ここもまた、先日行った Taunus と方角は違うけど、Taunus、つまりフランクフルト郊外の山に近いエリアにあるテルメである。
ポルトガルで仕事を終えた後、フランクフルト経由で帰国するのに一泊だけすることにした。そのため、空港と市内を行き来できる一日乗車券を買っていた。
ところが、一日乗車券が通用するのは、ZONE 5000 というフランクフルト中心部だけのようだ。巡回中の車掌に、域外ということで€60を罰金徴収された。
ヨーロッパの鉄道に乗ってると、このゾーン料金の考え方になかなか慣れない。日本は駅〜駅の区間料金なので。地元の人にとっては日常茶飯事なんだろうが。
S3 の Hofhiem(駅名にカッコして Ts とあるのは Taunus、つまりフランクフルト郊外の山の Hofheim という意味)からバスに乗る。261番だったかな。
バスで15分くらい、テルメについた。ホテルが併設されている。ホテル受付で大きなタオルが借りられるが、基本現金のみみたい。
私は手持ちのユーロがなく、近くに ATM もなかったので、€24くらいをカードで払い、タオル返却後に€20を現金で返してもらった。€20がデポジットってこと。
ここのサウナは数多くのサ室があるが、各部屋には温度が冠されているのでわかりやすい。95℃の部屋だけはなぜか動かしてなかったが。メンテ中?
屋内の温度の名前がついたサ室と、屋外に2つある小屋サウナなどで、ローテーションしながら30分おきにアウフグースがある。
採暖室兼スチームサウナのような部屋では、熱波師がナチュラルソルトのようなものを配ってくれることもあるが、これもアウフグースとして数えられている。
アウフグースあってもこのサウナという感じ。ないと整わない。あると昇天しそう。人によるだろうが、男性より女性熱波師の方が熱波に気合が入ってた。
大きなサ室だと50〜60人くらいは入って、彼女の熱波をいただく。名前言ってたけど忘れた。若干アロマが強くて、あおがれると咽せている人も多数いた。
客層的には6割くらいがシニアのカップル(多分ホテルに泊まりがけ)って感じ。残りが若いカップル、会社や学校などの同性同士の2〜3人友達という感じだ。
いいサウナだが、交通の便があまり良くないので、海外客がわざわざ足を伸ばすところというところでもなさそう。フランクフルト数日滞在なら行くによし。
週末で30分に一本しかバスが来ないので、帰りは最寄りの駅までUberを読んだ。3kmくらいで€9ほど。価格感としては日本のタクシーに近いですね。
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英国留学の終わりが近づいてきたので、最後の思い出作りとして以前訪問したフランクフルトのTitus Thermenに行くことにした。ところが、フランクフルト中央駅に到着した時に施設までのアクセスを再確認しようとGoogle Mapsを開いたところ、なんと臨時休業になっていることが判明。大慌てで別の施設を探したところこちらがヒットしたため急遽訪問することにした。結果として、Titus Thermenを凌駕する最高の施設だった。
特徴(Titus Thermenとの相違点)
・英国の学生証でも学割が適用される。
・スタッフが英語を話せる。
・更衣室の時点で男女共用
・冷たい(20℃未満の)水風呂が無い。
・昼寝用のインフィニティチェアが地下の静かなエリアに100席ほど用意されている。
・外気浴のスペースが広大であり、200~300のインフィニティチェアが設置されている。
・30分ごとに異なるサウナ室(75℃・85℃・95℃)で1回あたり10分程度のアウフグースが行われる。
・売店が充実しており、腰にタオルを巻いたままの状態で食事・飲酒ができる。オープンテラスも利用できる。
・アクセスがあまり良くない郊外に立地しているためか、観光客と思しき利用者が極めて少なく、地元の客が多い。
等々
95℃のサウナに2回入り、さらに85℃と75℃のサウナ室で1回ずつアウフグースを受けた。アウフグースはこれまで経験した中で最高のものだった。東京のかるまるや大阪のアムザなどアウフグースが有名なところはいくつか行ったことがあるけど、本場のアウフグースは格が違った。(どのように素晴らしかったかを説明する能力がないことが悔やまれる。)
4時間滞在してサウナを一通り楽しんだ後、快晴の下オープンテラスでビールを飲みながらプレッツェルを食べている時間は至福だった。
日本のサウナファンはサウナ旅の行き先にフィンランドを選ぶ傾向が多いように感じるけど、ドイツのサウナの方が楽しめるのではないかと思う。(フィンランドに行ったことがないので単なる感想です。)特にフランクフルトは、羽田から直行便が出ていてアクセスが良いので、ここかTitus Thermenを是非とも経験していただきたい。
この1年辛い時期が長かったけど、最後に心身ともに万全の状態で最高のサウナを楽しむことが出来て良かった!まさに終わり良ければすべて良しです。これを書いている今日、無事修士論文を提出することができたので、予定どおり今月末に日本に帰ります。帰国した次の日には開店と同時に寿湯を訪問する予定です。楽しみだー!
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