」という話です。
詳細はwikiってもらうとして、のび太がしずかちゃんの家にパンツを忘れてしまい、しずかママが届けにくる。という、捉え方によってはエチエチなオチの回なのですケド、これにより「パンツは何か重要」というインスピレーションがロマサガ的に閃いたオレ。
ケツ毛も生えてないくせに「オッケ!」と一目散に帰宅すると、タンスの奥からマザーズパンティを取り出し、おもむろに
⇒そうび
のび太のエシェックをかんがみて、「何かあって忘れても女のパンツならOK」とか考えたんでしょうね。
やれやれだぜ。
ジュディ(仮)に魅せられた僕は、彼女宅に行ったものの宿題などミリもせず、嬉しくて楽しい冒険をいろいろしよう!とマイ・シークレット・ベースに即移動。
港の海産問屋の倉庫裏に、倉庫から拝借した発泡スチロールの箱をLEGOみたく積んで作ったSB(シークレットベース)は狭いうえに暗かったので、常備していたローソクに火をつけます。
密閉された空間。
かすかな明かり。
時間を忘れたかのような静寂
ボクとジュディの間に漂う熱い空気
10年後の8月にまた出会えそうな恋の思い出・・・
・・・火災発生です。
たうぜんなのですが、発泡スチロールの間近に火を置きゃ燃えますわな。
とにかく消火せねば。
そうだ、火は布をかぶせれば消えるってコロコロコミックで見た気がする。
布ッ!服ッ!!脱がずにはいられないッ!!!
僕は服を脱ぐと炎にたたきつけます。
火ッ!消えないッ!!
っつっても、ジュディ(仮)に服を脱がせるわけにはいかないので、マイズボンを脱ぐと「これで火をたたいて!」と指示。
なんとか鎮火したものの、まァ、ズボンを脱ぐと、オレ。おパンディを穿いてる下半身があらわになってるワケですよ。サウザーの秘孔ぐらいあらわになってるワケですよ。
それって、炎とともに淡い恋の火を消すのにも十分な効果があり、また、ボヤ騒ぎとともに、噂が広まり「マジメで賢い」から「バカで変態」に僕の評判は180度変わりましたとさ。
むかしこっきり。
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一ヶ月。
ただ、まんじりと一ヶ月。
「一ヶ月にサ室で過ごす時間」をカウントしてたのですが、結果発表の前にひと講釈。
あれは小4の頃。
当時「プラモ狂四郎」というプラモマニアのバイブルみたいな漫画が「月刊ボンボン」で連載されておりまして、サッカー少年の「キャプテン翼」、野球少年の「ドカベン」、エロ少年の「校内写生」ぐらい絶対的な人気を誇っておりました。
「プラモ狂四郎」のことを知ろうとしても思い出せない、いたいけな女子にマルっとアラ筋ると、京田四郎(主人公、通称”狂四郎”)という少年が、プラモが実機のごとく動き回れるシミュレータを使った数々の戦いのなかで成長する一代抒情詩。
マルチ商法にハマる主婦みたいに影響されやすい僕は、狂四郎のように、シミュレータで一大決戦することを夢見て日々プラモデル作りに命を燃やしていたのです。
でもね、ある日気がついたんですよ。
そんな機械、現実には無いことに。
なんというか、ページのスミっこに書いてある「この物語はフィクションです、実在の人物・団体などには一切関係がありません」の「フィクション」の意味が分かったのな。
ボクはふざけあった十数機の愛機(プラモ)を前に途方にくれましたね。大沢誉志幸ばりに。
やさしくなれずに、離れられずに。
残るのは忸怩たる思い。
スケジュールでは、18歳でトップモデラーとしてストリーム・ベースに入り込み、同時に裏口入学で東大合格。
卒業後、皆に慕われる熱血社会科教師(むろん女子高)になって、優等生風や不良テイストまで多種多様な生徒や美人教師に妖艶な保護者(語尾は”ザマス”)とくんずほぐれつの恋愛模様を経験し、27才でこの頃の片思い相手のジェニファーちゃん(仮名)と電撃結婚する。とマジに思ってましたからね。我ながらどう突っ込んでいいのか途方に暮れる。
過去オレにかける言葉があるとすれば「わが一族の恥だ!死んでしまえ!!」(CV:千葉繁)でしょうね。
そんなガッカリ感を胸に、陶芸家が気に入らないツボが出来たとき「こんなの駄作じゃよ~」とかいいながら片っ端から壊す。的なノリでプラモを壊し、工具や塗料などを捨て去りましたよ。海に。
僕は都合の悪いものとか人に見られたくないものは海に捨ててました。
波間さすらう難破船のように沖に流れていくザクⅢの首を見てると、なんか涙が出てきまして、あぁこれが時の涙ってヤツなのか、とか妙にしんみりしちゃいましたとさ。
今月、サウナで過ごした時間は「13時間7分」でした。
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明日はバレンタイン・デーです。
若き日は「ファッキン、バレンタイン!!」などと声高に叫んで、世のカップルすべてを呪っていましたが、男44歳、もうそんな青いことをしてる年齢じゃない。
むしろ、未来の日本を担う若者たちに日本のバレンタイン・デーが世界に誇れる、それこそ日本のバレンタインの風習を世界のスタンダードにするぐらいの気概をもってもらわなければならない。
そのためにはですね、チョコを送るとかそんな小さなことをしていてはいけない。
ひとつの案ですが、二月にバレンタインデーがあるんじゃなくて、二月がバレンタインデーであればいいと思うんですよ。
わかりやすく図で表すと
1月31日
1月32日
1月33日
1月34日
1月35日
1月36日
1月37日
1月38日
1月39日
1月40日
1月41日
1月42日
1月43日
1月44日
《2月14日》
1月45日
1月46日
1月47日
1月48日
1月49日
1月50日
1月51日
1月52日
1月53日
1月54日
1月55日
1月56日
1月57日
1月58日
3月1日
これだけでは何がなにやらわからない、やれやれ、とうとう数も数えられなくなったかと思われるでしょうから、その深い意味について説明します。
気の弱い奴は心臓叩いとけ。
1月32日から44日までがいわば2月14日のための準備期間で、未婚の女性は14日に告白すべき男性を探すことが法律で義務づけられ、1月40日までに最寄の市町村役場で「告白確定申告」をすればいいんじゃねえかと。
申告人数に制限はありませんが「厳選徴収」といって、管理区の有権者10%以上の申告が集中した男性は1月42日までに公示され、その年は告白を受ける権利を剥奪されます。モテ男はバレンタインに拘らなくてもいいだろ?ってコト。
もし14日の告白が失敗におわったとしても、アディショナルタイム制度があり、これは告白確定申告で提出した意中の男性のうち、14日にパートナーが見つからなかった男性に1月45日から1月50日の間に再度告白できるチャンスが。
それでもダメだった場合は、フリーキック制度といって、1月51日から58日の間にフリーの男性五人までに告白できます。もちろんVゴール制をとりますので、OKが出たり、告白がダブった場合に負けてしまうとそこで強制終了となります。
どーだ。
晩婚化と少子化対策、そしてオレが寂しいバレンタインを過ごさなくてすむためにいいアイディアじゃないかとおもわねぇ?
