フィンランド・ヴィレッジ

フェスと名のつくものに人生で初めて参加しました。それはサウナでした。

"SAUNA FES 2019 VOL.4 JAPAN" 2日目に参加させて頂きました。

フェスなんて一体どんなテンションで行けばよいか分からず、入場したら殆んどの方がサウナハットを被られていて、猛者ばかりだ！これはやっちまったなと不安でしたが、すぐスタッフの方に明るく爽やかにご挨拶頂き、不安が一気にほぐれました☺️

ん？このスタッフの方、どこかで見覚えが…。

あー！サ道に出演されていた熱波師のエレガント渡会さん！！

その後も「サ道」出演者の偶然さん、イケメン蒸し男君、マグ万平さん、タナカカツキ先生…。
有名人を間近で見て、浮かれてテンションMAX！！

こんなに私がミーハーになるなんて…。
自分の知らない一面を見出させたサウナパワー恐るべし。

自然の中にたくさんの種類のサウナが点在していてワクワクします。
車を改造したサウナワゴンやトレーラーサウナ。
サウナトースターはもはや最高のエンターテイメント✨

そして数あるサウナの中でも1番印象に残ったのは ピットサウナと呼ばれる土を掘って作った古式スモークサウナ。

後ほどマグ万平さんのアウフグースを受けに行った際、説明いただいたことによると、
サウナの原点であり、フィンランドでは「キング オブ サウナ」と呼ばれ、日本でここにしかないとても貴重なサウナだということ。

中はまるで穴蔵の様で真っ暗。
定員5名。
強烈な熱さは感じないものの、スモーキーな香りとじんわりとした熱にしばし包み込まれる贅沢な時間。

スモークサウナの待ち時間、サウナの中で2日間スモークさせて作ったお肉をいただきました🍖
燻製の香が芳しくてめちゃ美味い！！

ん？…このサウナハット、どこかで見覚えが…。
ミニオン…まー🔥さん！？

サウナ後、急にお声がけしてしまいすみませんでした💦
ピットサウナでセッションさせていただき嬉しかったです☺️

フード類も美味しく、タナカカツキ先生直々に焼いて下さったフランクフルト（無料！！）や、The saunaでお世話になったべべーさんが出店されていたラム麻婆ごはんも美味しかった！

移動式サウナって正直どうなんだろう？と思っていましたが、全てのサウナのクオリティが恐ろしく高く、施設に全く引けを取らない素晴らしいもので、大満足でした！

それもこれも、働かれてるスタッフの皆さんのお陰で成り立っているんだなぁと感謝の念しかありません。

私にとって一生残る貴重で素敵な思い出が出来ました。ありがとうございました✨

関東サウナ旅第13弾フィンランドヴィレッジへライドオン！

まずは腹ごしらえということで野田クラクションべべさんが出店されているラム麻婆ご飯を堪能。スパイスが効いていて刺激的な味は最高のサウナ飯。

その後、本館の裏手に大量のヴィヒタが積まれているのを発見。
ヴィヒタ隊長のWSが開催されるとのことで参加。
紐を巻いていくのだが想像以上に力が必要で四苦八苦。
ヴィヒタ1本を作る労力をこの手で体験できて良かった。

シーシャという水タバコにも挑戦。
シーシャでチル？
チルアウトと聞くと音楽ジャンルの1つであるChill Out。OrbitalやAphex Twinを思い出す。
コーヒを飲み別館内の椅子でくつろいだ状態で嗜むシーシャは想像以上の癒やし。
シーシャは、呼吸に意識がいくので集中力が上がり冷静(チル)になれるとのこと。
普段タバコを吸わないのでタバコを嗜んでいる人の気持ちが理解でき良かった。
今度テントサウナにシーシャを持ち込み、Chill Outを聴きながら試してみよう。

