旭川が産んだ巨人の伝説的投手、ヴィクトル・スタルヒンが少年時代通ったという老舗銭湯。
1階は「旭鉱泉湯」という銭湯(入浴440円、サウナはプラス100円)で、
2階が「八条プレジャー」という家族風呂・サウナ(サウナ入浴900円、フェイスタオル・バスタオル付き)である。
1階はリフォームしてるんだろうなー、といった感じの綺麗な銭湯なのだが
2階はリフォーム感まるで無し・昭和で時が止まったかのような超ディープスポットである。
古めかしくて初めて入ると少し怖いくらいだ。
2階サウナは洗い場が5席、うちシャワーが出るのが2席、その2席のうちお湯が出るのが1席のみというディープさ。
なのに、いつ行っても誰かしらお客さんがいる(みんなプロサウナーぽい)。
何故こんなにもプロサウナーに愛されているのか?
それは昭和ストロングスタイルのハードコアサウナだからである。
サウナ室温は100度以上でストーブはドラム缶式ストーンストーブ(滅多に見ないやつ)、超暑い!
なのに心地よく入れて温度も湿度も文句なしの快適サウナ、
水風呂はふたつあり、ひとつは一番右側にあるキンキンに冷えたやつ、真ん中にあるジャグジーがボコってるのが少しぬるい水風呂であり、好みで水風呂を使い分けることができる。
一番左側があったか~いお風呂だ。
この旭鉱泉湯、「温泉不毛地帯」と言われる旭川の中、市内で唯一の地下冷鉱泉汲み上げ銭湯なのだ。銭湯で唯一の温泉成分のある銭湯なのである。
心なしか、肌がキレイになって湯冷めしにくい。
そんな冷鉱泉汲み上げそのままの水風呂とは、なんと贅沢なことか。
2階サウナのととのいスポットは、脱衣場(喫煙可)に社長室にあるようなイスが5席用意されているので、サウナ後はここにドカッと腰かけ背もたれを極限まで倒し、オットマンに足をドンっと乗せよう!
サウナと水風呂の温度差が強烈で、脱衣場に出る頃にはもうクラックラ、
社長イスに腰掛けた瞬間、既にそこは宇宙。
脳内麻薬ドバドバ、全身がまるでイスに沈んで一体化したかのよう
あ~~思い出しただけでヨダレが出る。
気持ちよすぎて、サウナ1回目でガンギマリできる。
ここでひとつ注意したいのは、冷水機や水飲み場の類いは無いので、サウナ入室前に1階自販機でドリンクを確保しておこう。
初めてここを訪れた際、カウンターでご主人に「1階と2階のサウナの違いは?」と聞いたところ
「1階のサウナは、温度低め。2階のサウナは暑くて本物のサウナだよ。」との答えをいただき、迷わず2階に行きました。
ご主人の言葉に間違いはなく、まさに本物のサウナでした。
男
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