なんてことを考えながら、9分×4セット。
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年末に必ずやる「衝撃映像特集」みたいなのに、ハイウェイをパトカーに追われて逃げる暴走車が絶対あるじゃないですか。
アレって、上から見てると何で?ってぐらいおマヌケな逃げっぷりだと思いませんでした?
特に最悪なのが、反対車線に逃げ込んだ挙句、トラックか何かに衝突してゲームオーバーってパターン。
あまりの情けなさに「逃げてばかりじゃ勝てないぞ!お前はファイティングコンピュータ!戦うんだ!!」と叫びたくなるのはキン消し世代。
でもね、アレ、しょうがないんですよ。
なんせこの時の僕らも反対車線に逃げ込みましたから。
追い詰められた僕らには反対車線で「この道ならば伏兵はいない」と、曹操が言ってるようにみえた。
これを専門用語で気の迷いというのですが、とにかく中央分離帯を乗り越えた僕らは、反対車線を大爆走。
まもなくパトカーとすれ違い、止まったパトカーから降りてくる警官の怒声も聞こえなかったことにして無我夢中でペダルをこぎまくりました。
そして警官の姿が見えなくなったところで、来たときと同じくチャリを金柵を乗り越えさせ後ろも見ずに大脱走。
「いや~、危機一髪じゃったのゥ」
「でもまあ結構楽しかったけぇ」
「ほうよ、マジにチンビク(当時の内輪用語でビビった)ったけぇの」
「ほいで、ティモニエル(仮名)は?」
「え?」
「ティモニエルよ、一緒におったろ?」
「あ・・・そーいえば」
「・・・ビッた(怯え)れていん(帰)だんじゃないかの?」
「・・・じゃろうの、あんなぁビったれ(臆病者)じゃし」
はい、残念でした。
ティモニエルくんは警察屋さんにキャッチミーされてましたとさ。
警察→学校→ティモニエルの親に連絡が行き、ヤツがわが身可愛さに洗いざらいゲロったためイモヅル式に一味が挙がったのですが、オレ以外はティモニエル一家と親戚やなんやで関わりがあったため、大人の事情で僕が首謀者&主犯ということになりました。
「一番年上なのに、年下の子を見捨てて逃げた卑怯者」っていう称号をいただいたのですが、我が身可愛さに言わせてもらえば、僕より一つ年上(もう中学生だった)のティモニエルの親戚の子供はお咎めなしだったんだぜ?ワイルドだろ?
こんなことがあっても全く懲りずに、というよりあったことすら忘れて、同じようなバカベンチャーを繰り返し、同じように怒られる僕ちゃんなのですが、それは次回の講釈で(ナレーション:芥川隆行)
今日はゆらゆらでサッカー(ルヴァンカップ)見ました。
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ゥエンザナィッ
ハズカムン
レェンザラァイィダァ~♪
小学生のいまぐらい、新春金曜ロードショーで「スタンドバイミー」を見ましてね。
もう、翌日はケツのアナからチンコの先までGoToトラベルですよ。
目的地に死体が転がってなくても、ありがたいお経や機械のカラダがもらえなくても、その道程に待ち受けている冒険ってヤツが童貞の僕らには魅力的でしょうがなかった。
ちょうどこの時期、山陽自動車道が完成してまして、しかしまだ開通はしてない様子。
こりゃ、おあえッツらむきじゃねぇか、チャリで走ってみようぜ。ってな冒険案を思いつきましてね。
よせばいいのに、この降って湧いた。ついでに頭にウジも湧いたようなアドベンチャーにみんなノリノリ。
「行こう行こう!」
「高速道路ゆぅぐらいじゃけ、ぶち速ゥ走れるんじゃないん?」
「マジ、九州とか行けるかもの?」
「そうそう、オヤジも高速乗ったら、すげースピード出てるのに、そんなに速ゥ感じん言うとったけえ」
こんな奴らがなんのためらいもなく生きていけるんだから、日本って平和です。
そして、オツムは無いのに、行動力だけはあるのがカントリーボーイズ。
高速と並走する道路の土手に全員集合。なんか「安全+第一」とか書かれた黄色いヘルメットかぶってきてるヤツもいた。
エッチラ、オッチラとチャリを金柵を乗り越えさせ、普段見るのとは全然ちがう、広く長い道路を見たとき。
感激のあまり屁が一発でましてね。タイムリーなはじまりの合図ですよ。僕が鳴らした。
チャリにまたがり、とりあえず西方面へトラベリング。どこへ行くの?遠くならどこへでも。
ウヒョーとかアヒャーとか奇声、いや気勢を上げながらランダム走行に血道をあげる僕ら。どう見ても頭が可哀想という表現がピッタリだろうと思います。
でもね、走ることによって精神、そしてカラダまでがマシンと一体化し。そのまま風にのって、どこまでも速く・強く・高く飛んでゆけるような気がしてくるのですよ。なんかゴルフボールみたいだ。
そんな楽しい時間も長くは続きません。
最後尾を走ってたやつが、突然「逃げろ!逃げろ!!」とマッハのスピードで僕らを追い抜いて行ったので「なんじゃろか?」と後ろを見ると、数百メートル後方にピッコンピッコン赤色灯をともらせたモノクロカラーの乗用車が。
「ケ・ケーサツ!?」
「なんで?なんで??」
「とにかくヤベぇよ、逃げようぜ!」
と、エキサイティングなシチュエーションに突入したところで、
つづく!!
