ニュー金の湯

昨日のサ道最終回観た？まさかのニューラーメンでしたね。
あっ、ニューって響き…久しぶりにニュー金の湯イキタイ！
ってことで、行ってきました。
しかもサウナイキタイに登録されてない！ってことで登録とサ活一番乗り！
このニュー金の湯さん、銭湯なのに駐車場が60台くらい停められるんじゃないかってくらい広く、お風呂も広い！
旭川の銭湯は壁際に湯船があるのが一般的なのに、こちらは壁際は全て洗い場、浴室の中心に湯船が集まっています。
流れ風呂、寝風呂、バイブラ、漢方薬湯、回転風呂に水風呂と湯船も豊富で、お風呂だけでも楽しめます。
流れ風呂なんて「これが銭湯？」と驚くような広さで皆さん大の字でのびのびお風呂に入ってるし、特に回転風呂はまるで洗濯機のようにお湯が回転しており、レトロフューチャー感満載でワクワクします。
ここはお風呂が強烈で久々だとサウナのこと忘れちゃったな～といざサウナへ。
温度はどれくらいかな…と温度計を見ると
ひゃ、120度！？
いやー、これは温度計がイカれてるだけで体感としては90度くらいかな。
カラカラに乾燥してる訳では無いので入りやすいのですが、すっげー暑いフィーバータイムもあれば、ぬるくて長めに入っていられる時間もあり、サ室に入るタイミングで表情が変わる面白いサウナでした。ストーンストーブもあまり見たことの無いタイプ。
水風呂はまあ冷たい。14度くらい？これも肌にスッとなじむ水質で最高。旭川銭湯の水風呂はホントにハズレが無いな～。旭川の水は大雪山の水ですからね。そりゃ良いに決まってる。
ととのいスポットは脱衣所扇風機前のソファベンチが人気。寒くなってくると扇風機が撤去されちゃう銭湯もあるなか、この季節で扇風機回してくれてありがたい！最高！
2セット目でととのい、サウナも混んで来たので漢方薬湯で暖まり終了。チンピリしなくてよかった
ここは「πウォーター」とかいう、「医師も絶賛の生命の水」といういかにも胡散臭いキャッチコピーの謎の水が飲めます。入浴中は飲み放題、持ち帰りの場合2リットル30円だそう。
貴重品は番台に預けるか、100円でロッカーの鍵を借りることができます。（鍵を返せば100円は戻ってきます）支払いの際にどちらか選びましょう。
ここは休憩スポットも脱衣所も全面喫煙可、昭和の雰囲気そのままの銭湯で、年季が入ってますが綺麗ではあるのですが、そのあたりで好みが別れそうですね。
広めの銭湯なのでスーパー銭湯が無かった時代は特に有名だったらしく、地元で評判の銭湯なのですが今も変わらずお客さんたくさんいらっしゃいました。他の銭湯より10円安いのが凄い！また来ます。

いろんな街で生活をしてきた

どの街にも色々思い出を隠して来たけど
旭川というところは特別だ
高校３年間を過ごした街だからだ

なんたって高校生だ
無尽蔵の体力と驚異の回復力はあるものの
知恵と経験と金と図太さが無い
「アスピリン片手のジェットマシーン」
人生の中でもある意味、最強の時期のひとつなのだが
当時の当人にそれがわかるはずもない

今も買物公園沿いにあるとあるデパート
その中の小さなお店で働いている
２つ年上の子と仲良くなった　

その子が住んでいる豊岡のアパートに遊びにいくことになった
言葉で確かめたわけではないけれど
何となく泊まることが前提になっていて
心の中で両手を突き上げ「ウッシャー！！」と叫んだ
夢と希望と何かが目一杯に膨らんだ

アパートに風呂が無かったので
２人で近くの銭湯に歩いて行ったのだけれど
それが「金の湯」だったんだ

１年ほど前
あれ以降はじめて来てみたけれど
懐かしいという感覚はわいてこなかった
当時はまだ「ニュー」じゃなかったか
それとも何か別なことで頭が一杯だったか

壁３面がずらりとカランで浴槽群が中央に連結配置されている
満遍なく人が居てたいへん活気がある
「流れ風呂」「薬湯」「ジャグジー風呂」「寝風呂」
他にもいくつか浴槽があってどれも清潔で気持ちイイ

狭くて薄暗い昔ながらのサウナ室は浴室の隅っこにあって
無理して５人くらいが入れるだろうか
オーバー110度を指す温度計の精度はともかく汗はよく出る
見下ろす位置にテレビが据え付けられているのが珍しい

老若男女誰でもわかる水質の良さ！が誉の水風呂から
休憩を飛ばして
よそじゃ見たことのない「回転風呂」で「ぐるぐる」するのが
金の湯のハイライトだ

あの日は確か
サウナは使っていないと思う
当時の高校生の選択肢にサウナは無い
ひたすら洗うことに専念した
洗うというより「研磨」に近いくらいに

早くあがりすぎたので
ロビーでたくさんタバコを吸って待っていた
また歩いてアパートに戻った。

細部は省くけど
のぼるはずだった大人の階段からは見事、転げ落ちた

今ならお酒かサウナになぐさめてもらうところだが
ガキなのでそんな知恵はなかったな
しばらくウジウジしていた

そうして、あの子と出会うことになる