日本一の温泉街、別府の鉄輪地区。
サウナ的なものは鉄輪むし湯が有名だけれど短時間にしては料金が高め。ひょうたん温泉にもサウナはあったと思うけれどちょっと高い。蒸し湯のあるみかえり温泉に行くつもりだったが、泊まった宿に蒸し湯があった。
浴室内の小さなドアから入り、一部にセキショウが敷かれた高さ1mちょっとの天井が低い蒸し風呂。照明はない。窓が1つあるものの、暗い。
驚いたことに蒸気が少ないのに熱い。しきじだとか小浜温泉の蒸気家なんかだと扉を開けると蒸気がドバーっと出てくるのにここはそうじゃない。でも、中はしっかり熱い。
バスタオルを敷くようにと書かれているのだが、足下のスノコに熱いところがあるからということらしい。確かに飛び跳ねるほど熱かった。
熱源がわからなかったので明かりを灯してみると、床に噴気孔がある。どういうこと?噴気孔の上に建てたということか?硫化水素問題もなくこういうことができる鉄輪の凄さを改めて思い知った。
身体を冷やすには、水風呂どころかシャワーもないので掛け水で冷やすしかない。
それでもまた来る価値はあるよなあと思える宿だった。
宿には2つの浴室があって、その1つにこの蒸し風呂がある。2〜3時間毎にそれらの浴室が男女交代して利用されている。