林檎の湯屋 おぶ~
温浴施設 - 長野県 松本市
温浴施設 - 長野県 松本市
「しんどい時はサウナ行きなよ!頭空っぽにできるよ!!」
私が先輩に教えたはずのサウナ良さを先輩から改めて教わるとは。
私は、精神的にいっぱいいっぱいになると殻にこもる。
反応が鈍くなり、アクションができなくなる。
「何かを発信する」能力が極端に下がる。
3回もサウナに行っているのにイキタイを書かない。
SNSでも発信せず、ROMってばかり。
未読スルーもガンガン増える。
普段はコミュニケーションをブキにしている私。刃こぼれし始めるとすぐに鞘に納めて研ぐこともしない。
そんな時、会社の先輩に
「しんどい時はサウナ行きなよ!頭空っぽにできるよ!!」
と言われて、おぶ~まで何とかたどり着いた。
ほんとは「外に出る」行為も少し辛かったが、ここで切り替えるしかないと意を決した。
昔、サウナにはまりたての頃、
「サウナの何がいいの?」
と、尋ねられた時、
「嫌なこととか、ぱあっと忘れられて!最強になるんすよ!」
と、答えた時の先輩の異質なものを見るような目が懐かしい。
今では先輩もしっかりサウナーである。
ありがとうサウナに入り、ロウリュウを3杯かける。
サウナの怪物に体を引っかかれ、噛みつかれるような衝撃。
頭の中は出たい、気持ちいい、出たくない、辛いのカオス状態。
耐えきれず、飛び出し水風呂にドボン。
まろやかなアルプスの水が体を優しく包み、少しずつ苦しみの鎖からほどいていく。
畳に転がり少し整う。
ふと左のサウナーに目線を移すと目をつぶりながらみぞおちから肩甲骨に向け、胸を何度も、何度も撫でている。
右に目を移すと、目をつぶりながらひょっとこ口の上にビー玉ぐらいのシャボン玉のようなあぶくを器用に作っているサウナーがいる。
いろいろな整いのルーティンがあるのだろう。
かくいう私は、畳に転がり少し整っていた間の記憶がない。
本当に空っぽになってしまった。
そんなことない、いや、でも記憶がない。
もういいか、どうでも。整えたし。
私も知らない間に整いルーティンをしていて、オーディエンスを沸かしていたらどうしよう。
上記の文章は整いながら頭に流れたものをきれいにまとめた文章である。
筆者の整いルーティンは自己陶酔した文章を整いながら作ることであった。
男
以前の私はシンドイ時は泣きながら餃子を大量に包みジュージューしてました。今は自らが餃子となってサウナで蒸されてますw もっと美味しい自分になれたらいいな。
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら