オーストリア、インスブルックから車で約1時間ほどのスパ施設。エッツタールと呼ばれる渓谷に入っていく途中にある。渓谷の奥にはセルデンというスキー場がある。
このアクアドームは日本ではあまり知られていない施設で、検索しても日本語のレポートなどはほとんど見当たらない。また公式のWebでもあまりサウナの詳細が書かれていないので、どんな施設か期待半分、不安半分だった。
今回3時間(39ユーロ)+サウナ(18ユーロ)で合計57ユーロだった。朝とかは少し安くなるようだ。
ロッカー室は男女兼用で1列ごとに着替えルームがある。オーストリアはドイツと同じで、サウナは男女混浴で全裸で入るスタイル。プールエリア(水着着用)からサウナはゲートを抜けて別エリアに行く。
まずは一番温度が高そうなSTONE SAUNAへ。最初はちょっと温いと思ったけど、しばらくするとオートロウリュがあり、割としっかり蒸された。オートロウリュのあとに一瞬ブロアが動いて熱気が飛んできた。
気付かなかったが、オートロウリュの時間が入口に掲示してあり、その時間帯になると段々と入ってくる人が多くなった。若者グループがお尻の部分だけにタオルを敷いていたら、おじさんに「ちゃんと足まで敷け」と注意されていた。
LOFT SAUNAは階段を上がる2階がある大きなサウナ。50人以上は軽く入れそうだ。大きな金属の仕掛けでオートロウリュが行われる。午前中はこのサウナでアウフグースがあったみたいだ。
STEAM DOMEはかなり大きなスチームサウナ。結構熱い。ここでもイベントが行われるようだが、参加できなかったので詳細は不明。
最初アウフのスケージュールがよく分からなかったけど、ほぼ1時間毎に行われていた。カウンターにいるスタッフに次のアウフを聞くと、このエリアではなくちょっと離れた階段を上ったCANYON SAUNAだと案内された。滞在中、なんとか1回参加できた。
時間ギリギリに行ったら50名くらいの参加者がすでにいて、上段の空きスペースに入れた。アウフギーサーが、大きなフラッグ(旗)と団扇のようなもので扇いてくれる。このアウフギーザ―が匠にフラッグを使い、うまく自分にフラッグが当たらないようにしながら、グルグルと回して風を送っていた。一人ずつ扇ぐというスタイルではないが、みんなに熱波が行き渡るようにいろいろと技を駆使していた。
アウフ後はカウンターで参加者にローカルビールのサービスもあった。
今回はスノーボードのあとにちょっと寄ったのだが、情報不足で十分堪能したとはいえない。料金からしても、もっと長く過ごしたほうがいい施設だと思った。