【ハミミート・ウェイブライダー】〜熱線のオーブン〜 ③
勝負の3セット目。
サ室の謎は全て解いたので、あとは攻略のみだ。
空気循環はするが、それが仇となりセンサー異常で超大量の赤外線放射となる。
ピザ窯の中のような状態、この窮地を脱するには
「変形」これしかない。
奥行き30数センチの奥行きしかない座席で、ギリギリ乗っかりアグラをかく。
そして、タオルをマスクに壁に額を付ける形になった。
そう、後ろ向きになったのだ。
背中は腹側に比べて、平均的に皮が厚い。
背脂タップリの中高年ボディは、はみ出したミートでワガママなのだ。
僅かな奥行きでアグラをかくと、背後から見て翼を広げるウェイブライダー形態となる…「カサイさんスタイル改 WR Ver.」
大気圏突入のような熱線放射の中、おびただしい量の汗が流れ落ちる!
このまま干からびるかも知れない10分間、水風呂に突入!
…やった…やったよ父さん…
特に関係のない天国の父に報告…
我がホーム錦船温泉を攻略した記念日。
〜おしまい〜
【ハミミート・ウェイブライダー】〜熱線のオーブン〜 ②
2セット目、噛ませ物を大きくして左から20cmくらいのところで挟む。
ドアは開いては無いものの、充分に換気する筈だ。
霧吹きくんでミストを撒いてタオル旋風。
ストーブ近くに座ってたのを、環気循環の「壁側」、つまりストーブより遠い場所に座る。
…アチ〜!
熱いよぅ(泣)
換気の問題じゃない、何だ??
(換気と湿度に囚われてだけど、よく考えろ四次元…)
そもそも、この電気式対流ストーブ、この狭さなのに、殆どの時間スイッチONの状態。
しかも、耐火煉瓦を積んで、ストーブ上まで囲ってあるので、蓄熱式暖房機と同じ構造になっている。
少々スイッチが切れても、耐火煉瓦に大量の遠赤外線が貯蓄されているのだ。
換気対流する事によって、浴室側壁上部に取り付けられたセンサーは、ほとんどスイッチONの情報を流し続ける事に気付いた…
しかし、時すでに遅く、耐火煉瓦からオーバフローした遠赤外線と、ストーブからの近遠赤外線が混じって大量に浴びていたのだ!
そりゃ、唇もチクビも痛い筈だ。
オーブンの中に居るのと同じなのだから、目に見えない熱線量で不快に感じていたのに、ようやく気付いた。
口にタオルを巻き、何とかやり過ごすが、このままではクリスマスを待たずにローストチキンになってしまう。
「!」
突然、熱さで変形して使い物にならなくなったニュー霧吹きくんMk-Ⅱを思い出した。
(そうか、プラ部分が熱で溶けたから、それを保護するウェイブライダー(巾着袋)を装着したんだ…熱には耐熱コートが有れば!)
しかし、限界が来て2セット目が終わる。
だが、ズバッと参上!ズバッと解決!おしり探偵!
サ室の謎は全て解いた!
3セット目に確実に攻略してやる…
〜つづく〜
【ハミミート・ウェイブライダー】〜熱線のオーブン〜
10月最後の日は日曜となった。
選挙とハロウィンが重なったけど、ハロウィンにはとんと縁がない。
投票に行き、ギターを練習して夕方を待つ。
そう、日曜はサウナの日、で向かったのは「錦船温泉」だ。
週に一度のサウナチャンスを逃すわけにはいかないのです。
ホーム銭湯が週一のサウナ営業となった事は悲しいけれど、まだやってるだけありがたいと思おう。
番台でバスタオル代も払って450円。
今時こんなリーズナブルな金額で、サウナに入れる銭湯はそうそう無い。
脱衣場に入っただけで聞こえてくる、子供のキャッキャ言う声。
…なんか最近少しだけどお客さん、増えたかな?