サンチェリーサウナ。1/17まで閉鎖中です。
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真っ白な紙にペン一本で世界を創りあげていく。
そして子供達に夢と希望を与えれば見返りにカネが入ってくる。
そんな漫画家になりたかった。
僕の少年時代は「少年ジャンプ」の全盛期でして、もう、ジャンプ読まずば人にあらず。とでもいわんばかりの雰囲気。
で、当時の同級生に「ヒトシ」くん(実名)という男子がおりまして、
コイツと当時サルのように流行っていたドラゴンボール。
閃きました、ロマサガの技の如く。
~あらすじ~
最下級オナ人のヒトシは厳しいオナニーと、桜井くんよりハゲしい、オナニー戦士との戦いの日々を繰り返していた。
そして、ヒトシはいつしかオナ人の限界を超える。
穏やかな心を持ちながら激しい性欲によって目覚めた最強の性士。
その名も”スーパーヒトシくん”
おやおや。本日はお日柄もよく、バカなのですね。としか形容しようのない。何もかも完全無欠に「ドラゴンボール」の丸パクリ漫画が完成。
違うのは、エネルギー波のかわりに精液やガマン汁がピュッピュ、ピュッピュと飛び交うこと。
それで敵を貫いたりするんだからな。
双方たまったもんじゃない。
大学ノートにテキトウに描いてたクズ漫画、仲間内で意外とサウナケがよくて、二話、三話と続いたんですが、調子に乗ってある授業の時間に創作をしてたんですよ。
この時、スーパヒトシくん最強にして最後の技「精気玉」の場面で
「地球のみんな、オラに精子を分けてくれ!!」とかノリノリで書いてた。
全宇宙の精子という精子がスーパーひとしくんのタマ袋に集まり、いざ発射!ってとこでふと顔を上げると、なんということでしょう。教師が眼前に仁王立ち。
それも女教師でな。
多分クソガキがまた落書きでもしてやがるな、と思って注意しに来ると、遠からんものは絵にも見よ!ってぐらいド派手かつリアリティにあふれたペニスが描かれてたわけですよ。
19世紀の写実派も皮を剥く、いや、帽子を脱ぐレヴェルの。
次の瞬間、絶叫とともにビンタが飛んできました。
「オヤジにもぶたれたことないのに!」と叫ぶ間もなく、マ・クベが聞いたら「いい音色だろ?」といわれそうなクリティカルヒット。
そして授業は中止、僕は半泣きの女教師とクズ作品を伴い、生徒指導室に連行。
絵を見た指導教師(男)は半笑いというか爆笑を必死にこらえた形相で「いや、スゴイね。ここまでの”モノ”にはちょっとお目にかかれないな、先生(女)もビックリなさったでしょう?お前、こんなん先生にみせたらいかんぞ」と訳の分からない説教をされました。
間違い探しの間違いのほう、的な「サウナ」混じりな文章を、まぁカいてみた。
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再開したマイサウナのほの冷やい水風呂に揺蕩ッてのお馴染みフラッシュバックは小学生時代。
カキ養殖業者が軒を連ねる港地区に住んでた頃。
そこに海なのに「底なし沼」と名づけられた場所がありまして、養殖業者がカキを加工した廃棄物がデロデロと堆積してて、ハンパない悪臭とエキセントリックな地形効果(ドラクエでいう毒沼)を醸し出していた場所がありました。
その周辺で、アホの子が集まって、かくれんぼとかしてたときのことです。
ソリアーノ(仮名)が、オニが降参したのに帰ってこないわけですよ。
「陣地の半径50mぐらいには隠れる」という暗黙のルールがあったんで、数人で大声を出せばたいてい出てくるんですが、このときは出てこなくてですね。
「はぶてて(イラついて)帰ったんじゃろ」程度の憶測でそのまま遊び続けてました。
一時間ほどして、釣りでもしょうや、ということになり、なら、そこらの漁船に釣り道具を盗みに行こうや、とワイルドな、というか根本的に善悪についての教育が間違ってるとしか思えない発想で海のほうにロロノアゾロゾロと移動。
「底なし沼」のそばを通りかかった時、えもいわれぬ違和感を感じて、総員~止まれッ!
いつもの海。いつもの悪臭。いつもの上半身。
!?
いや、さっきかくれんぼで帰ってこなかったソリアーノ君が「底なし沼」の中ほどに上半身だけになってたたずんでるじゃないですか。
っていうか、ちょっとづつ沈んでるし。
そんな危機的な状況にも、アホの子たちが彼にかけた言葉は
「はぁ、かくれんぼ終わったけえ、出てこいや」
ソリアーノいわく。
「どこ行くんなぁ、ワシも行くけぇ」
学校帰りに友達に会ったといわんばかりの普通っぷり。
自分が割とヘビーな生命の危機にあるということが分かってないのか?
ボクらも
「おー、今から釣りじゃあや。じゃけえ道具パクりに行ってくるけえ、その間にでてこいや」
犯罪行為を白昼堂々宣言。その心意気やヨシ!というしかない。
それになんというか、どう見ても自力では出て来れないということが分からんのでしょうか。
またソリアーノ君も
「ほいじゃあ、ワシの分も盗っといてくれぇや」とのたまう始末。
それにこんなにドラマチックなシーンが展開されてるというのに、回りの大人たちも見て見ぬふり。どうなってんだこの地域は?
と、この間にも、腰の上まで沈んだソリアーノ君。
太陽爆発、いや、ソリアーノ窒息まであと20分(ぐらい)
どうする僕ら!
どうするソリアーノ!!
なんとかしろ大人達!!!
