草枕温泉てんすい

草枕温泉てんすいへライドオン！

以前Dさんに湯らっくすでお会いした際に絶景だとオススメされていたこちらの施設。
今回訪問できる機会を得たのですが結論から言うと最高でした。

夏目漱石「草枕」が舞台の温泉施設とのことでタオルに刻印されている文章がエモい。
「山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」

#サウナ
87℃2段MAX8人のシンプルなサ室。BGMは小音量で有線曲？が流れている。
昼過ぎの訪問でしたがサ室は常に満員。
1セット目は2段目、2セット目は人が多く1段目ストーブ前に着座。
これが良かった。
眼前にオリンピア製遠赤外線ヒーター。距離が近すぎてグリル感が半端ない。
温度はそこまで高くないのにこれだけヒーターが近いと5分も過ぎてくると体中から汗が大量に吹き出してくる。この感覚は癖になる。
普段最上段ばかり座っているので1段目&眼前がヒーターの今回のパターンが大好きになりました。自分はストーブで直接焼かれるのが好きだったのかと新たな気づき。

サウニング途中で常連さんの会話で湯らっくすが登場。
「タオルで扇がれる奴あれはききますね～」「あれは凄い。」
アウフグースのことだ。てんすい常連の皆様も湯らっくすに行かれている模様。

#水風呂
脱衣所で地下水を使用しているとの表記を発見していたので期待感が高まる。
サ室を出て1秒で水風呂。完璧な導線。
目の前にコップと蛇口。飲めとの神のお告げ。
勢いよく手ですくって飲むと急速に乾きが満たされていく。
サ室を出てすぐ飲める地下天然水はまさに砂漠で見つけたオアシス。

水温17℃前後。常に注水されている部分にもたれながら後頭部を冷やすと半端なく気持ちいい。脳内が感覚に切り替わるこの瞬間が大好きだ。
水風呂だけの区画は天井が高くどこか忍びの匂いを感じる。
薄暗いので1セット目は人が入っているのに気づかず恥ずかしかった。
秘密基地みたいな雰囲気なので暗い雰囲気の水風呂好きには是非おすすめしたい。

#休憩スペース
本日は快晴也。田園風景から有明海を望んで遠く雲仙。しっかりと見える。
鳥の鳴き声とパノラミックビュー。しばし呆然。ここは桃源郷かな？
福岡の千石の郷、佐賀の山茶花の湯と過去眺望のよい施設を訪れてきたが
てんすいのスケール感も圧倒的。
ベンチに寝そべり青空を見上げて休憩。開放感が半端ない。
途中てんとう虫を見つけたので指先に登らせて虫と戯れる。楽しい。
ぽかぽか陽気でベストな外気浴が味わえて幸せでした。また来たいなぁ。

足をのばして草枕温泉てんすいへライドオン。広大な山の敷地はログハウスもあり素敵な場所。

今日はね、ふふふ‥ちゃんと狙ってきましたよ！日没を！！

券売機の後ろには展望台へと続く階段があります。そして番台には本日の日没時間がきちんと記載してありました！

中に入るとやや狭めの脱衣所。
低腰のロッカーはないし、狭いから混雑したら女性は気を使いながら着替えなきゃいけないかも。
トイレはやや古めだけどペーパータオルあるから安心。ビデあったかな？笑

でも中に入ったらワアッオ！！
サ道の湯らっくすを見た時のナカタアツロウさんみたいに、浴場に一目惚れしちゃった！ざっぱんざっぱんどこもオーバーフローしてる。
サイト見ると天然温泉で掛け流しってことよね？すごい、湯に惚れた！(まだ入ってないけどw)内風呂の岩が珍しく赤黄色い。それもまた綺麗。みかんのシャンリン有。
しかーしここでは若干、サウナを探して迷いました。
浴場に入って右側の通路を降りると薬草湯があり、その細い通路をまっすぐ進むとサウナ！小さな4人で定員の水風呂も！

サウナ室内は83℃
2段で8人がいっぱいかなー。ギュッギュかも。
個人マットないって知ってたから〜使い捨て持ってきた〜。
そして、サウナ室を見たらいっぱい！夕日を目掛けてきたので、やばい‥地元のヌシマダムたちの憩いの時間とかぶった！！笑
このマダムたちよく喋る喋る。熱いフリして口鼻をタオルで覆って防御‥。
83℃とか結構ずっと入ってられたから1周12分楽しみました。じんわり汗ばむから苦しくなーい。

そしてめちゃくちゃ気持ちよかったのが水風呂ー！サイコー！！包まれるような温度の17〜18℃でずっと入っていれる〜♡気持ちいぃぃぃ♡今までの水風呂は冷たかったのねきっとw

ビギナーにはマダムタイムを避けて利用すれば、本当に良いバランスのサウナだよ！
でも水風呂に長居は厳禁。

さて、お楽しみの外気浴は〜

ブッラボーーーッ！！！

なーーんて綺麗なんでしょ！
なーーんて絶景なんでしょ！
夕日と海と田畑が広がる平野で絵画のような美しさ。

しかーし外向きのととのい椅子がないー！笑。仁王立ちか、平たい石に使い捨てマットひいて座ったもん！
打たせ湯の前にベンチがあるけど、何故か内側向いてるしw
ぜひ外に椅子を置いて下さい！！

いやぁ、それにしても最高のロケーションに感激しますよ！
帰りにサ飯食べようとしたら、閉まってて残念。だけど、売店の方の巨峰ソフトがべらぼうに美味しいから季節限定で食べてみて。ちなみに食堂のソフトじゃなくて売店の方ね。

晴天だったので、眺望の良い草枕温泉てんすいへ
こちらの物産館で購入した塩辛と塩海苔が美味しくて、あっという間に消費しつつあるのでそれらを買い足すのも目的だ

二回目ともなると、勝手がわかり自分が思うように手順を踏む
まずは全身を洗うのだが、普段は全て自分のお風呂セットでまかなうところ、こちらではボディーソープだけは備え付けのものを使わせてもらう
地元の名産にちなんで、みかんの香りがするオリジナルボディーソープなのだ

そしてサ室に向かう経路の段下にある「草枕の湯」でぬるめの薬湯に浸かる
旧天水町（小天地区）は漱石の小説「草枕」の舞台であり、作中にある半地下の浴場を模したのがこの浴槽だ

ほのかに草木の香りがする薬湯を上がったら、ザンザンと掛け流しの大浴槽でじっくり体を温める
この大浴槽の一隅が電気風呂になっていて、軽い気持ちで腰掛けたら、驚愕の強刺激‼️
今まで経験した電気風呂の中でもぶっちぎりNo.1‼️
腰へのダイレクトな刺激はさることながら、尻の肉はビクンビクンと持ち上げられ、ふくらはぎまでギュンギュンだ
腰の位置を変えようと、右を向けば左手がピキーンと伸び、ひだりを向けば右手がピキーンと自分の意思を無視して伸びる始末
どんだけの電気よ…！おかげで腰がずいぶん軽くなった
漁業やみかん栽培など腰や肩への負荷が大きい地元産業に従事する方々に合わせた仕様なのかな

適度に湿度がありJ-Popが流れるサ室でじっくり汗をかいたら、まろやかでキンキンの地下水ザブザブ掛け流しの水風呂でキュンキュン冷やされる

そしてハイライトは絶景の外気浴
空気が霞んでいて、対岸の島原半島、雲仙普賢岳は晴天の下、シルエットが浮かんでいる
風があっていい気持ち

風呂上がりに館内を巡ると地元出身の名優笠智衆にちなんだ映画看板なども展示されている
晴れた日に買い物がてらにまた来よう！