2回目の訪問。宿泊ついでに15-17時の回で利用。
内湯はもちろん平山温泉。良くある無臭の温泉では無く、草津のような硫黄の香りと、トロッとした質感が特徴で湯船には湯の花が浮かぶ。しっかり温まっていざサウナへ。
水が張ってあり、生ヴィヒタを沈めた石穴からロウリュ用の水として木桶でバケツへと汲み入れる。
低い扉を潜れば、自慢の薪サウナがお出まし。温度は90〜92度くらいだが、上の段は結構熱い。ロウリュすると芳醇なコクのあるヴィヒタの香りがサウナ中に広まる。中にはセルフアウフグース用のうちわや、ウィスキング用のヴィヒタまで完備されている。
あちあちになって外に出る。汗を流し、地下水から汲み上げているという水風呂へダイブ。最高。水が柔らかいって感覚よく分からなかったけど、こういう事を言うんだな。温度は多分20度くらいで、落ち着いてずっと入っていられる。前回はちょっとぬるいなと思っていた水風呂も、外気温が低いせいかちょうどよく感じる。ここで整いそう。潜って頭までしっかり冷やす。
ととのいイスはご主人手作りという木椅子。タオルを敷いて、持ってきたサウナポンチョを着れば、ととのいの世界へ…。幸せでした。
寒い季節が丁度良いのかな?都会のチラーのない水風呂で、外気浴も無く閉じ込められたプライベートサウナにお金を払うくらいなら、ここに年1で来た方がいい。サウナシュランに載っても不思議でないし、むしろ人気にならないでほしいサウナ。
共用
- 92℃
- 20℃
◯総評
プライベート貸切サウナの最高峰。
唯一無二で、今後も進化し続ける極上。
あっという間に過ぎる2時間をどう満喫するか。
#サウナ
オーナー自らがサウナ学会に所属するほどサウナ好き。一からアイデアを起こし、図面にし、設計士に依頼し、何度も協議した上で建設されたサウナ室。こだわりが沢山詰まったこの貸切プライベートサウナは、人生の中で一度は経験した方が良いとお勧めできます。
薪は1日約100キロを使用し、サウナストーンの量も部屋のキャパに対して十分過ぎる熱量。ラドル1杯のセルフロウリュだけで、部屋は本当にアチアチに温まります。また、座席が1.5メートルほど高い位置に作られており天井間近で、熱風がダイレクトに感じられる好設計。うちわ大小2種とウィスクも完備で、完璧すぎます。熱波も作れて、ウィスキングも出来て、寝っ転がれる広さで、サウナーにとっての夢の時間です。
サウナストーブは薪の香りが充満し、柔らかい暖かさとスピード感のある温まり方。燃えさかる薪と窓から見える森と緑を目でも堪能し、薪のパチパチ音を聞きながら、ゆっくり温まります。温度、湿度、こだわり、全てが最高峰。
#水風呂
天然水を使っており、あえてチラー無しのこだわりの水風呂。深さは約110cmあり、温度は体感的に20度過ぎくらい。鉄分を多く含んでおり、飲むことはできませんが柔らかさを感じる水風呂です。風呂釜自体の作りもとても丁寧且つ綺麗で、趣きを感じます。身体を冷やすまで少し時間がかかるので2-3分ほど浸かると良い状態に。
#休憩スペース
水風呂の目の前が整いスペースです。
オーダーメイド?のような木製のデッキチェアとタオル生地マットで。屋根もついているので陽射しも気になりません。風がよく抜け、鳥の囀りと森の自然のBGMが、最高の整いをさらにもう一つの上のレベルへ連れていってくれます。多少の虫がいるのはやむなしですが、気になるレベルではなかったのと自然の中での整いなので、それも合わせて楽しめます。
その他
◯脱衣所、アメニティ
2人分合計で、大型バスタオル4枚、フェースタオル4枚、ボディーナイロンタオル2枚があり、手ぶらで全く問題ないです。化粧水と乳液と綿棒ももちろん完備。脱衣所内にもエアコンがあるので冷房も暖房もすぐに効いて過ごしやすい設計。
◯温泉 半内湯
pH値が高めで、少し硫黄臭感があるトロトロ系。下茹でには最適な温度で、とても柔らかく身体が温まります。
共用
- 80℃
- 22℃