Jhagalchhi sauna

大阪から東京に戻り12時間後には釜山行きの飛行機を待ちながら成田空港でビールを飲んでいる。

到着日は楽しく飲んで食べてサウナどころじゃなかったので、ひと晩よく寝て朝サウナ。完璧な旅をコーディネートしてくださる酒場友サウナ友釜山通の友が「ヌシパラダイス。心してかかれ！」と。

フロントでお代払い小タオル2枚受け取る。男湯は脱衣所で取り放題、女湯は小2枚ってのがここらのデフォルトらしい。あとシャンリンボディソは備えなし、あっても使い回しの固形石鹸のみなので、各自好みの洗浄剤持参するのが吉。

立ちシャワーで準備を整えあつ湯で予熱。ここからヌシパラダイスの洗礼が始まる。隣のマダムは浴槽の中で股に洗面器を挟んでいる。おそらく内転筋のトレーニング。隣のぬるいお風呂は常連さんっぽい二人組が対角線レベルに離れた距離でめっちゃ大きな声でおしゃべり。各所大きな喋り声が響き渡る。それはそれでいいのだ。カラン脇のゴミ箱に目をやると卵の殻。洗い場で卵を？？と首を傾げていたらほどなく金盥を持った店員さんが。するとマイボトル携えたイモたちがワラワラと。よく見ると金盥の中にはアイスコーヒーが。おそらく割り勘で1盥オーダーしてみなさんで分け合っているのだ。お玉でマイボトルにコーヒーを汲み上げるイモ、中には牛乳を持参してセルフコーヒー牛乳になさる強者も。

サウナはストレート1段、まぁ5人座ったらパンパンよね。外側から見られるデジタル室温計は90度近い温度を叩き出しているが、体感は80度ギリ。それがいい。ゆったり蒸らされ芯に熱が通るような感覚。汗もじわじわと。最初のターンのみ先輩がいらして、洗面器を両手で挟んでダウンドッグ。さすが美容大国。

なんて思いながら水風呂で冷えてたら、先のダウンドッグ先輩がバタ足の水泳トレーニング。から顔に冷水叩きつけるクーリング。水温はさっぱりわからないが大体19度くらいか。プール並みに広くてめっちゃ好みの水風呂。深い水風呂が大好き。そして滝製造スイッチがあるのも最高。要はマッドマックス風呂なのだが、4倍くらいのパワー。冷えっ！

からの外気浴は浴槽縁に腰掛けて。日本じゃ怒られる、そこは座る場所じゃないよってのも、カラン前陣取るよりはこの施設では正解のような気がする。相変わらず響きわたる話し声笑い声歌声。床では長座前屈して足首をぐるんぐるんと回すストレッチ派、微動だにせずプランク体勢をキープする筋トレ派、背中に吸い玉の痕が刻み込まれた派、吸い玉つけたまま湯船に入る派。自由な釜山のイモたちを眺めながらほっこりとくつろぐ。アカスリコーナーのイモは、片やパンツ1枚のみ着衣、片やキャミソール1枚でノーパン。皆様個性豊か！

サウナ：8分 × 2
水風呂：2分 × 2
休憩：5分 × 2

釜山旅行中に寄った一軒、
チャガルチ駅の近くで8,000ウォンで日帰り入浴。
ビルを入るとすぐ受付があり料金支払い、
出たレシートに書いてある番号が靴ロッカーと荷物ロッカーの番号になる。
そのまま女性は2階、男性は5階へ。

5階に降りると靴を脱ぎ指定番号の靴ロッカーの鍵を抜く。その鍵で荷物ロッカーを開けて全裸に変身。
ちなみに浴室には石鹸とハンドタオル以外無いので
他に必要なものがあれば更衣室で購入するスタイル。
浴室はひとつ上の階で、全体的にグレーの色合いで清潔感がある。
入って右側が洗い場、中央が熱めとぬるめの浴槽、左が水風呂（ミニプール）、左奥がサウナの構成。
他にシャワーコーナーや使い方はよく分からないが背中をゴリゴリする機械もある。
場所柄か全ての水、お湯ともに海水を含んでいるようだ。

洗体を終え、ガラス戸を開けてサウナに入る。
10人くらい入れるスペースの奥に長椅子があり5人ほどが座れるようになっている。
床は石造りで、ストーブは囲われていてよく見えないが電気式と思われる。
体感は80℃程だが湿度があるので、ゆっくり入ればしっかり汗をかける。
テレビやBGMの類はなし。お客は多いものの地元客はサウナ利用習慣が少ないのかほぼ貸切状態だった。

8分ほど入り、目の前の塩水風呂プールにイン。
温度計は24.5℃を指していたが体感は少し冷たく感じる。
プール奥側に行ってボタンを押すと上から水が噴射されるのが気持ちいい。
その後は休憩スペースは無いので浴槽の縁で休憩。

異国の地の街中ですっきりリフレッシュできたことに感謝。短時間でさくっと入るには便利な施設だと思った。