字数ギレなんでトゥビィコンティニュウド・・・
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ひとつのサウナに通ってると「名前は知らないけど顔は知ってる」知りあいが出来るものです。
そんな中に、オレに恋愛相談を持ちかけてくる輩がいてですね。
名をメディーナ(仮)君としておきますが、完全に人選を間違えてる。
超人タッグトーナメントで、ウルフマンとブロッケンジュニアがタッグを組んでましたが、こいつらはお互いにどう思ってタッグ組んだんだろうか、と。
もし本気で「勝てる」と思ってたんなら、完全に人選を間違えてるな、と。そのレベル。
ま、それでも人選ミスってのは誰しも犯しがちな若さゆえの過ちですから、まだ許せるとして、オレの(武勇伝)女性経験の100%は風俗じゃけんね。
その話を、他の常連との話のネタにしてたのを「この人はどんなメにあってもメゲない鋼メンタルだ」とでも勘違いしたらしく、なにやら有用なアドバイスでももらえるとでも思ったらしく。
っつか、風俗でメゲるヤツ、いねェよ。
メディーナ(仮)の話も「フラれたんだけどやっぱりあきらめきれなくて」ってメビウスリングみたいな話ですから、それをサウナ内で暗~いトーンで聞かされるのはサ室内の(精神)衛生上よろしくない。
煩(ウザ)くさくなりましてね。
「諦らめられねーんなら、忘れたらいいんじゃね?」
という室伏ハンマー投げやりな名言スマッシュ。
「諦める忘れるってどう違うんスか!」
と、あきれ半分、キレ半分なメディーナ(仮)に
「諦めるってのはな、言編に帝(みかど)って書くんだ。なんでかっつうと、昔は帝に言われたことはどんな理不尽なことでも、OKしなきゃならなかったからなんだ。心の中では、納得してないことでも、表面上は納得してるように振舞わなきゃならない。だから精神のバランスが崩れる。
それに対して忘れるってのは心を亡くすと書く。
記憶ってのは心に刻まれるものだが、それを亡くしたとなると、その記憶も始めからなかった事になるだろ。
始めから無かったことに対して悩むこともなければ、精神のバランスがどーこーなることも無い。そーゆーことだ、分かったか」フィーチャリング金八。
100%思いつきで話したんですけど、どーも説得力があったらしく。
「はぁ、言われてみればそういう考え方もありますよね・・・わかりました、忘れるように努力してみます。ありがとうございました!」
と何か吹っ切れたようにサ室を出るメディーナ。
水風呂には3分入ってた。頭を冷やしてたんでしょう。
サンチェリーサウナ。
10月いっぱいお休みです。
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SNSでも趣味の集まりでも、男子は「あわよくば」女子とのアヴァンチュールを期待するものです。
ココも例外ではなく、女性サウナーのサ活に対するレスポンスの多さがソレを如実に顕しているのでは、と。
オレも例内で、どうにかマチルダ中尉か葛城一尉テイストな女子サウナーとLINEする仲になりたい、と。
「可能性が低い」ことは重々承知。
だがしかし「可能性が低いということはつまり・・・ゼロじゃない」
と渡久地も言ってたんで、諦めません。
諦めなければ試合終了じゃないのです。
さて、オレが中3のとき、男塾か鈴蘭高校レベルに男満載だった、パソコン部にも、中1女子部員が入部してきたんですよ。
それも3名。
バカ・変態・オタク・マザコン・チビ・デブなどの女性が敬遠するアビリティのみを持ったつわものどもが集うトワイライトゾーンに新入部員、ましてや女子部員が来るなど古今例のない事態。
コりゃ何事かあるやも、とウカれ気分でロックンロールなオレら。しかし「謎はすべて解け」る日が。
ある日、彼女らが、えらい熱心になんか書いてましてね。
まあ、パソコン部に足を踏み入れるような連中ですから、漫画やTRPGぐらいは常識。魔方陣で悪魔を呼び出したり、錬金術ぐらいはするだろうな、と思ってたんですが 、とりあえず気さくな先輩を詐称するオレとしては
「なにしてんの?」
とボトルコーヒー、フレンディなカンジに声をかけたわけですよ。
で、視線を彼女らの指先に向けると、そこには「聖闘士星矢」の星矢と瞬がベロベロのセックスシーン展開してるファンキーな絵がオロローンと書かれてましてね。
もう、セックスだけに絶句ッス!ぐらいしか言うことがない。
「なニ勝手に見るンですか!セクハラですよ!!」
と親を殺すことすらも厭わない勢いで怒られる僕。
ホモ画像を見せられたオレのほうがセクハラなんじゃね?的シチュエーションなのですが、勢いに圧倒され。
「ゴ、ゴメン・・・」
としどろもどろに謝って、その場から逃げることしか出来ませんでした。
そう、彼女達は心置きなくボーイズラブ作品を創作できる場として、誰も近寄らないパソコン部の部室をチョイスしただけ、ってことなのです。
自分の趣味の分野(特にあまり女子がいないカテゴリ)に女子が進出してきたからといって、それは「その分野」に興味があるのであって、ソコに居る男子に興味があるわけではないのです。
むしろオタク女子はオタク男子を嫌悪することを肝に銘じて、オレは今日もサウナに通います。
男
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仕事でミスって、救いようのないバカと言われましてね。
すくいようがない。とか言われると縁日の金魚すくいの水槽の中にいる超・巨大デメ金がリフレイン。
ありゃ、モナカでもすくえないっつうチートキャラでして、そりゃもう金魚っつうより、単なる奇形フナ。
でもさ、できないとなるとやってみたい。
いや、できないとしても、それが確かに出来ないことであるのを確認したい。
それが島ん人ぬ宝。
(回想)小6の頃、クラスにカアイフエ(仮名)ちゃんっていう美少女がいて、彼女が親が仁義ない系。だともっぱら評判だったバティスタ(仮名)君のお気に。
すでに変態4冠(当時)な僕に振り向いてくれる、それどころか話をしてのくれる、あまつさえ半径1m以内に近寄ってくれる女子など皆無。
な状況ながら、アイアムのっぴきならぬ精通男子。
女子とオツキアイ交渉したい。
やれば出来るは魔法の合言葉!とB'z的、衝~動!にかられまして、
どうせやるなら、トップをねらえ。とばかりに、カアイフエちゃんにモーションをかけてたらバティスタ様の逆鱗にふれたらしく、ある日グーパンチを頂戴したあげく、階段から突き落とされるという、火サスばりのデンジャラスなメに遭遇。
今思うと、どう見積もってもカアイフエちゃんが僕に振り向く勝算などないのに、そこはやっぱり、敢えて困難に挑戦したい。不可能を可能にしたい。
それがいきもののサガか。
話しを戻しますが、超・巨大出目金を前にした時の僕も、そんなチャレンジスピリッツが沸きあがってきましてね。1000円ぐらい金魚すくいにツギこんだワケですよ。
そしたら、テキ屋のおっちゃんが気の毒に思ったのか「そんなに欲しいんだったらやるよ」って。
やった。
努力、ソレ自体は無為だった。しかし、救いの手を差し伸べてくれる人もいるんだ。こんなにうれしいことはない。ララァならわかってくれるよね?