そして、3歳くらいの女の子が、水風呂と湯船を行ったり来たりするのを、お父さんついて回る。
そんなほほ笑ましい光景を見ながらしっかり身体を洗う。
電浴からの熱湯、水風呂までは、もう定番の温冷交代浴。
これをやっておくと、よく眠れるのだ。
バスタオル、ハット、マット、ニュー霧吹きくんを持ってサウナと相対峙する。
今日は先週試した「ドア隙間換気」の更なる検証をする予定。
まずは先週試した位置に、ドアへ噛ませ物のプラ片をはさむ。
手をかざして下から空気が入っているのを確認。
入ってくると言う事は、同量の空気が出て行くという事で、少なくとも室内空気循環は始まるのだ。
霧吹きくんで室内にミストを散布。
さらに上から下、ストーブの方へ向かい縦にタオル旋風。
これで空気の流れを強制的に作って座った。
…熱い。
メチャクチャ熱い!
空気の流れは出来ているようだけど、何でこんなに熱い、いや、痛い!
水風呂に沈みながら考える。
(次はもう少し隙間を作り、量、速度とも上げるか…)
そして、2セット目、ついに錦船温泉サウナの謎を解明すろ事となる。
〜つづく〜
【ドキドキ♡ぺヤンガー】〜空烈〜 ②
ぺヤンガー達は3人揃って水風呂に入るから、大量に溢れる。
…がまん、我慢…
せっかく、錦船温泉に若者が来たんだ、大目に見てあげよう…
温冷交代浴を決める常連さん達は、その後も大声で喋るぺヤンガーを睨みつける視線。
( ´Д`)/オオメニミテアゲテー!
そして電気風呂でいつもの癒しタイム、しっかり汗をかく。
その間にぺヤンガー達はサウナに向かう。
ガラス越しに大声で喋り、ほたえるヤンギングを眺め、今日は我慢…
程なくぺヤンガー達は、卒業しても彼女と付き合うか付き合わないか問題を話し合いながら帰っていった。
彼らの話では、彼女はいないらしいのだが…
急に静かになった脱衣場で、バスタオルを巻き、ニュー霧吹きくんメリクリウス&バイエイトを装備してサ室に向かった。
前回、サ室の環境向上にヒントがあったので、今日はその検証を兼ねてのサウニングだ。
1セット目、室温92℃。
ぺヤンガーの湿度もあんまり影響せずカラッカラ。
今日はドアの間に1.5センチのプラスチック片を挟み、ドアからの換気を作る。
ハッカ入りミストを周辺に振ってタオル旋風。
やはり、これだけでも随分と違う。
それでも、まだ頭上の熱が回らない。
(まだ足りないのかな?…)
湿度も足りないまま10分。
2回目の霧吹き後は結露が呼び水となって汗が噴き出す。
水風呂に長く浸かりながら、考える。
(湯処あべの橋でも環気の熱溜まりが出来ていた。やはり、上昇気流が足りないから熱排出か…)
2セット目、足元に挟んでいたプラ片を上部に切り替える。
これでドアチェックの油圧が僅かに「歪み」を作る。
つまりドアが少し捻れるのだ。
心持ち良くなったが、まだ頭が熱の溜まりで不快。
室温は94℃をマークし、ドンドン温度が上がってるぞ?
再び水風呂で考える。
(思い切ってもう少し隙間を広げるか…)
3セット目、ドア左端から5センチのプラ片を10センチに変えた。
室温は96℃に上がる。
換気と霧吹きと、タオル旋風によるサウニング環境の改善はあるものの、どうしても空気循環しない。
(多分、ドア全長の隙間が中間温度に影響して勢いがつかないのでは…)
水風呂からの熱湯でホッコリし、ホーム錦船温泉の攻略の日々はつづく。
さあ、帰って子供達に鍋をたべさせないとっ…
〜おしまい〜
【ドキドキ♡ぺヤンガー】〜空烈〜
朝から嫁さんのロボのように家の用事をして、午後からは働く四次元の日曜日。
そんなことはどうでもいい、行くべき所があるからだ!
