加藤辰享

2023.03.24

1回目の訪問

★浴室
大きな2枚の横開き扉を開けて入室。
浴室の左右に5つずつのカランが並び真ん中に水風呂を構えた作り。浴室奥には大きな温湯を設置して誰もがくつろげる。旅先であるが故、いつもはマイシャンプーの使用もホテル備え付けのソープを使用する。旅先ならでは感。味わい深い。

★サウナ
浴室の左奥、それは存在する。
木目がしっかりと入った引き戸を思いっきり引っ張りサ室へ。明るい照明に2段のオリンピアサウナ。サ室奥に遠赤外線ストーブがお出ましだ。
テレビは無く、温度湿度計と12分計が縦に並んでいる。ホテルのサウナだからだろうか、私以外に誰1人としてサウナを使用する人がいない。「これはチャンスだ。」心の中で独り言を呟き最上段に横になる。あぐら、体育座りとはまた違った体感温度、気持ちがいい。頭と足先の温度が統一されて全身が均一に温められると嫌な熱さを感じにくいんですよね。東京のルーフトップさんが教えてくれました。85度前後の落ち着いた温度であったため、12分しっかりと汗を流しました。

★水風呂
浴室のど真ん中、テトリスの四角から少し出っ張った形をしたブロックに似ている型の水風呂が存在感を放っている。サ室からは3歩。汗をしっかりと流し、勢い良くザブーン。「ひゃーー!これよこれ。」熱気を一気に吹き飛ばし、末梢から中枢へ段階を踏んで冷やしてくれる。交感神経から交感神経へのバトンパス、最高じゃないですか。頚部を通る空気に冷たさを感じたらもう出来上がり。対流はなくても旅心地が気持ちよさを加速させてくれました。

★整い場
ここは露天は存在しないため、内気浴。
特に整い椅子やベンチは完備していないためバスチェアと桶を足置きに使用させていただく。
壁際掛け湯を済ませ、バスチェアと壁に全身を預けるとそこはまさに南国のオアシスではないか。目を閉じ、自身の鼓動を感じながら「ふふぁーー」と息を吐く。そしてまた大きな吸気。手足、足先の毛細血管へ酸素が運ばれて身体がドクンドクンと喜んでいるのを感じる。これ以上の幸せってあるんですか。整い場が無くとも、作ればいいんです。自分の工夫次第でととのえる。そう教えてくれた最高の整い場がでした。

本日も最高のととのいをありかとう。
ありがとうサウナ。

加藤辰享さんのTHE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN & FOREST(旧 シーサイドホテル屋久島)のサ活写真

  • サウナ温度 86℃
  • 水風呂温度 17℃
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