しかしまあ手に入れてみると、この金魚、ブサイクなことブサイクなこと。
同時期のクラスに「ビンボー」ってあだ名の女子全員から嫌われてたブサメンがいたんだけど、そのレベルのキング・オブ・ブサイク。
もっとも王座は直後にオレが奪取しましたがね(5冠)
ってか、こんな金魚いらねえよ、と。
こんなゲテモノになけなしの1000円をつぎ込んだという忌まわしい記憶とアクシズとともにそのへんの川に流してやりましたよ。
そうか、これが「水に流す」ってことなんだな、と慣用句の意味をひとつ覚えた11歳の秋でした。
サウナ?あ、忘れてた。
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高3の夏休みです。
松とら屋です(嘘)
常識なら、進路でてんやわんやの時期ですが、底辺工業高校にそんな危機感などなく
たまにならいいけどエブリディ、話したいことなど別にネェ仲間とゲーム、マンガ、自慰、ゲーム。もうあそこにゃ帰れない。
そんなある日「夏は海!!」とグリーンウェル(仮名)が神のお告げでも聞いたかのやうに言ッたのきっかけに、8/30の宮島へ一泊二日のキャンプに出掛けました。
あ、メンバー全員童貞オタク男子でした。
誰もいない海水浴所で一日「Gガンダムはアリかナシか?」と議論してましたよ。
オレはアリだと思う。
ところで宮島といえば、戦国3大奇襲のひとつ”厳島合戦”が行われた場所。
ということで、オタクなうえに戦国マニアの僕とミッチェル(仮名)は「陶殿!お覚悟!!」と叫びながら友人のテントに爆竹を投げ込む「リメンバー厳島合戦」という、バカナコトをするために午前二時ごろ、テントを抜け出しました。
仲間のテント目指して、暗闇の中を無灯火で100メートルほど歩いたときです。
ふいにうめき声のような、泣き声のような、そんな音が聞こえてきました。
最初は鹿か、タヌキか、動物の鳴き声だと思った。
いや、思おうとしました。
しかしソレは動物のものとは明らかに違う韻を含んで断続的に聞こえてきます
二人とも心霊的恐怖を感じていました。
逃げよう。
逃げたい。
しかし身体はその意志に反し、音源のほうに誘われます。
二人だったということ。
仲間がいる場所からそんなに離れていないということ。
そして隣のヤツに臆病者と思われたくない。という妙な対抗心、ついでに好奇心。
そういったものが恐怖より勝っていたのでしょう。
じり、じりと音源に近づき、5mか、そのくらいの位置に来たときです、不意にミッチェルが
「陶殿、お覚悟!」
と絶叫して懐中電灯で前方を照らし出しました。
うん、普通に人間の男女が交尾してた。
5秒、10秒・・・童貞男子と、淫らな穴に不謹慎な棒を突っ込ンでる男女が見つめあう。
ヤバイ、刻の涙が見えそうだ。
女子の「キャー!」で我にかえった、僕&ミッチェルは
「退けぃ、全軍退却じゃ!」とか最後まで戦国テイストを貫く侍のような潔さ。
いらない潔さだけどね。
キャンプサイトにはコテージも併設されてまして、そこに泊っていた方がいらしたようです。
彼らも、その一組で、なんか盛り上がって人気のないキャンプサイトのほうに来たんでしょうね。ご愁傷様。
宮島の海水浴場、欲情はあるけどサウナはありません。
男
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「沖でネッシーを見た」
そう言った昭和62年初夏のR先輩(田中一郎ではない)を「ホラ吹き」と断罪することはできない。
だって、「川口浩探検隊」が放送された翌日はほぼ間違いなく、ご近所になんらかの未確認生物が発生してたのだから。
決め手は説得力だ。
「ネッシーというの白亜紀に生息してたプレシオサウルスの生き残りで・・・云々」と。
「小学館の学習百科」あたりを根拠に出された日には、アホの子たちは全員頷頭。
間違いない。ネッシーはいる。オレたちの瀬戸内海に。と、ネ。
「塾に行ったら女にモテる」と聞いて親を拝み倒して通わせてもらったら、勉強させられたんで辞めた、というR先輩は、いつもの防波堤から沖を指差し
「あそこで見たんだ。あれは絶対ネッシーだった!」
いつ見たんだよ、手前ェ昨日の夕方まで一緒に遊んでたじゃねェか。なんてことはすっかり忘れてます、僕たち。
バカは楽しい生き物だ。
さて、昭和の(広島の)田舎では、小船がよく放置されていて、大抵のガキコミュニティなら、公園の手漕ぎボートレベルで少々の沖には漕ぎ出して行けるブツを確保していたのです。
その定員2名。選ばれしクルーは小六のR先輩と小五の僕。年功序列ってヤツだ。
岸から20mほど進んだあたりで突然、もうフィールドオブビューかってぐらい突然に「シーラカンスだ!」と叫び、R先輩屹立。
どう見てもタダのボラなんですが、ソレを素手で捕まえようとした次の瞬間。
リッ・・・!!
R先輩の足もとに大穴があきました。
右足がズッポリ入ってた。
船、古いんでイロイロ腐ってたんでしょうね。
「おっ!?」とその足を引き抜こうとするものの
バリッ・・・!!
左足部分も踏み抜き、下半身が船にメリ込んだ状態に。
「タッ、助けてくれ~」
小学生とはいえ160cmはあった巨漢のR先輩は絶叫しつつ、小船の僕側に這い上がろうとしてきます。
「ちょッ!待てよ!!」
なんて、キムタク風に言う間も無く転覆しました。
その残骸にジャックとローズみたくしがみつくボクら。
岸ではオーディエンスたちが大爆笑。
どうにか岸に泳ぎ着いた後
「いやー、まさかあんな近くで(ネッシーが)出てくるとは思わなかったよ。オレが必死で追い払ったからなんとか助かったけど」
などとボラに関するホラを噴いたR先輩。
今のホームサウナの水風呂の温度が、この時の海水温度と同じだったな、と。
男
[ 広島県 ]
一反もめんを乾燥機で乾かしたら「サウナばい~」と喜んだという、心理学者に分析してもらったら「40秒で死にな」(CV:初井言榮)と言われそうな夢からふと覚めてみると、隣の席のボーリック(仮名)が超大型のハナクソをほじり出し、懇切丁寧に丸め、口腔にインサートしようかという、まさにその瞬間を目撃したところから今日の話は始まります。
(おしらせ)汚話で大変申し訳ないので”その瞬間”をせめて官能小説テイストにお届けします。
指先の標的に向かって、適度なぬめりをふくんだ舌先がチロチロと艶かしく蠢く。
視線はその一点を凝視し、恍惚の表情には快楽を前にした獣の本能のみがありありと浮かび上がる。
刹那。
「それ」は”ソレ”、を間断許す間なく、口腔内に吸引した。
「ああ・・・」
微に、だがはっきりと咽喉の奥から声が漏れる。
既に人間ではなく、快楽に酔う獣の咆哮だった。
いたでしょう。
クラスか学年に一人ぐらいは、なぜかハナクソ(日本語にはコレ以外に名称がないらしい)を食すグルメ戦隊バカ野郎が。
そんな歴史的瞬間を目撃(したと思った)したオレは
「ア~ッ!ボーリック!!ハナクソ、パックンチョ!!!」と、はやし立てましたね。
そんな歴史的瞬間を目撃(されたと思った)ボーリック君。
恥ずかしさと怒りで、顔を真っ赤、をスルーして、ガミラス星人ばりに青くして
僕につかみ掛かってきます。
「おっと危ねぇ」とばかりにボーリックのハンキングを逃れる僕。
「ラァンドワン・ファイッ!」かと誰もが期待した刹那、ボーリックくん、机の角にチンポロスを激打。
位置的にタマよりロッドの位置でしたが、こんなに痛い場所はない。ララァなら判ってくれ・・・ネェよな。
ともあれ、エルメスみたく真っ青だった顔色をシャアザクのごとく真っ赤にしてKO。
「ん~、青で進んで、赤で止まるなんて信号機みたいだな」と人体の神秘に感激したのですが、教室はもう授業どころじゃなくて、ボーリックは保健室へ、僕とオーディエンス達は「なぜボーリックはチンポロスを激打せざるをえなかったのか?」について教師を司会に下校までナマ討論。
結論、見てはいけないものを見てしまったオレが有罪。
判決、便所掃除一週間。
しかしこのあと数週間「ハナクソ、パックンチョ!」は6年3組のムーブメントとして大ブレイクしたので、勝負に負けて試合に勝った、というトコロでしょうか。
朝イチから「おはよ~」「ハナクソ、パックンチョ!」でしたから。
「さわやか3組」に申し訳ねェな。
男
[ 広島県 ]
食堂と休憩室を閉鎖すれば「スーパー」じゃない。ただの「銭湯」なので営業OK・・・とでもいうのだろうか(ナレーション:中村義洋)
そんな居直り姿勢が唾棄するぐらい愛おしい「ゆらゆら」
そこにそそくさと集う、社会的価値がドラクエモンスターでいえば「スライムベス」程度のおっさん達が密接に密集した密閉のサ室で今日もサ活。
ま、オレもだけどな。
っつか、スライムベスの”ベス”って何なんですかね。
例えば隣のおっさんと僕だとベスが二匹。
ベス2・・・ベス二・・・ベ二ス!?