そんな矢中、ムスメが帰ってきて青い顔。
「どうしたん?」
「…寒い」
そういや結構気温が低い。
「晩御飯何食べたい?」
「…温かいもの…お鍋」
チャリでダッシュで鍋の用意を買い、高速で材料切り、出汁もオッケー。
「じゃあお父さん、お風呂に行ってきます…」で向かったのはホーム!「錦船温泉」ダーーー‼︎
週に一度のサウナタイム!
幻の銭湯サウナ、錦船温泉!
逸る気持ちを抑えきれずに浴室へ。
途中、サ室の窓を覗くと
「‼︎」
ぺ、ぺ、ぺ、ぺヤンガー!!!!!
「ハーッハーー」
まさか錦船温泉にぺヤンガーとは!
ずいぶん、錦船もメジャーになったんじゃあないか⁈
若者達が、バスタオルの巻き方もわからずに身体に巻いていて微笑ましい。
落ち着いてまずはしっかり身体を洗う。
こんな、若い人達が錦船温泉に来てくれて、興奮するのも分かるが、落ち着け、とにかく落ち着け四次元!
頭を洗っていると、ぺヤンガー3人がサウナから出てきた。
その一挙一投足を頭を洗いながらも察知。
その途端、掛水無しで3人いっぺんに水風呂に入ろうとした!
「おおーぃ!にいちゃんら!水風呂には掛水してから入ってー!」
と、声をかける。
そしたらぺヤンガーは「さーせん」と言って掛水しだした…
(あ、あかん、若者に嫌われるオッさんや!)
ドキドキしながら電気風呂に浸かり小さくなってやり過ごした。
〜つづく〜
【ゆる募!】 〜四次元と行く錦船温泉サウナツアー 〜
参加者募集します!
「行ってみいたけど行く機会が無い」
「福井工務店のサウナに入ってみたい」
「異常に眠れる温冷交代浴をしたい」
「電気風呂苦手だけど克服したい」
「四次元のウンチクを聞いてやってもいい」
「サウナのアフターでとにかく飲みたい」
などなと…
日曜日参加可能な方、ご連絡お待ちしております。
先の投稿でも書きましたが、ホーム銭湯が存続の危機に有ると感じています。
僕に何が出来る訳ではありませんが、何も出来ないままでは心苦しいのです。
皆さんと、唯一無二の銭湯を楽しみながら、同時に応援する力を貸して頂ければ幸いです。
よろしくお願いします。
【メロディ】〜違う、レベルが上がったんだ〜 ②
カラッカラのシーズヒーターが唸る。
タオル旋風で天井に溜まった熱が降りてきて、センサーが騙されてスイッチが入るのだ。
結果、時間を追うごとにドンドン室温が上がる。
しかし、以前のように闇雲に湿度を追求して加湿したりせず、空気旋回度合いと、最小の霧吹き加湿でコンディションを作り上げていく…
違う、錦船温泉のサウナが何か変わったんではない。
四次元自身のサウニングレベルが上がったのだ。
そう、さまざまなサウナに入り、その建築的状況を考察し、知らず知らずのうちに整合性と解析の能力が上がっていたようです。
見えない線のように空気の流れが見えて、3セット目にはドアにマットを僅かに噛ませて、「環気」と「換気」を作る。
無風だったサ室に対流が始まった。
僕の知らない錦船がその船を出す。
このサ室には、何も無くて
それだって楽しくやったよ
メロディーいつのまに
大切なもの無くしていたよ…
最近歌った「メロディ」が脳内に流れ、切ない気持ちになった。
僕に何が出来るのかな?
日曜日しかないなら無いで
【ゆる募!】
四次元と行く錦船温泉サウナツアー
参加者募集します!
