【閉店】ウェルビー名駅
カプセルホテル - 愛知県 名古屋市
カプセルホテル - 愛知県 名古屋市
【さよならウェルビー】
名駅からの帰り道。
夜も遅いしそのまま帰ろうかと思ったけど、ウェルビーが俺を呼んでいる。
溜まっている仕事、こじれた人間関係、全て衣服と共に脱ぎ去り、感覚の世界にダイブしたくなったのだ。
洗体後、まずはウォームアップがてらミストサウナへインする。
ハーブの練り込まれた塩が置いてあるが、入ってすぐ塗りたくるのは素人。5分くらいたって汗腺が開いてから塗るのが効果的なのだ。(と本に書いてあった)
そして生ぬるいミストサウナも
・長時間入る
・ストレッチをする
・他のサウナにはしごする
などの工夫で十分ととのえる。
2セット目は森のサウナ。
下段の一番奥が私のポールボジション。
最初にこのサウナへ入ったときは衝撃的だったな。暗くて静かで木の香りがして集中できる。こんなサウナがあるんだと。
あれから一年、何かある度にここにきた。
タオルの位置、椅子の配置…もう目をつぶっても何がどこにあるか把握できる。
水風呂は14度と冷たくてベストな温度。
この温度が物足りなく感じていた頃は依存症だったのかもしれない。
ここで初めてととのい、成長し、そして定点であり続けた。
3セット目、高温サウナに入ろうとするも、2人組が先に入っていったのを見たのでまたしても森のサウナへ避難。
すると…誰もいないではないか。
さきほどポールポジションは下段奥と言ったが、せっかくなのでストーンに一番近い席に座ってみる。
そして、10分間誰もこず貸し切りだった。
時に瞑想し、時にロウリュし、贅沢な10分間を過ごす。
これからもここにはまだ来ることになるとは思うが、なんとなくーーー
これが別れの儀式のように感じた。
目を閉じればいつでも鮮明に思い出せる。
脱衣所のヒーリングミュージックを。
森のサウナの香りを。
滝が打つ音を。
脱衣所の扇風機の風を。
さよならウェルビー。
ありがとうウェルビー。
今日も気持ち良くリフレッシュできたのはウェルビーのおかげなのである。
男
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら