横浜市にあるサウナなしの銭湯(女湯は不明)。最寄りは東横線大倉山駅。
横浜銭湯スタンプラリーのため、仕事帰りに途中下車して22時閉店の間際に入湯です。
土地柄ハイソな感じの住宅街を10分ほど歩くと、突如現れる昭和感ある銭湯。
入口で男女に分かれ、下駄箱に入れて鍵を抜いてから暖簾をくぐると、番台があってそこで会計するシステム。
つまり昭和のままなんです。
(「時間ですよ」というドラマを知ってるとイメージしやすい)
番台の爺さんにスタンプカードを見せるも、暫く店名を探してらしたので、出す際は押印してもらいたい箇所を指差しながら出してあげると良さそうです。
鍵付きのロッカー、カランとシャワーのみの洗い場、鏡の下には近所のパチンコ屋の広告。
男女を仕切る壁にはタイル絵が、どちらにもまたがる壁にはペンキ絵が。どちらも富士山がメインの絵です。
エモい。エモすぎる。
お湯は珍しく黒湯、なぜか浅い方と深い方がありました。
そしてマッサージ系のバブル湯(これは透明)。
お湯は42℃ぐらいで入りやすい。
着替え場に戻ると、ドレッサー的な洗面台がない事に気が付きます。
昭和の男は化粧水とか付けなかったんですね。
ドライヤーもなく、タオルドライしながら鏡を使って手持ちの物で済ませました。
女湯からくるかしましい声が消えると、自分含め3人がラストだったのか、帰る頃には電気が消え、洗い場の掃除が始まってました。
縁もゆかりもないですが、あの爺さんには長生きしてほしいなと独りごちながら、帰路につきました。
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6/8木 太平館 横浜銭湯14/49
今日関東地方も梅雨入りした。夜には雨が降り出すらしい。サウナ無しの銭湯の場合は30分、サウナ有りの銭湯だと1時間30分、さらに炭酸泉があると2時間になる。雨が降るのならサウナのない銭湯にしておくか。
案の定仕事が終わる頃には雨が降り出した。昨日日吉湯に行った際には土地勘が全くなかったがこの太平館は綱島街道付近にあるので私にもわかる。ユー鶴の前と綱島源泉湯けむりの庄の前を通って森永通り(末吉大通り)の突き当たり樽町交差点を左折して直ぐのところにある。
木曜の19時20分。小雨の中ナビの終わりを告げるアナウンスの後、この辺だよなと2周回ってみたが見当たらない。いや中の方に銭湯のらしき建物は見えるのだがどこから入るのか分からず3周目で入口を発見。
こ、これは・・・
デジャヴか?似たような雰囲気の銭湯に行ったことがある。川崎大田銭湯を巡っていた時のことだ。確か川崎貝塚の吉の湯だ。あそこもサウナがない昔ながらの番台型銭湯だ。少し奥まったところに入口があるところもそっくりだ。
子どもの頃、父親に連れられて銭湯に通っていた昭和50年代の雰囲気が残る懐かしい銭湯だ。下駄箱は新しくなっているが木札鍵を残している。番台の女将さんに回数券を渡しスタンプをいただく。脱衣所に入った瞬間、かなり強い加齢臭を感じる。ん?これ自分じゃないよなと自分をくんくんしてみるが体臭というものは自分では気付かないものだからわかるはずもない。
脱衣所には銭湯には定番のぶら下がり健康器がある。そして昔はどの銭湯にもあった縁側が見える。いい雰囲気だな。番台型銭湯には丸い籐の脱衣籠やコの字型の緑色の椅子が残っていることが多いがここ太平館には残っていない。
浴室内に入ると男湯と女湯にまたがって大きな富士山の絵が描かれている。昔ながらの銭湯がそのまま残っている。ただ床は新しく綺麗だし排水路も新しくステンレスになってようだ。ステンレスの排水路は掃除が大変だろうな。カランのお湯は47℃と熱い(温度測定)
子どもの頃の銭湯を思い出しながら体を清めて湯船に向かう。正面の富士山の前に横に広がっている浴槽の2/3が何と黒湯温泉だ。なるほど、サウナがない銭湯が生き残っていくにはこれしかないのかもしれないな。浴室には7人ほどの人がいたが全員私より年上のようだ。
立ちシャワーがないところも懐かしい。これも吉の湯と同じだ。昔を感じられる銭湯も随分と減ってきたが、川崎大田にはまだ番台型銭湯が10か所くらいある。
温泉があるこの銭湯も末長く続いて欲しい。
帰り道に川崎の吉の湯に寄ってみた。やっぱり似てるな。
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サウナイキタイほかで情報を調べていてがぜん興味が湧いてきました。サウナ&水風呂なし? 番台形式? レトロ銭湯なのに熱めの黒湯? サ活投稿が6件?