「行ってみいたけど行く機会が無い」
「福井工務店のサウナに入ってみたい」
「異常に眠れる温冷交代浴をしたい」
「電気風呂苦手だけど克服したい」
「四次元のウンチクを聞いてやってもいい」
「サウナのアフターでとにかく飲みたい」
などなと…
日曜日参加可能な方、ご連絡お待ちしております。
銭湯は健康と同じ。
失ってから初めてその存在の大きさを知るから。
よろしくお願いします!
【メロディ】〜違う、レベルが上がったんだ〜
必死で資料作りを続ける。
休みも何もなく、ただ、仕事を続ける。
考えてるだけで数時間が過ぎる中、気がつけばもう夜になっていた。
…まだできない…でも、もうすぐ修学旅行から息子が帰ってくるし、その前にはと向かったのは「錦船温泉」だ。
我がホームの錦船温泉、ようやくサウナ再開なのだ。
とはいえ、あんまし時間はない。
何故なら、この錦船温泉のサウナはサ室の肩を温めておかないとマウンドに上がれないと言う、スロースターターだからだ。
こんなにも我がホームに行くのがウキウキするのは初めてだ!
久しぶりのホームのサウナに小走りになる。
番台若に「サウナのバスタオルと!」と言い、値上げ無し、たった450円でバスタオル付きでサウナに入れる。
経営は大丈夫か??
「イヤー久しぶりのサウナだからねー」ってテンション上げて番台若に言うけど、塩対応…いつもの事だけど。
浴室に行くとき、サ室を見ると誰か入っている。
良かった、誰も使わないと、このまま閉鎖しそうな心配があるので。
まずはしっかり身体を洗う。
そして、はやる気持ちを抑えて電浴で揉みほぐす。
この弱い電浴が堪らんです。
一通り温冷交代浴を済ませ、バスタオル巻いて、タオル2本持ち、サマットにニュー霧吹きくんメリクリウス&バイエイトを持ってサ室に!
ん〜久しぶりのホームサウナ‼︎
心躍るぜィ!!
座るやいなや、2本のうちの一つを頭に巻き、もう一つでタオル旋風開始。
そう、上に溜まった熱を下に下さないと始まらないのです。
やがて、湿ったタオルがカラカラに乾き、足元まで熱が降りてくる。
すかさずニュー霧吹きくんのバイエイトをめくり、メリクリウスで室内自分と周辺に噴霧。
この中にはおヌシちゃんからもらったハッカが薄めて入っている。
予感は的中、高熱の空気にマイクロミストが即座に揮発してハッカのいい香りを発し、タオル旋風でロウリュの様に「ふぁさぁっ」と熱が降りてくる。
!!!
あれ?錦船のサウナってこんなにも気持ち良かったっけ?
その謎を考え、1セット目が始まった。
〜つづく〜
【蒸し会】〜決戦は日曜日〜予告編
仕事に根を詰めて、源氏ヶ丘温泉のラストには行けなかった。
座ってたままで、体もしんどかったので、向かったのはホーム「錦船温泉」だ。
緊急事態宣言が明けたので、サウナ解禁と思いきや「日曜日だけです」と番台嫁の返答。
そうか…忘れてた、土日祝しかサウナやってないんだった…
長いことサウナ中止だったので忘れてました(泣)
それでもしっかり身体を洗い、緩い電気風呂で身体中もみほぐし、温冷交代浴を決める。
(あぁ、またグッスリ眠れそう…)
そう思いながら、ほんわか座る。
帰り際に、番台嫁に
「明日、サウナのスイッチ入れますよね?」と確認すると
「明日、土曜日だから休みです」
あー!定休日まで、この宣言中に変えられたんだった!
「と、と言う事は、週に一回しかないって事ですやん?」
「祝日もありますけど…」と番台嫁は申し訳無さそうに言い
「平日、誰もサウナ入らないから点けてても…」
「あの、めっちゃ宣伝するんで、何とか考えてみてください!」
「主人と相談しときます…(期待しないでね)」
ユーザーの声は無視かい?(泣)
何とかしてくだせぃー!
とにかく、数ヶ月ぶりのサウナ、決戦は日曜日だ!
