銭湯でサウナ追加料金無しで俗世から遮断され、しんと静かなラドン湿式サウナをしっぽりどっしり堪能できるのはかなりの贅沢なひとときです。
実はサウナ内の温度はまったく気にしていなかったもので今となっては温度計があったのかも気付きませんでしたが、何分かごとにこれでもかというほど自動ロウリュされた時は思わず「これは、スゴイ…」と独り言が漏れる迫力の体感温度。
水質はサラッとした井戸水、節水にも大変気を使っているので水風呂は入っているときだけ蛇口がひねれるのですが、水温計が20℃と入った瞬間はゆるめかなと思いきやじっくり入っているうちにじわじわと爽快感が染み入ってきてとてつもなく気持ち良く、ラドンパワーも相まってか、爪先から頭のてっぺんまで今まで味わったことのないトリップ感を味わいました。
浴室内に休憩できる椅子や外気浴スペースなどがないのでどうしようかなと思っていましたが、ひとまず水風呂の縁に腰かけて休憩してみて、水色の高い天井を見上げながらぼーっとしているだけで気分大開放、気持ち良すぎて気を確かにするのがやっとでした。
築70年近いというレトロな趣の古い公衆浴場、これからも大切に愛されてずっと続いてくれると嬉しいです。
女
- 20℃
#サウナ
室温は45度ほどと低温ながらも、尋常ではない水量のオートロウリュのおかげで、しっかりと汗がかけます。湿式サウナはあまり経験がなかったのですが、たっぷりの湿気でゆっくりじっくり蒸されていく心地よさはクセになりそうです。いつも(ドライサウナの場合)は6〜7分ほどで出てしまうのですが、今回は10分以上かけてじっくり蒸されました。
#水風呂
23度くらいか、かなりぬるく感じました。水をジャンジャン出して温度を下げる試みはされているのですが、流石にキンキンというわけにはいきませんね。
#休憩スペース
基本的には椅子はなく、湯船の淵などに思い思いに座ってととのうスタイル。窓が開いていて風を感じることはできました。
男
- 45℃
- 23℃
サウナは人間の悲喜こもごもを零してくれる社交場である☆
月に一度必ず原点回帰をしに行きたくなるこちら築七十年近い鶴の湯。
今日がその日だと低温高湿ラドンサウナに身を委ねていると、一番高温になるスチーム発生器の真ん前で老人が武蔵坊弁慶のように堂々と腰に手を当て微動だにしない姿勢で佇んでいた。
肩から膝裏まで赤、青、緑、黄色と様々な色に彩られた肌を惜しげもなく晒してスチーム器の前で仁王立ちするその姿にどこか神々しさも感じられ視界の端にとらえながら静かに息を整えていると、その老人は『あぁっつい!あ〜、あっつい!』と呟きながら、己自身と闘っていた。
サウナに入っている以上、整いを求めるのは自然の摂理だ。
老人は心の声が余すことなく零れ落ちる方のようで、
『あぁっつい!あ〜!あっつい』という言葉がモニターのない狭いサ室に充満し、その言葉尻が消えようとする瞬間ほんのか細い声で
『なんでだ?』
と言う老人の声がサ室に響いた。
『熱い、何故?』との老人の零れ落ちた問いに、
『熱いよ。だってサウナだもの。』
自分の心の中の相田みつをが心の中のみで呟いた。
それからお互いの視線があったことから談笑させて頂くことができ、老人の刺青の歴史などを聞きながらとても有意義な時間を過ごす事が出来た。
一通り整い終え脱衣所で着替えていると声をかけられた。
振り返ると、先程まで談笑していた刺青の老人が笑顔で立っている。
『あんちゃん、これで何か冷たい飲み物でも飲みな。』
そう言って、気前よく自分にジュース代を渡そうとしてきてくれた。
初対面の方にいきなり奢られるのも気が引け何度か丁重に断るが、老人のあどけない笑顔で『いいから』と渡そうとしてくれる姿勢に断るのも失礼と思い、有り難くお気持ちを頂くことにした☆
『またな!』と手を振り、去っていく粋な老人の計らいに礼を言いながら見送り、掌を開けてみると五十円玉が鈍く光っていた。
自分の心の中の相田みつをが心を飛び出して呟いた。
『これでは買えないよ。だって令和だもの。』
昔はこれで買えたのだろうなぁ。
今では紙パックの飲み物でさえ最低百円は有するものだ。
様々な思いが交錯するが五十円以上のお気持ちを頂けた気がして、
これからの人生、沢山のご縁がありますようにと、老人のお気持ちを自分の財布の端っこにそっと大事に忍ばせることにした☆
ありがとう。
龍の刺青の老人☆
ここの銭湯は昭和の名残を残しているのは前述しているが、建物の天井が昔ながらのというか、非常に高い。
脱衣場のかなり上の方に窓があり、今日のような陽光降り注ぐ夕方に入ると、脱衣場からの眩しい光が浴場にまで降り立ち、得も言われぬノスタルジーを感じる事ができる☆
低温高湿のラドンサウナでひとりアウフグースをすると、高温サウナと変わらぬ発汗を促される。
