糠平温泉 中村屋

2連泊して滞在を楽しんだ糠平温泉 中村屋さん。いくつか滞在中のあれこれをご紹介。

朝ごはんは小鉢系ビュッフェ。十勝食材中心に揃えてくれていて、小豆酢のドレッシングや手づくりケチャップ、自家製のふわふわ食パンなど、キラーコンテンツがすずなりで満足度がすごい。宿の裏山の食材も大活躍。ちびっこ連中にはデザートのわらびもちが人気で補充待ちのパトロールが横行していた。朝からミニ缶ビールやトカップの赤白小瓶も追加料金無しで出してくれる。運転しない滞在がいいな。

滞在中に2種の貸切部屋を借りられるシステムも。
ヒトリシズカは、プロジェクター、音響備えたシアタールームみたいなとこ。BD、DVDなど観たり、レコード聴きながら漫画や本読んだり、ボードゲームしたり。ミニファミコンもあった。ひみつの隠れ家感溢れるわくわく空間。
フタリシズカは、宿の道路向かいにある独立した建物。卓球台やギター、ピアノ、ミニスーパーファミコンなんかも。騒いでも大丈夫な感じが心うきうき。

車で10kmくらいの幌加温泉 鹿ノ谷にも行ってみる。建物入口から鹿さんが優雅に歩く。基本混浴の風情溢れる贅沢な源泉かけ流し温泉。渓谷沿い露天風呂からの景観は圧巻。ここすごい。また来たい。

冬場は車で1時間くらいのかんの温泉にも突撃。山奥にあってすごい贅沢なつくりのお風呂。無人受付全自動精算システム。お湯も素晴らしい。ぬる湯がぬるくて最高だった。浴室の入れ替え戦にも参加したい泊まりたい。

鹿追のカフェ、カントリーホーム風景にランチに行ってみる。推しメニューの「スロウバーガー」をいただく。素材の暴力で全力で殴られた。風味の良いバンズも、肉汁大洪水の合い挽きハンバーグも、薫香しっかり脂の甘みがヤバいベーコンも、食べ応え噛みごたえ抜群のモッツァレラチーズも、肉の旨み溢れるソーセージも、芋の風味ありまくりのフライドポテトも、それぞれ一流のメンバーが全部揃ってプレートに載ってる。なんなら乳の魅惑が溢れ出してる牛乳もついてる。これで1,200円。ぼったくりとは逆方向で心配になる内容。デザートにソフトクリームonヨーグルトシェイクもいただく。甘さ控えめにあって乳感しっかりのソフトクリームは単体で十分な美味しさ。問題はヨーグルトシェイク。ミルク原理主義の私に対して、こちらの店では、唯一真っ白なシェイクはヨーグルトシェイクだと言う。しょうがない、こちらをいただくとする。その実、たぶん飲むヨーグルトを少し和えたバニラシェイクで、微細な酸味が乳の甘さふくよかさにベストマッチで、なんという神バランス。すみませんでした、ものすごく美味しいです。
この店には2日連続でお邪魔した。

【湯ととのい、湯巡りのすすめ】

※サウナしてません
サ活本編は前回の投稿分で

昨夜はロビーと客室で腸活の本を２冊読み終えたところで爆睡
どうやらイキスギた低糖質な食事は良くないようだ
十勝に行ってまで低糖質生活なんて逆にストレスで活性酸素が悪さしそうだわ
そして俺も「究極の〇〇コ」を目指すことにした

さて、チェックアウト前の朝風呂
２泊の期間中、これが一番良かった

予約が遅かったので
２日目は素泊まり
これがいい方向に働く
いくらでも風呂に入れるのだ

この混浴露天風呂の静かさと開放感は
丸駒温泉の秘湯に通ずるものがあり
非常に俺好み
長湯したいからもうちょい温くてもオッケーかなと入り始めは思ったが
温浴空冷交代浴を繰り返していくうちに熱さを我が物にできる

大雪山系の山々はまだ春の準備中のようで、雪のおこぼれをありがたく頂戴する
これが今シーズン見る最後の雪かな
ハァ…尊ェ
生きがいを感じるレベルの露天風呂
そして最強のヘリ寝スポットを見つけた

山側のヘリに背中
足をサウナ小屋に投げ出す感じで
タオルで枕
隠すべきところはMOKUの二刀流
８時半以降誰も来ないので１時間くらい背中浴
俺は混浴に集るワニ族ではないが
トド族であることを認めざるを得ぬ

【おまけ、湯元館】
中村屋を出て少し坂を登ったところに
ぬかびら温泉の湯元がある
ぬかびら源泉郷は無料外湯めぐりができる
ハシゴ湯は必然

「中村屋で混浴はちょっと気が引ける…」
と思う女性の方、湯元館は男女別露天風呂
イクシカナイ

建物の渋い外見とは裏腹に
浴室はリニューアルされていてキレイ☆

行く前は
「まァ、中村屋の温泉と大差無いっしょ」
とあまり期待していなかった
その期待はすぐにひっくり返ったwww

内湯は加水だが
源泉かけ流しの露天風呂が非常に素晴らしい
目の前は川！
トムラウシ温泉と似た風情
湯の香りもトムラウシらしさを感じる
中村屋では嗅げない香りだ
五感は湯の微妙な違いを感じ取れる

露天風呂の白い砂利エリアに洗い場イスと
「いっぱいかけて♡」と言わんばかりの片手桶が置いてあり
休憩しつつ湯をかぶってエンドレスに入り浸る沼
最高だ！！！

未踏の東大雪のイキタイ山々とぬかびら源泉郷
心の里帰りに今後もお世話になりそうだ

長い道のりだったけど、雪路を抜けてたどり着いた糠平温泉郷！旅の始まりは、ここ中村屋さんから。連泊者限定サウナ星の雫に、ついに今回はできた😚連泊しても必ずしも当たるわけではないサウナですが、内風呂の故障もあり、露天のサウナが今回はずっと稼働してくれていた奇跡✨雪道を頑張って走ってきたご褒美！
皆が寝静まっだ後の深夜の貸切サウナと露天。温泉でロウリュする音と、マイナス13度でも冷めることない温泉の湧き出る音しか聞こえない中、星の雫を眺めながら静かに非日常の世界を味わいました😊
私がとくさしけんご先生ならきっと素晴らしい音楽でこの感じを表現できるのに…

24時間前は小松湯の135度サウナで、今はマイナス13度ということは体感148度差！人間の身体ってどこまでいけるのかw

翌朝は、しんむら牧場の牛乳にはじまり、美味しい朝食。また露天とサウナを貸切させていただいた。
サウナでロウリュの蒸気で曇る窓越しに枝から雪が落ちてキラキラする感じを見ながら、私が正岡子規先生だったら美しい文で表現できるのに…

朝のルーティンが終わったら、ロビーのロッキンチェアで、スピーカーから流れるお茶をいただきながらゴールデンカムイを読みながらチルな時間を過ごす。
私の語彙ではチルとしか言えないのが悲しいが、日本語にない言葉で、なんかものすごい優しい多幸感を得ている気がする今。
とにかくこのお宿は、サウナーとか関係なく、大好きなお宿です🥰