途中サウナコタにてタナカカツキさんに遭遇。生のカツキさんは菩薩系イケメン。
記念撮影を依頼すると快く快諾して頂きありがとうございました。

#サウナ
19種類中半分程を体験。自分の一番好きなサウナは1人用のリアカー式カメラサウナ。
誰にも邪魔されずに温度調整でき自分の一番気持ちいいタイミングで湖に飛び込めるのでとにかく最高。テントサウナもいいがこのリアカーが本当に欲しい。
ここでしか体験できない貴重なスモークサウナも「蒸し」の原点を体験でき新鮮でした。

#水風呂
水温13～15℃。湖に計7回ダイブ。
瞬間が永遠になることを願って止まない時間。
脱力し湖面に浮かび空を見上げると自然と一体化。
この時だけは全ての苦しみから解放され幸福の坩堝に陥いる。

#休憩スペース
至るところにリクライニングチェアがあるが椅子に触れることすら煩わしいので
自分は全てを解放して大地に寝転び大休憩。
エリア全てが休憩スペース。外気浴休憩の極地ここにあり。

身体が冷えてきたので五右衛門風呂へ。
温泉はこれ1つなので相対的な価値が高まり普段入る温泉の何倍も気持ちよかった。

帰りのバスでの記憶は無し。
これほどギア全開で楽しんだのは何年ぶりだろう。

この幸せな時間を提供してくれた全ての人に感謝を。
バスツアーで隣の席になったゴリさん。なおとさん。
お二人との出会いに感謝を。

この経験で得た恩は自分なりの形で返して行きます。


次の施設(東名厚木健康センター)に続く。

【サウナフェス体験記：文豪の一句が蘇る】

｢フェス……？まぁ行ったことはあるよ。｣

真っ赤なウソである。

この四半世紀、フェスという行事に縁のない暗い人生だった。

いつもそうだった。

｢初体験……？まぁ20歳の夏かな。｣

これも巧妙なウソだ。

……チェリーだったちょうど今から5年前。東南アジア諸国旅先にて、誤って｢スケベマッサージ店｣に入店。｢special｣たるものに初体験を終えた。


｢こういう店あまり来ないのでうまくできなry……｣


保険をかけるウソだ。

帰国してからもフェスどころか異性にも縁がない人生。

3年前に旅先で連れてもらった中洲にて日本での初体験を終えた。

小生の所有する経験は他人に比べて圧倒的に少ない。

しかし少ない代わりに、ひとつの経験が濃厚過ぎるのである。

そう、今回のサウナフェスを含めて。

｢だから彼女が生きている限り、あなた限りに打ち明けられた秘密として全てを閉まっておいてください。｣
(夏目漱石著｢こころ｣より一部抜粋)
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既にたくさんの参加者さんが詳しく投稿しているので、そちらを参考にいただければ。

小生が語りたいのは唯一、湖でのあの景色だけ。

TYLOでセルフロウリュ4連発。初雪のようにゆっくりと熱が降りそそぐ……

高熱と化して｢hot gravity｣が小生を包み込む。

そこから湖へ。岸に撮影者がいて、どうしてもそちらも向いてしまう。ただラストセットだった。

夕暮れのフィンランドビレッジ。

初めて岸に背を向け、景色を目の当たりにした。

そこに広がる自然の景色。

波打たず、真っ直ぐとつながる水面に浮かび上がるのはたったひとつのアタマだけ。


自然と一体化した瞬間だった。


雑音が抜け、静寂の瞬間だった。


我を見失った瞬間だった。


左右の草が風でせせらぐ。

低水温を求め、少し移動した時、ふと我に戻る。


｢あぁ、あの刹那、忘れない。｣


学生時代習っていた茶道の師にこう言われたのを思い出す。


｢一期一会の精神にて茶碗に刮目せよ｣

一期一会の精神、つまりカメラで写真を撮らずに、己の目で見た景色を脳に焼き付け印象づける。

これからの人生において反芻する景色になるだろう


｢フェス？行ったことあるよ、サウナフェスにね。｣

もう堂々と言える。人生四半世紀を過ぎた今日、まだまだこれからではないか。[完]