大幸温泉

大曽根の「(有)大幸温泉」に行ってみた。
しかし以前から疑問がある。

(有)って何だ、何故付いてる(・・?)
"有限会社"だとは思うが、何か"有る"みたいな。
他の銭湯で「株」とか「合」とか見たことないけども。( ・∇・)


とりあえず置いといて、
初めての「(有)大幸温泉」さんへ。♨️
ajiさん、akoさん、sho-gunさん…
皆何を見てきたのか知りたかった。

数々の一方通行に戸惑いながら駐車場へ到着。
男湯の引き戸を開けると女将さんが寝てる…
タオルを片手に脱衣所へ入ると、先客がやたら見て来た。何でだろう？と純粋に思う。
周りを見渡すと、丸窓の横に"サウナ操作盤"があった。私はこんなのを設計して作っている人なので変なテンションが上がる。

"何かあったら直せますよ"
"何ならハイスペックにも出来ますよ"
"もっと映えるようにしましょうか"
とか営業したい気分。(￣∇￣)

見事に中央に集まった深めの湯船達を右回りで入っていく。
身長180cmもあれば見下ろせるかもしれない男女湯間のタイル張りベルリンの壁。
とても清潔で綺麗に並んでいた。

いよいよサウナへ。
年季の入った対流式ストーンの電気ストーブ。
色の変わったボディは醤油や味噌の甕(かめ)の様なオモムキ。
サウナ室の窓から脱衣所が見えている。
着替えているおじさんの尻を横目に蒸されていく。
何処から聞こえてくるのか分からない昭和歌謡にテンション上がる。永井真理子〜チャゲ&飛鳥〜植木等のスーダラ節…
吉田美奈子の"夢で逢えたら"を久しぶりにフルで聴いた。92℃の室内はしっかり汗をかける。

やっぱり深くて冷たい井戸水の水風呂は素晴らしい。熱い身体が充分に冷えていく。

町銭湯なのに外気浴も出来る。
露天へのドアを開けると、別荘地の様な異世界へ。リフォームかな？
懐かしいバスクリンの様な入浴剤が入った露天風呂の横にベンチが一席。僅かに空へと繋がった空間がとても愛おしく感じた。右の耳からボイラーの機械音、左の耳から露天風呂のバイブラの音。上空へ煙の様に舞い上がりそうな感覚。これは気持ち良い。ウットリした。

浴室で全ての鏡にお湯を掛け、洗い場の段を流しているおじさんがいた。脱衣所でそこにいる全ての人へ大きな声で挨拶する紳士もいた。脱衣所へ入る時にやたら見られた理由が分かった気がする。

この銭湯は皆で作っているのだろう。
"湯"大幸温泉とても良かったです。♨️

今日はバンテリンドームイオン（旧ナゴヤドーム）に用事があったので、その帰りにこちらの大幸温泉へ。

銭湯にしては珍しく露天風呂があるので、元々気になっていたところ。

露天風呂（変わり湯？）は、ワインレッドの湯！
説明書きでは、アロマうんたらかんたらで、確かにほんのりかおるかも。

【サウナ】
サウナは、88℃〜94℃くらい。
2段になっていて、詰めれば3人3人いけるかな〜ってくらいだけど4人が快適の広さ。

サウナ室の中にある説明書きによると、サウナはフィンランドのカスター社製のサウナストーブとのこと。ストーブの上にストーンが積まれているのではなく置かれていると言ったほうが適切か。

サウナ室は、主に昭和歌謡が流れているが時々JPOPも。
・木綿のハンカチーフ（世代じゃないけど、聞いたことはあるので、ググったら特定できた。「恋人よ　僕は旅立つ〜」）
・嵐　Believe
・KARA GO GO summer 他

個人的には昭和歌謡で統一していれば、それはそれで味があるのにな〜と。あとは音量がもう少し小さいとゆったり過ごせるのでありがたい。

【水風呂】
水風呂は結構深めで、水温もしっかり冷たくていい感じ。2人は普通に入れる。


【休憩スペース】
休憩スペースは、脱衣所にも座る場所があるが、ここは露天スペースがおすすめ。ベンチに横並びで2人が座れる。

ここの露天スペースはここだけ異常なほどの高級旅館感。ヒノキかわからんけどいい感じの木の造りと岩みたいな壁で囲まれている7畳くらいの空間。

ベンチの右側には造木だと思うけど木があり少し森の中を彷彿とさせる。

ベンチの左側では、バイブラバスのブクブクといった音が心地よいBGMと化す。そしてほんのり香る変わり湯からのアロマのかおり。

今日は偶然空いていたので、3セットともこの露天スペースは独り占めという、願ってもないなんという僥倖。これはありがたい。

身体が冷めてきたら露天風呂に浸かり、植物を見てリラックスというのも良かった。



メモ
・墨のかたが多い。そして、立派。
・脱衣所の座る場所は、常連さんの語り場になることもあり、休めないときもあるかも。