そのまま水風呂に入ると、視界にその窓が入り、そこからの外の景色を眺める事ができる。
まるで映画のラストシーンに使われるような煌々とした光に包まれ20度くらいの水風呂にゆっくりと入ると、このまま天に召されるのではなかろうか?と思えるほどのととのいエクスタシーが身体を、これまたゆっくりと駆け巡る☆
自分はマルシンスパのような100度近い高温のフィンランドサウナが好みなのだが、ここ鶴の湯は好みとは真逆のサウナなのだが、自分にサウナの醍醐味を教えてくれた場所でもあり、月に一度ここに入ると、たまらなくととのってしまう。
今日はほぼ貸切状態になり、サウナからの水風呂からのラドン温泉からの水風呂と温冷交代浴を六度回して、ゆっくりと天国に上っていった☆
ここだけは潰れてほしくない銭湯だ☆
初訪問。
靴箱から脱衣所まで:
靴を脱いだらすぐフロントです。靴箱の鍵は預けません。飲み物は冷蔵ケースの中から自分で取って、フロントで払います。冷蔵ケース内にポカリと瓶牛乳を確認。ほか2〜3人がけのソファふたつとテレビがコンパクトに収まっています。
サウナ(スチームサウナ):
追加料金無し、入湯料470円でスチームサウナに入れます。浴場入って左手手前、水風呂の横にドアがあります。扉にラドンサウナと表記あり。
サウナ室の隅になにやら機械が置かれており、ゴゴゴと大きな音を立てて動き出したかと思うと、みるみるうちに水蒸気がもわりと立ちこめました。
……なかなかです。
追加料金無しだと思うとコスパ良いです。
ほか浴室や脱衣所まわり:
脱衣所、浴場ともに天井近くが中空になっています。男湯の会話が結構聞こえます。
残念ながら、外気浴可能な休憩スポットはありません。洗い場に椅子を置いて座るか、39度とぬる目のラドン温泉で半身浴するといいかも。
ラドン温泉のほか、内湯は電気風呂と渦流風呂のふたつ。このふたつは43度と温度高めです。
脱衣所にはマッサージチェアと、座って頭からかぶるタイプのドライヤーがあります。20円3分くらい? 髪が短い方におススメです。通常のドライヤーもひとつあります。
所感:
築年数が60年以上を越えており、あちこち修繕を重ねながら営業しているとのこと。なので設備は全体的に古め。
雰囲気は「ザ・街の銭湯」!
趣きがあり素敵です。また来ようと思います。
女
- 45℃
- 22℃
自分のサ道の始まりとなった築70年近い銭湯。
日本の高度経済成長の波に乗って作られたであろう歴史を感じさせる素朴な佇まいのこちらのサウナは低温高湿サウナとなっていて温度は45度、湿度はもう少し高めな設定にされている為か、発汗するのに申し分ない熱さを提供してくれる。
浴槽は熱湯での電気風呂とジェットバス、低温の人工ラドン温泉、水風呂の三つが用意されていて、建物の設計上外気浴スペースなどはないが、ほぼ人の体温と同じ設定されてるラドン温泉に浸かり自分は整うことができる。
昭和〜平成、そして令和に移り変わろうとしているこのご時世、こういう施設はなんとしても生き残って欲しいものであると思いを馳せながら今日も今日とてしっかりと整った☆
昨日の夜になりますが、こちらへ。別料金無しで、スチームサウナが入れるとのこと。
仕事帰りの途中下車で、来れる場所ですが帰宅時間が遅い仕事の自分としては、なかなか来にくかったので、初訪問となりました。
タオルのレンタル、シャンプー類の設置等はありません。地元の常連さんが大多数のご様子。
ぬるめのラドン温泉が人気なんですかね。サウナにはあまり人がいませんでした。
スチームサウナということで、まろやかな空気のサウナの中でのんびりしていると、水が落ちるような轟音が流れ、水蒸気が室内に立ち込め、体感温度がいきなり上がります。壁際に吊るされた、
団扇であおぐと、ロウリュウのような感じに。これが五分おきくらいに行われるので、通常のスチームサウナよりも発汗がスムーズです。
焼けた石で水蒸気を出すのとやっぱり雰囲気が違い、水蒸気も柔らかで、発汗も優しい感じ。体への刺激も少なそうですね。
水風呂は二人か三人向けのサイズでしたが、ほとんど誰も入っていなく、快適に
使わせて頂きました。
正直、サウナ料金なしということで、期待は少なかったのですが、意外と整いました!
建物が古かったり、水風呂の床のタイルが変色してたり、老朽化はしてますが、コストパフォーマンスはいいですね!
何よりサウナが空いていたのが、良かった!最近はサウナつきの銭湯はどこも、サウナや水風呂が込み合ってたりしますから、空いているのはありがたい!
帰りは駅への途中にある、地元の名居酒屋、宿場さんへ。月曜日から水曜日までは何か飲み物のサービスが、あり、火曜日は生ビール半額でした!
ハーフサイズでも山盛りの唐揚げで、ビールを頂き、帰宅。
西調布、侮れない!