〜予告編完〜
【七人の侍】〜トトト〜
慌ただしくて時間がない。
晩御飯は作らないといけない。
でも、テレワーク中来た荷物を持ち上げたら「ピキ」と腰にきた!から、合間を縫っていけるのは、ここ「錦船温泉」しかない。
お風呂道具抱えてイソイソと向かい、永久欠番となった44番を恨めしく見ながら、中に入る。
痛む腰を摩りながら服を脱ぎ、明かりの消えたサ室前を通り浴室へ入った。
四次元を含めて、常連の7人。
皆、錦船的温冷交代浴を楽しむ7人だ。
ホーム錦船温泉の灯を絶やすわけにはいかない。
サウナ休止中でも、温冷交代浴でゴーウ!
良い子はしっかり身体を洗ってから湯船に入るの、覚えたよねっ!
痛む腰に手を当てながら、いつもの電気風呂。
電極板にピッタリ腰を付けて座れる安心の弱設定。
反対側の電極も使い、丹念に電気を当てる…少し調子がよくなってきたぞ。
常連7人が思い思いのスタイルで浴槽を回り、被る事なく水風呂に入って、なんてスムースなんだ。
空中に逃れたラオウが、リュウケンの動きに北斗七星を見たのと同じように、皆が移動。
3セット決める頃には腰痛はずいぶんマシになりました。
グズグズはしてられない、晩御飯の用意っと、夜道をトトトと小走りで帰る。
あーいいお湯でした♡
〜おしまい〜
[ロッカン・ボーイ】〜気まぐれムーンライト〜
朝早くから打合せやら何やら。
夕方、急いで帰って夕飯の買い物に行く。
嫁さんが居ないので、子供らに夕飯を作り、とりあえず先に息子だけ食べさせる。
まぁ、四次元子はバイトから帰ったら勝手に食べるだろう…っと、22時からのzoom会議までに間に合うかっ!って間に合うのだよ、ここ「錦船温泉」は!
とは言え、サウナは宣言明けるまでは中止なのです。
完全に欠番となってしまった44番、カギ持って帰ったヤツおるな!
仕方なく桧山の24番に入れ、中へ。
巷では銭湯代値上げの中、まだ400円。
だ、大丈夫か…?番台若よ。
浴室に入ると、予想に反して6人いる!
錦船にしては人がいる方なのだ。
見ると、みな温冷交代浴をしている…
錦船的温冷交代浴にハマった人たちだ。
全くもってユルイ電浴にじっくり浸かれるし、熱湯の温度も、もはや熱湯ではない。
バイブラの薬湯が多分一番熱いのかも知れない位の微妙な差。
その上がりに合わせた下りの水風呂は上下の曲線が反転一致していると言っても過言では無い。
早る心を抑えつつ、しっかり身体を洗う。
そして、散らかった洗面器、イスを片付けて電浴へ。
電極板にピッタリくっ付いてもたれ、今度は平の方で肩甲骨をピッタリ付けて揉まれる。
したたか汗ばみ、熱くない熱湯で茹で上がると、落水タイルの水風呂で天井を見上げて、ゆっくりと冷やす…
視覚や音匂いなど五感が刺激される時間。
薬湯含めて4往復、締めの熱湯で浮きながウトウトとし、えも言えない感覚が広がる…トトノイとはまた違う「第六感」…
親子連れ、少年の話し声でハッと我に帰った。
サウナはまだ先、I miss you so much just all night long.
