ホテルココ・グラン高崎

【大統領と王様】〜それはちょっと〜

川崎から移動してやってきたのは達磨の町、高崎市だ。
夕方から打合せだから宿泊するしかない。

フロントロビーからオシャレ。

フロアの廊下がオシャレ。

部屋に入るとこれまたオシャレ。

クローゼットやテーブル周りにこだわりを感じる家具や調度品でとてもオシャレ。

打合せもそつなくこなし、浴室へ。

最上階のスイート下、建物セットバックを利用したテラスがふんだんな浴室なようだ、オシャレ！

浴室内もオシャレなタイル使いでテラスと相まって奥行きのあるデザインだ。

身体をしっかり洗い湯船に浸かる。

予熱も出来たのでサ室に向かう。

モザイクタイル貼りの水風呂横の扉を開くとサ室は結構横に広い。
20人は入れそうだが、ストーブ近くにマットが4〜5枚敷いてあるだけで利用が少ない事を伺わせる。
ストーブを覗き込むとオートロウリュが付いている。

部屋の端にあるストーブ前に座りじっくり…
じ、じっくりと…
オートロウリュ発動も何の効果も感じないし、部屋が広すぎてこのストーブの85℃設定は低すぎる。

発生遠赤外線が少ない対流式に、肝心の対流熱は量が少ない上、部屋が広すぎるのだ。
また、部屋が木板貼りなので石貼りのような反射と蓄熱が無い、換気口の調整不能で対流熱が逃げすぎるなど、じっくり出来ない…

「ガバガバやん！」

当然ながら表面だけ温まるだけなので中に熱が溜まらないから、水風呂入ると冷たすぎる。

それでも広いテラスの外気浴は最高！

大統領のように働き王様のように遊ぶ。
正にこのテラスはそれを感じさせる。

結局、20分以上サ室に居ても状況はあまり変わらないので
（なんか勿体無いなぁ…）

部屋に戻り就寝。
夜中3時半に目覚める。

暑い！
部屋のドアを閉めるとクローゼット前の天井のエアコンリターンへ空気を送る量が下がるのでセンサーがバカになる様だ。
ドアにはスリットが入ってるけど、全然空気移動が足りないのか、リターン側センサーしか機能してないのか、寝苦しくて目が覚めた…

オシャレ…

サ室はガバガバ、空調はバカって、それはちょっと…

高崎駅からデッキで繋がっていて、歩いて5分ほど。気温は36度。たった5分でもめちゃくちゃ暑い。

部屋には電子レンジがあるし、何よりマッサージチェアが置いてある。これは嬉しい。

大浴場にはスパ施設にあるタイプのフェイスタオルが積んであるので、これはありがたい。ホテルのフェイスタオルは使いづらいからね。

浴室は思ってたよりはコンパクト。ホテルの大浴場としては充分なんだけど、勝手に広さを想像してた。
ほぼ独り占めだったから問題なかったけど、カランが少ないので朝は混みそう。

サウナは2段ベンチで1段に8人は座れる広さで、こちらは思ってたより広い。ただ、マットが1段に4人分しかないので、実質8人キャパ。
対流式ストーブで温度は90度。オートロウリュがあるみたいだが、頻度は分からなかった。ただ、ロウリュがされてるとは思えないほど、室内はカラカラだった。

水風呂はサウナ近くにあって動線は完璧だが、如何せんぬるい。体感で25度近くあって、自分で羽衣を壊しても効果なし。冷水シャワーもそこまで冷たくならないが、水風呂よりマシだった。真夏に来るのが間違っていたか。

ととのい椅子は室内にタイル調のベンチ、露天に2つ、奥にリクライニングチェアが2つ。空間の割には椅子は少ないが、そこはあえて置いてないのかもしれない。
ただ、リクライニングチェアが置いてある場所が脱衣場から丸見えで、ちょっと落ち着かない。しかも2つしかないので、知らない人だと気まずい。
ちなみに、駅が間近で駅員のアナウンスが聞こえるので、鉄道好きのサウナーには良いかも笑。

サウナも水風呂も外気浴も、ちょっとずつ惜しい。
サウナはもっとオートロウリュの頻度を増やして湿度を上げられないかな。
水風呂はチラーを変えるのは難しいかもしれないが、結構致命的にぬるい。
外気浴はもう少し椅子を増やして、分散させたい。

湯上がり後はドーミーインのようにアイスが置いてあるので、有り難くいただいた。アイスだけじゃなく、サウナもドーミーインの良さを取り入れてほしいかな。