どこからともなくシャイロックが出てきそうですが、なんにせよベニスって語感がペニスに似てますよね。
とまれ。この理論で行くと「スライムベスが2匹あらわれた!コマンド?」を日本語訳すると「ペニス!どうする?」になってしまうということで、けたたましく教育上よくない。
どうする?って
→たてる
なえる
むく
どうぐ
ってか。
なんだよ”どうぐ”ってのは。ビガーパンツでも出てくんのか。
ココで、グロローッと思い出したのは、中2の道徳時間に見た性教育の映画。
「はじめてだから・・・イヤ、こわい」
と棒読みのセリフが妙にエロい、研ナオコをロン毛にしたような女優に対して、DNAにややトム・クルーズを含んだ志村けんみたいな男優が
「大丈夫、ソトで出すから」
棒読みが妙にセクハラチックなラヴシーン付きの逸品。
云っとくが「ドリフ大爆笑」の夫婦コントじゃないぞ。言っとくが。
この作品に「文部省推薦」お墨付きを出した文部省(当時)にオレは拍手を送りたい。
この後の受胎(デキ)ちゃった、堕胎(オロ)しちゃった、なんで生まなかったの!わたしは人殺しよ!!ブロークンハート!!!
ってな、「14才の母」的な展開。志田未来は産んだんだったかな。もう忘れた。
で、まあ視聴後にゃ感想文を書かされるワケですが、感想文の注釈に「この作品を見て思ったこと素直に書いてみよう」とあったのを真に受けた。英和辞典の「SEX」の項にすら、ややもするとリビドーを感じた平成初期の典型的中2病男子のオレ。
「この作品はもう一回見たい。できればビデオを貸してほしい。何に使うかは武士の情け、聞かないでくだされい。」
って書いたら「命の問題をなんだと思ってるんだ!」と放課後大説教会。
そんなこといわれても、命の問題がワかるほど頭ようないて、オレ。
サウナ好きになった以外、中二からなんの進歩もしてねぇな、オレ。
やっぱり、ドラクエモンスターでいえば、スライムベス程度だな、オレ。
男
[ 広島県 ]
ゆらゆら。ワン入浴で一ポイントのサービスがあるンですが、このシステム、なにゆえのデジャビュがあるなァと常々オモってたンでスが、アレだ。ベルマーク。
アホみたくベルのマークを集めて学校に持ってくという。
ただ、クラスで一番たくさん集めると、もれなくみんなの前でホメてもらえるという特典がありまして、それは勉強も運動もビジュアルもダメなクズでも先生のおホメにあずかれる、というその瞬間だけ、秀才くんや足の速いヤツを飛び越えてスターダムにのし上がれる田園調布に家が建つ!的パワーがありました。
ボクはベルマーク収集袋にチョコボールのくちばし(エンゼルなし)やブルーチップ、グリーンマークから悪魔シールまで入れて水増ししてましたので最初から戦力外でしたが、ベルマークチャートで毎回クラス一位になるオグリビー(仮名)という男がおりまして、彼はクラスだけでなく学年でもトップランカー。
それというのも実家が電気店を経営しており、それらの製品についてくる高ポイントベルマークを大量に獲得できていたからです。
しかし不況のあおりで、家業がおもわしくなくなるにつれ、以前のようにベルマーク集めが円滑にいかなくなってきました。
彼はオレとタイかそれ以上に知力・体力・ビジュアルが平均を大幅に下回っており、誤解をおそれずいうならば「トップベルマーカー」という称号のみが彼のアイデンティティ。
今やその誇りさえも風前のともしび。
栄光の日は遠い落日となり、その他大勢の中に埋もれてしまうのか。
いや、それだけは絶対阻止せねばならない。
オレはプロ。どうあっても一流レベルを維持する必要がある。
どんな手を使っても。
たぶん彼はそう思ったんでしょう。
そんなあるベルマーク収集日。
オグリビー君は、4桁ぐらいのベルマークを持って意気揚々と登校してきました。
教卓の前で「頑張って集めたオグリビー君をみんなで拍手しましょう」とか、ヤバイ新興宗教の集会みたいなノリで拍手をうながす教師。
ノーといえない日本人なので従う僕ら。
すんげー嬉しそうなチャンプ返り咲きのオグリビー君。
もちろんウラがありまして、彼はコピー機を使ってベルマークの偽造に手を染めていたのです。
速攻バレまして「前代未聞の不祥事」として学校ぐるみでベルマーク運動から追放されかけたそ~です(数回、収集日が無かったことがあった)。
ゆらゆらポイントは普通にタマってるんで、タダ券希望の方はオレのラインまで。ま、ラインどころかケータイ持ってないけどな。
男
[ 広島県 ]
卒業シーズンっすね。
なので、童貞卒業の話でもしようかと思ったんですが、サウナに関係ないので止めときます。それにつけても、なんで童貞には卒業があって入学がないんでしょうか。
高村光太郎に聞いてみたい。
代わりに僕の中学卒業の話をしますが、当時の状態を高村テイストな詩にすると
成績論外。
学力問題外。
素行キチガイ。
見事なナイスガイ。
韻を踏んでるだけで、詩じゃねぇな、コレ。
スマン、光太郎。
オレ、詩なんか書いたことなかったわ。
下腹部ならよくカくんだけどな。カーッカッカッカ!(CV:郷里大輔)
これほどまでの天才でも、高校行こうとなると、受験はしないといけないワケで、仕方なく毎日夜遅くまでゲームボーイで「聖剣伝説」ですよ。
LV99を越えても敵を倒し続けると「獲得経験値/次レベルに必要な経験値」が「11/10」ぐらいにオーバーフローして、無限レベルアップすることを発見しました。
勉強って楽しい。
そレが、夜食を持ってきた母に見つかりましてね。
深夜2時に両親から大説教ですわ。
隣家の電気が点くぐらいの大説教ですわ。
当時は触れるものみな傷つける、思春期。でしたので「受験が悪い」と頭が悪いとしか思えない逆恨みをして、進路相談をスっぽかす暴挙にでる始末。
