SAUNA SAKURADO

いまの会社に入ってから福岡には何度か出張で行くことがあった。さらに入社前にも九州サウナ旅を行ったり、入社後にもプライベートで九州に行くことも多く、ここ3年で6回ほどは訪れているのではないだろうか。そんな中でサウナにもその度に訪れているわけで、特に福岡の主要どころはかなり回ることができたのではないだろうか。ある時はキャビナスに泊まり、ある時はカンデオに泊まり、帰り道にはウェルビーに寄るなど、博多のサウナ施設の充実具合には大変満足している。そんな中で近年オープンし話題のプライベートサウナがある。その名も「SAUNA SAKURADO」。

元来プライベートサウナにはあまり興味はなかった。銭湯やサウナでの人間観察やその施設ごとのコミュニティに面白みを感じていた部分があったからだ。ただ最近は親しい友人と会話を楽しむためにプライベートサウナを利用する機会も増え、また違った楽しみを感じることができている。

ただしこちらの施設は紹介制であり、会員以外は利用をすることができない。今回博多出張が決まったタイミングで、カワちゃんにSAKURADOを紹介してもらい、向かうに至ったと言うことなのだ。

低層のビルに薄くスモークのかかった窓ガラスの奥にはラウンジのようなものが見える。大きな金色の扉を開いて中に入ると、洒落たカフェスペースが現れた。SAKURADOのサウナがあるのは2階と3階で、1階はSKIFFというカフェになっているようだ。素敵な家具が並び、インテリア好きとしてはこれだけですでにワクワクしてしまう。

受付の方に予約をしている旨を伝えると、近くの席に座って待つように言われた。すると小さなドリンクとお盆を持ってきてくれた。このドリンクはジンジャーショットと呼ばれるもので、サウナでの発汗を促すための生姜や唐辛子を使ったものとのこと。お盆には使われているスパイスがのっていた。こちらを飲み干し、サウナのある3階へと向かう。

今回利用したのは9,000円のお部屋で定員は2名、2時間まで利用できるようになっている。お香の香りで満たされた廊下から部屋の中に入り、靴を脱ぎ障子の扉を開ける。すると石をくり抜いたボウルが設置されたオシャレな洗面台、そしてその反対側にはガラス扉を挟んで浴室が。手前には休憩用の椅子が2脚、奥には深そうな水風呂が設置してあった。

まずは身体を洗い流す。こちらのシャンプー類もとてもいい香り。その後はお待ちかねのサウナへ。サウナは2段構成で、ikiストーブが鎮座。このサイズのサウナ室にしてはかなりのハイスペックストーブで、松本湯の女性サウナぐらいのストーブサイズはあるように思った。さらに室内はかなり

先日発表のサウナシュラン2025に選ばれたとのことで、SAUNA SAKURADOさんに訪問。

とても良い施設でしたが、サウナシュランが謳う「今行くべき全国のサウナ施設」かと言われれば疑問が残るかなー。
（利用料金が高いプライベートサウナなら、このレベルの完成度になるし、他にも候補はある）

「サウナシュランだから行こう」というのではなく、「福岡にある素敵なサウナに行こう」なら違和感はないと思う。

本日は3-Fのお部屋。
最大4人らしいですが、快適に使うなら2人で行った方がヨサソウ。（今回は私1人なので広々）

内装は造り込んでおり、デザインや設えは統一感があってよい。
各所にアロマやお香があり、部屋までの移動や部屋内含め良い体験。

サウナ室は控えめな間接照明とヒーリングミュージック、そしてメトス監修のIKIストーブ。
ほうじ茶ロウリュの香りのほかに、ほんのり甘い香りもして素敵。
サウナマットがフカフカなのも嬉しい。
枕もあって横になれる仕様。幅は180cmほどあるのでまっすぐになって寝れた。
天井や壁の隅は丸みを帯びており、熱の対流がヨサソウ。室温のわりに苦しさがない。

水風呂は深めで広め。水は柔らかい感だけど、それでも冷たさを感じたので15℃くらいなのかなー。

水風呂横にある休憩椅子でまったり。
総じてイイ感じでした。

以下、ちょっと残念だったポイント

・休憩椅子（横になれるタイプ）、素材が金属なので寝転がると骨が当たって痛い。何か敷いてほしい。バスタオルでは薄くて効果ない。

・化粧水などがない（サウナハットは貸してくれるから持っていかなくていいのに、スキンケア用品は持参必要なのはチョット、、、）

・1階のカフェバーSKIFFを楽しみにしていたのにイベント？の機材搬入のため休業。Webの「 臨時定休などのお知らせ →」を確認しても告知なし。予約の時に教えてくれないし。プライベートサウナ終わりにSKIFFで飲み物をいただくまでが一連の体験かと思うのですが、そこを怠けないでほしい。