月は見えないムーンライトの夜。
晩御飯は明日の弁当へ
〜おしまい〜
【鼻歌三丁】〜おヌシ、ギア上げるとな?〜 ②
タイルが美しい、福井工務店の名作「錦船温泉」
サウナは当面休止なので電気風呂に入る。
福井工務店のこだわり、それは「浴槽が深い」こと。
なので電気風呂も深い。
電極は段差で低い位置、高い位置側は段差が無いので肩まで電気を当てれるのが特徴だ。
背中に当てると心臓が止まりそうなのでこれまで当ててこなかったけど、ここ錦船の電気は
「弱い」
なので今日は勇気を持って背中にも当ててみた。
最初、心臓にビキビキ来たけど、慣れてくると心臓ビキビキは無くなってきた。
これならおヌシちゃん1級でも間違いなく入れるはず。
あれだけ銭湯巡ってるんだから、そろそろギア上げて電気にも挑戦して欲しい(笑)
ずーっとCG作りだったので眼精疲労がひどい。
いわゆる「VR酔い」も重なり肩、首の電気は当てれるようになると非常にありがたい。
また、肩甲骨の裏まで動くので、一気に肩、背中が楽になった!
これまた深めの主浴槽でじっくり温まる。
充分に汗ばんだ所で水風呂へ。
およそ25℃くらい。
水の中にいつまでも居れるような感じ。
落水タイルをぼんやり眺めながら、どれくらい水風呂に入っていたろうか…
今日、お客さんが多めで、子供連れのお父さんもやって来た。
もう十数年前にムスメと息子を連れて、錦船温泉に来た頃のような年頃の子供達が、大きなお風呂にはしゃぐ。
肩甲骨裏に電気を当てるのに、どうやらハマって来たようです。
何度も温冷交代浴と背中電気で、落水タイルの水風呂はトランス状態を呼び起こしました。
最後、中将湯の赤波タイルの浴槽の中、水曜ロードショウのエンディングが聞こえた夏。
いつまでも終わらないで…
〜おしまい〜
【鼻歌三丁】〜おヌシ、ギア上げるとな?〜
やっぱりCG作りで、このお盆はただの作業員。
「耐えろシゴキ、超えろ限界!」と一文字段鉄の声が聞こえる…
だいぶ疲れてるな。
アンチ令和、キャプテン・ダンの声を無視してむかったのはここ「錦船温泉」、我がホームだ。
飛んでも8分、歩いて数十秒でたどり着く、ホーム以外の何者でも無い錦船。
もう何十年も来てて本当にありがたい。
先代からお世話になって、この周落。
僕をして、この周落は本意では無い。
でも、今日はお盆なのか、少しお客さんが多い。
うれしい!単純にうれしいけど、44番の下駄箱、誰かが札持っていって欠番だよ…
四次元封じの中、しっかり身体を洗う。
もう、ずっとサウナ中止の錦船の看板は「サウナ錦船温泉」なのだ。
※画像参照
サウナが無くても、錦船はすばらしい。
今日はじっくりと入り、じっくりと見極め、そして何故、錦船が愛されるのかを
じっくりと
お届けしたいと思います。
みなさんにも「ホーム」があると思います。それは
「ベストプレイス」
であり、いつでも自分が「ここから」を再確認出来、そして迷った時もここから始まる大切な場所なはずです。
その為の今日を、また「長〜いサ活」でお送りしたいと思います。
って、サウナ出てくんの??、で
〜つづく〜
【僕と銭湯とその間と】〜アメリカン・パトロール〜
昨日からビル1棟の計画を描き、夜からずっとCG作り。
今日も夕方まで座ってたら
グキ
あ…( ´Д`)腰ガ …
危うくギックリ腰寸前で向かったのは、我がホーム「錦船温泉」だ。
錦船温泉の側に住んでるので、自分家の風呂と同じなのです。
昨夜は家風呂を沸かし、温冷交代浴でことなきを得ましたが、赤信号が点滅してるので、ここはホームの湯船に頼るしかないのです。
引きずるような這々の体でも行ける百数十メートル、僕と錦船温泉との距離です。
そして身体はしっかり洗う。
これがマナーだ。
まずは緩〜い電気風呂で長く浸かる。