すると、担任プラス教頭が家にやって来て進路相談を大開催するという前代未聞の事態に。
これも家庭訪問っていうのかな。
「お前、高校に行く気はあるのか?」という担任の問いに「行く気はあるんですけど、高校のほうで入れてくれないと思うんですよ」とウィンクの振り付けよりやる気なく答える僕。
その時の僕は、自分の進路より姉小路家でプレイしてた「信長の野望」の進路のほうが気がかりだった。
「姉小路ってきみまろ?」と云われそうなカスが、ゲーム開始直後に織田信長か上杉謙信、どっちかのビッグネームにケンカ売りに行く決断を迫られますからね。
これ以上タイトな進路選択はないんじゃなかろうか。
で結局、オレは上記ゲームのおかげで受験を突破できました。
「聖剣伝説」で必ずレベルアップするってバグの話しをしましたが、その応用で「入学希望者/定員」が「1/10」(定員割れ状態)なら必ず受かる理屈ですね。
条件に適合するのが「犯罪者予備校」と評判の底辺工業高校しかありませんでしたが、前門の虎、後門の狼。の姉小路家状態で、選り好みはできねー。
「犯罪者予備校」へ進路を決め、卒業式で卒業生答辞の「道程」を聞きながら、3年で滅びた姉小路家に涙しました。
男
[ 広島県 ]
R先輩という人がいましてね。
もちろん、田中一郎ではありませんでしたが。
それにつけても、ボクの少年期の遊びは海に関係することが大だったのですが、その80%がR先輩から教わったものでした。
たとえば、海に石を投げ込んでは
「衝撃で魚を気絶させる漁がある。浮いてきたら捕まえろ!」と大騒ぎ。
うん、浮いてきゃしねぇ。
潮干狩りをしては「アサリの中に真珠があるのがあるけぇ、よぉ探せ!」
うん、アサリはアコヤ貝じゃない。
ボラを追い回しては「シーラカンスだ!」
うん、アレはボラだ。シーラカンスじゃない。
つか、瀬戸内海にシーラカンスはいない。
よね?
そんなあるとき、なんの加減かメトロイドみたいなクラゲが海に大発生した事がありました。
これを見たR先輩、目をキラキラ輝かせながら
「おい、クラゲ集めて防波堤に並べようぜ。世界一長く並べれば人工衛星からも見えてギネスに載れるかもしれんから!」ときたもんだ。
・防波堤と万里の長城をごっちゃにしない
・クラゲを並べる世界記録など聞いた事がない
・なんの意味があるのか皆目わからない
・クラゲもいい迷惑だ、オレがクラゲだったら刺す
・アホか
しかしオレらは、目をキラキラと輝かせながら
「ヨッシャ!やろうや!」
「クラゲ掬うアミはそこらの船からパクりゃええよ」
「取る奴と並べる奴、分けたほうがえかろうの?」
「記録なら、時間も計ったほうがええんじゃないかのぅ?」
「テレビも見に来るんかね?」
・そんなにすることないなら勉強しろ
・無い物は盗むという発想、やめろ
・なぜそんなアグレッシブなんだ
・親の顔が見てみたい
・アホだ
1987年8月28日(日記が残ってた)
クラゲを取っては並べ、並べては取り・・・のルーティンワークを黙々とこなす子供たち。
お前ら、手をつけてない夏休みの宿題を黙々とやれよ。
と、いう野暮は置いといて、単純作業を積み重ねがひとつの大きな結果を生む達成感、とでもいいましょうか。
スマン。ちょっと楽しかった。
5時間以上そんなことを続け、行列の出来た日干しクラゲ。
うん、すっげぇ生臭えんでやんの。
ひとり吐いた。
でも次の日から新発売のゲーム(たぶん聖闘士星矢)に夢中でクラゲのことなど忘れようとしても思い出せなかった我々。
気がつくと、クラゲ達はみーんな蒸発しちゃってましたとさ。
これが記録より記憶に残るってことなのか、ヒデキ感激して、大人の階段をまたひとつ踏み外した僕でした。
ナゼか生乾きのシャツの匂いが充満するサ室で思い出した、あの夏の日。
男
[ 広島県 ]
愛の告白が法律上認められていて、目が覚めたら交尾、歯を磨いたら性交、行ってきますのS・E・X。バレンタインはそんな日です。
ですので、ハタチ以下がバレンタインを行うことは校則により禁止されており、違反すると破壊活動防止法違反で逮捕されます。松井刑事に。
でんじゃらすじーさんに比肩するデンジャラスさから、昨今は環境保護団体がバレンタイン妨害を行う国もあるそうですが、37年ほど前、ボクの体験したバレンタインはもっと長閑で牧歌的なモノでした。
それは忘れもしねー保育園の青組(年長)。
それが最初で最後だったんで忘れてないンですけどね。
「何故だ!」
「ぼうやだからさ」
おう、合ってるぞ?シャア。
でね、保育園って帰りは親がお迎えにくるじゃないですか。
ですから双方の親が「まぁかわいいわね」みたく見てる前でほのぼのとチョコをもらったわけですよ。名前はアルテイシアちゃん(仮名)とでもしておきましょう。
子供心になにかすごい辱めを受けてる気がして、ちょっと興奮した。
そのもらったチョコっつうのが、ガンダムのプチプラモがついたスナックチョコでしてね。
ほら、ボクってスペースノイドじゃないですか。だからプレゼントはすぐ開けないと気がすまないんですよ。
「敵を倒すには早いほどいいってね」とか。
親同士が「すいませんね」「いえいえ」みたいな会話をしてる横で、バリバリとフィルムを破ってオマケの箱を大開封。
で、出てきたプラモがザク。
次の瞬間「えぇ~ザクじゃん、こんなんいらないよ」と、ポイ捨て。
なんだこのガキは。
こんな自己中心的かつ人の好意を踏みにじるようなヤツの将来はロクなもんじゃねぇぞ。・・・正解。
このあと、チョコくれたアルテイシアちゃンは泣き出してしまい、それをウチの親と彼女の親双方が慰め、オレはそれを見ながら、チョコを食いつつ「今日の晩御飯は何かな」と考えてました。
