泉湯

広島四件目の泉湯さん。
俺で9件目のサ活投稿らしい。


泉湯さん、閑静な住宅街の中にある銭湯。

下駄箱から男湯・女湯と別れている入り口をくぐり
狭めの通路を抜け番台へと向かう。

番台にはおばちゃんが静かに座っていた。


俺「…。」

👱「…。」


いきなり無言で見つめ合う二人。
5秒程サイレントが続いたあとに俺が「入浴で…。」というと「450円ね。」とやっと会話が生まれた。

どうやらサウナは無料らしい。
貸タオル30円も払い、浴室へ。

浴室の真ん中にあつ湯・バイブラ・ジャグジーの3つのお風呂があり、それらを囲むように洗い場とサウナ・水風呂が作られている。

俺はまたまた湯船を見て驚く。


「こ、これは今度こそバス◯リンか！？」


今回は緑色ではないが、沖縄の透明な海を連想させるような綺麗なすんだ青色をしていた。

脱衣場にある「本日の湯」の看板をガラス越しに見ると「クールミント」と書いてあった。

お湯に浸かるとスーッと爽快感のある香りが鼻を抜けていき、心地よい。

「もうバス◯リンだとしても良い…。」

そう思いながらサウナへ向かう。


サウナはスチーム式であった。

コロナ対策で2名という入室制限がある。

温度計を見ると50度。
アツアツサウナ好きとしては物足りないか？と思うかもしれないが、呼吸で鼻から入ってくる蒸気が程よく熱く、また肌に感じる熱さも春先の直射日光を思い出させるような適度なもので、数分も入っているとじんわりと汗が出てくる。

何十分かに一度、椅子の下からアツアツの蒸気が上がってくるタイミングがあるのだが、その瞬間がもっとも気持ちが良い。

ほぼ同じタイミングで入った刺青のお兄ちゃんと会釈しながら2セット程スチームを堪能した。


続いて水風呂。

完全に一人用水風呂。

温度は体感18～20度くらいだろうか。
スチームに合わせ少しぬるめの設定だが、一人で水風呂を独占できるため居心地が良い。


4,50分ほどお風呂に入っていると結構な割合で若いお客さんを見かける。

しかもマイ銭湯グッズを持って。

ここも地元の方から愛されている銭湯なのだろう。


湯から上がり、最後貸タオルを番頭のおっちゃんへ返却した。


👴「どうも、ありがとうねぇ。。。」


おっちゃんの「ありがとう」には、一見さんにも心から感謝を伝える温もりがこもっていたのを確かに感じた。

また近くに寄ったらお邪魔させて頂きます。