土曜日の午後、開店の13時を10分ほど過ぎている
引き戸を開けるとコの字のカウンターは既に残り1席で
いつものようにとても賑わっていた
左右のお客さんに軽く頭を下げて、ボクはそのすき間に滑り込んだ
「第三モッキリセンター」
ありふれているけど磨かれた王道の酒肴で庶民的な酒を愉しむ大衆酒場だ
甲類焼酎の4リットル大瓶がボトルキープされているのを見ると
この店が酒飲みに愛される理由がよくわかる
「ホッピー」と「豚モツ煮」を頼む
一味唐辛子の瓶が「トンッ」と置かれた
混んでいるので中々に時間が掛かるが
この店で注文が通っていないことは無い
待っていれば必ず出てくるので催促は野暮だ
ほら見ろ「モツ煮」がやって来た
すかさず「あげ焼き」を追加で頼む
酒肴の登場でホッピーのペースも上がってくる
「ハムエッグス」で焼酎を飲んでいた右隣のおじいちゃんと
この界隈の安く飲める店について情報交換をする
「ほうほう、あそこも良さそうですねえ」
「あげ焼き」が届いたので2人でつまみながら情報交換は続いた
しばらく語らった後「じゃあ」とおじいちゃんは帰って行った
ボクは「おしんこ」と「塩辛」でもう少し飲んで今日のサウナに行く段取りなんだ
「ホテルハシモト」
今日は夜中に仕事に行かなきゃならないので泊まるんだ
22時の出勤から逆算して13時から呑んでた
サウナをキメて一眠りする計画だ
昭和の香りのするビジネスホテル
早い夕方の大浴場は案の定貸切り
鼻歌一つ歌いながら清め下茹でを終わらせてサウナイン
ストーンは載っているがロウリュは禁止の2段5~6名用の空間
息苦しさを全く感じない不思議なサウナで水風呂も冷たく悪くない
汗の出が良いのはホッピーのおかげだろうか
「さあ寝るか」時間は早いがたらふく飲んでいるので眠れるだろう
ただ。。。部屋が和室なんだ
温泉旅館のそれは風情があって良いけれど
ビジホの和室は個人的に「微妙」だ
正直、ちょっと怖い。いや、実は大いに怖い
大浴場に行く前に確かに開けた窓が閉まっている(気がする)なあ
さっきからずっと聞こえる(気がする)口笛は何処で誰が吹いているのだろうなあ
「怖いなあ、ああ、怖いなあ、怖いなあ」
怖くってニコーリフレに移動したのは
飲み過ぎゆえに見た夢なのか
はたまた現実なのか
どっちだと思います?
男
- 90℃
- 12℃
#サウナ
90度、ストーン式。水をかけてはいけないとの注意書きあり。相応に熱くしっかり汗が出る。2段で定員8名、これくらいの広さの方が熱く感じてしまうのは何故か。
#浴槽
やや熱めだが、水で調整は可能。他に人が居るとやりづらいけど、大浴場に自分しかいない時は冷水で好みのぬるさにしてしまう。
#水風呂
素晴らしく冷たい。冬場はシングル。地下水かな?任意で掛け流し可。
#休憩スペース
外気浴不可で整いスペースはないが、洗い場の個別カランを冷水に出来る為、自分は洗い場のシャワーを冷水にし頭から掛けて整っていた。そんなに混まないので問題なし。
個人的総合評価(5点満点)
サウナ 5.0
浴槽 4.0
水風呂 5.0
整いスペース 3.0
コスパ 日帰り無しのため無印
総合評価 4.5
設備が全体的に古く、整いスペースが無いこと以外はほぼパーフェクトに近い。工事関係者御用達なのか、ススキノ が近く飲みに遊びに忙しいせいなのか、長居する人もほぼ居ない。サウナーが宿に困ったらここ推奨。お値段も格安で近隣で食事にも飲みにも困らないし駐車料金も安いのでオススメ。