晩御飯は抜きでした。
っていうか、貰ったチョコの数倍はするであろうお菓子の詰め合わせみたいなモノをもって、彼女の家に親同伴で謝りに行きましたよ。
今思えば、ザクだけに通常の3倍ぐらいの値段だったのかもしれません。ぜんぜん面白くない。
なによりバレンタインデー当日というタイミングでお返しを持って言ったのは古今オレぐらいしか例がないんじゃなかろうか。
ちなみに今回のアルテイシアちゃんと、前回出てきたシンディ・ローパーちゃんは同一人物です。
サウナ。
男
[ 広島県 ]
雨の日の外気浴ってワリと好きで、露天で雨にうたれていると、銀魂のED曲「サムライハート」が脳内リフレインするンですが、同時に幼き日の恋のおもひでも・・・
あの冬の日も、昼前から降り始めた雨は下校時間になっても止まず、傘を忘れた僕は、傘立てにあったテキトーな傘をレンタル(無断借用)して帰路につきました。
ふと後ろを見ると女の子が一人、傘もささずに歩いテルじゃありゃせんか。
よく見ると幼なじみのシンディ・ローパー(仮名:以下ローパー)ちゃん。
こうなりゃ、自分の持ってる傘を無言で差し出すぐらいしますよ。
「となりのトトロ」で、カンタがサツキに傘を貸すシーンがあるじゃないですか。まさにアレ。
ローパーちゃんとは幼馴染で、なおかつ近所でありながらも、昭和思春期特有の男女間の断絶(女と遊ぶなんてダサい)、ゆえに、接点がなくなってたわけですが、フラグ(主人公の無愛想ながらもまっすぐなやさしさに触れた)が立てば、HELLO!と恋が走り出さざるをえない。君が止まらない。
と、ウカれ気分でロックンロールですよ。
ララァならわかってくれるよね?
翌日。
ローパーちゃんと、その親友のサクエ(仮名)が僕のところにやってきました。
僕に想いを伝えたい、けどその勇気がない。
そうだ、親友ならきっと助けてくれる。勇気の後押しをしてくれる!
とか、思ってるに違えねぇ。
よしきた、君の笑顔、捕まえてやろうじゃねえか!きぃっとぅ~♪
と身構えていると
「ちょっと!」と語気荒くサクエ。
「アンタ、ローパーの傘、盗んだでしょ!」
などと云いやがるものですから
「フはッ!?」
と、すットンキョーな返事。
「返せばいいと思ってんの?しかも壊して・・・弁償しんさいよ!」
猛り狂うサクエとうつむいたままのローパーちゃん。
そういえば、昨日レンタった傘はピンク色で小さめ。確かに女の子っぽくはありましたし、ローパーちゃんに渡す前にゴルフや剣道のマネ遊びをしたんで、骨が数本折れました。
なぜかナメクジもついてたし。
そう、僕がパクった傘はローパーちゃんのものだったんです。
パクった傘を本人に、しかも壊したうえにナメクジつきで渡すなんて嫌がらせか、でなければ100%勇気としかいいようがない。
帰りの会で、クラスみんなの前でローパーちゃんに土下座して謝ったうえに、おんなじ傘を買って親と一緒に謝りに行きやした。
彼女の家にいく道すがら
マジで地球が滅亡しないかな。
地球よりオレが消えてしまいたいな。
この恋終わったな。
と思いました。
男
[ 広島県 ]
ちんこがでてたんですよ。
初対面の女性の前で。
もちろんサウナの中で清掃のオバちゃんの前で。
なんて、安いオチをつける気は毛頭ありません。
掛け値なしに初対面。
場所はウチの玄関です。
「へぇ、で、ワイドショーとか来た?」
「で、レイプって何年ぐらいくらうの?」
「相手は小学生?中学生?」
と、この話をした友人の反応はさまざまだったのですが、なぜそんなにもオレと性犯罪を結び付けたがる?
コトの始まりはある日、友人から
「明日の昼ごろ遊びに行くでしゅぶぁい」
とのメール。
なんで茶魔語なのか、理解に苦しみますが
「へけけ、わかりましゅた。おやすミルク」
なんで茶魔語なのか理解に苦しみながら返信。
何県で育ったんだ、こいつら。
チャイムが鳴ったのは奇しくも翌日の昼ドキ。
おっと、ヤツぁ、もう来やがったのか。
しかしメジャーリーガーのようにイタズラ好きな僕ちゃんは、友人の「マジか!?」というリアクションを期待してのフルヌードでオープンザドア。
予想に反してソコには「ものみの塔」とか大書されたパンフレットを持った妙齢の女性が。
剣の達人同士の立会いのように間合いを保ったまま微動だにできない二人。
こうなると「先に動いたほうが負け」という、意味不明な意地がわいてきて、もうね、負けるもんか。と。
マゴマゴしているうちに、敵が先手。
目の前に「ものみの塔」と大書されたパンフレットが受け取らざるをえないオーラをまとって差し出されておりました。
このときばかりは、僕は自分のやっぱりちょっぴりな意地っ張りぶりを恥じましたね。
目の前にいるのは敵なんかじゃない、いや敵だとしても強敵と書いて強敵(とも)なんだ。そして強敵(とも)はこう言っている。
「ヘイ、マイク。いつまでおかしな意地をはってるんだい?そんなんじゃ人生楽しめないぜ!!」
「すまねぇ、ジェニファー。オレが間違っていた」
「わかってくれればいいのよ。っていうか、ちょっと!ジェニファーって誰よ!?」
「いや、マジで目が覚めたゼ。サンキューな。っつうか、お前こそマイクって誰だよ!?」
「なによ!」
「なんだよ!!」
字数が無くなるので妄想はこのくらいにして、とにかく受け取ったもんはしょうがない。
僕はおずおずと「ものみの塔」で股間の「バベルの塔」を隠さざるをえない。
あ、なんだかベストフィット。
「・・・ではまた来ますので、是非読んでみてくださいね・・・」
「・・・えぇまあ」
二度と来ねぇな。
友人が来たのはそれから約2時間後。
一緒に近所のサウナ行きました。