強い電気風呂より「長く入れる」電気風呂、肩や背中まで電気を当てても楽だ。
からの座り風呂5分。
熱湯は熱くないので、これまたゆっくり入る
最近、サウナよりこの「温冷交代浴」にハマってきている。
そう言う面ではこの錦船温泉は正にハマり役だと思います。
熱くなく、長時間の入浴に耐え、優しい温度の水風呂、何度もこのループを続けれる。
ジーっという無音の音が聞こえるような静かな館内。
テレビの音は鳴っているのに…静寂。
また様々な事を考えながら、僕と錦船という銭湯、その「間」を物理的にではなく考える…
この錦船にとって「入浴しにくる」事ぐらいしか出来ないのに。
散らかったイス、洗面器を片付ける。
トトノウのはサウナだけではないよね。
立つ鳥跡を濁さずが、こんなブームの前にある
「整える」
やれる事からやろう
ホーム循巡回の夕暮れ。
〜おしまい〜
【風呂を愛でる】〜目を閉じると〜
ホーム錦船温泉へ行く。
時短、定休日変更、サウナ休止と、ドンドンいやーな雰囲気へ進む我がホームは、僕にとってかけがえのないものなのです。
ムスメ、四次元子を連れて行った事、先代のお母さんとよく話した事、デッカイ無愛想な猫がいた事、おかまドライヤーでムスメの髪型が台風の跡のようになり大笑いした事。
ノンキ息子が足をジタバタさせながら何とか湯船に浸からないで置こうとするのを抱き上げゆっくり下ろしたこと、洗ってる最中、後ろから息子に水風呂の水掛けられて悲鳴を上げたこと、ようやく出来た友達達6人を連れてよくこの銭湯に来たこと。
冷房病にかかり、真夏の湯船に1時間浸かったこと、サウナの出来がイマイチなのを工夫して入った事、先代が引退し、今の若夫婦に変わり、時代が変わり、猫がいなくなり、そして…
錦船温泉の浴室タイルは本当に素晴らしい。
紫陽花のタイルと落水の立体タイルを眺めて主浴槽に入ると、瀑布の前にいる様です。
上手の還水が滝、浴槽のオーバーフローがちょっとした滝の様に落ちる水音のせいかもしれません。
中将湯の薬袋を作る会社も廃業したことにより、一般の入浴剤に替わってしまった薬湯のタイルは
「垂直に立つ夕日の細波」
を寝転びながら見せる立体のタイル。
あの細波タイルも竹タイルももう手に入らない、古き良き時代の輝きです。
じっくりと茹でられ、じっくりと水風呂に浸かる。
脱衣場の内装も装飾天井材と掘り込み天井、男女仕切り壁のフィラーにも、洗面台のタイルも金をあしらった高級な内装を見上げ、マッサージ機に座る。
目を閉じると、家族の成長の思い出が廻る、レトロな肩叩き機に身を任せて…
〜おしまい〜
【ボスケテ!美しきタイルの銭湯を】〜ホームのピンチ〜
昨日行けなかったホームに向かう。
あっという間にたどり着く、そこは「錦船温泉」だ。
これまで先代女将の時は無休、やる気が伺えない番代若の世代に変わってから水曜休みなど不定休。
これからは土曜日を定休日にするとのこと!
正直ツライ。
番台では「サウナ中止」の張り紙、時短で22時半まで。
うっすら予感はしてたものの、他の銭湯と比べて消極的なこの状態に、一抹の不安を感じます。
この錦船温泉の浴室タイルの美しさを是非見てほしい。
一際素晴らしいのは水風呂と電気風呂へ流れ落ちる水をイメージした落水タイル。
そして紅葉の兼六園を破砕モザイクタイルで描いた壁画。
紫陽花のタイルが壁面全体を飾り、男女仕切り壁は先代女将の好きだった花のタイルが改装で貼られている。
僕が見た中でも、この錦船温泉でしか見たことがない落水タイル。
主湯から眺めながらその壮大さを感じて温冷交代浴。
普段の利用者数からかなり心配してます。
大丈夫かなぁ…
帰り道、配水場横から銭湯正面を遠くに見る事ができる。
古き木造の美しさが、窓から漏れる灯で浮かび上がる…これからも残って欲しいです。