15:31 IN
16:30 OUT
番台のお爺さんに¥500を支払ってイン。そう言えば神奈川県の統制価格が変わっていたなあと思い出す。
番台さんが見守ってくれてるから貴重品は心配ないと思って、そのままロッカーへ荷物を預ける。もちろん鍵つきだけど。本当に昔ながらの銭湯だ。
カランのお湯はかなり熱くて、誤って手や足にかけてしまい「アチッ」と。BGMなし。座ジェットのシューという音だけが響いてくる静かな浴室に客は3人。窓から日光が燦々と入ってくる。明るい時間帯に入る銭湯には自由な雰囲気があって、解放感で満たされている。
黒湯は深いバイブラと、普通の深さのバイブラ(一部のみ)の2つ。どちらも少しだけ熱めでした。ヌルッとしていて、そう言えば綱島は昔から温泉地で宿場町(東京の奥座敷)として栄えたことを思い出す。温泉地の名残りは今も綱島にはありますね。ほかに白湯の座ジェットが1つあって、こちらはピリッとした熱湯でした。
深い方の黒湯に肩まで入って限界まで温まってから、カランで水を汲んで掛け水を。少し頭がクラッとして立ちくらみしてしまったけど、身体を拭いて内気浴を。今日は3セット(?)できました。
16時を過ぎたあたりから常連さんたちが沢山いらして、番台のお爺さんと大きな声で挨拶されていました。もう長く、この地域の生活の一部になってきたのだろう。銭湯がある風景って、なんだか素敵だな。昔はこんな銭湯が街のいたる場所にあったんだろうな....まるで昭和で時間が止まってしまったような脱衣室で佇んでしまった。
とかくスピードや効率ばかりが優先されてしまう現代。たぶんその流れは今後も一層、加速されてゆくのだろう。犀は投げられたのだ。動き始めたメリーゴーランドを止めることは、もう誰にもできない。スピードの恩恵を受けられる面もあれば、勿論そうでない面もある。
そんな事をつらつらと考えながらカランでケロリン桶に熱湯と水を注いでいたら、少し時間を持て余している自分に気がついた....私は....こうやって桶が満たされてゆく時間さえ長く感じるようになっていたのか....
「スローダウン(落ち着け)」....と無意識に呟いていた....「スローダウン」....
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劇渋な銭湯ですがサウナがないので投稿を躊躇してましたが、今夜再訪して、ここはずーっと残って欲しいなーとの思いで宣伝的に投稿します。
https://youtu.be/AQMomp0sYUc
とにかく素晴らしいザ・銭湯です。
周辺の雰囲気、入り口までのアプローチ、番台の女将さんのお人柄や富士山が描かれたお風呂、そして熱めの黒湯まで、どれをとっても最高でございます。
近くに駅はなく、地元の方々に愛される銭湯そのものですが、車で行く価値あります。
熱めの黒湯で芯まで温まり、カランの水を頭からかぶる。それを3-4回繰り返すと至福のポッカポカ状態の出来上がり。
近くに、人気の綱島源泉湯けむりの庄がありますが、そこでは味わえない至福のお風呂時間が堪能できます。
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