下市温泉秋津荘 明水館

今日の目的、墓参りを済ませたペンギンは、奈良の吉野へ出かけることにした。
吉野といっても、かつて南朝があったことくらいしか知らない。カーステで「千本桜」を鳴らしつつ山道を走り、下千本の駐車場から先は自転車で。

金峯山寺の巨大な山門に度肝を抜かれ、何気なく寄った吉水神社では腰を抜かした。普段は出し惜しむ拝観料を払って、書院を見学……ここ、ただの神社じゃなさそうだ。
解説によると、この書院がかつての南朝の皇居で、つまり後醍醐天皇がここで暮らしていたらしい。
俺は今、歴史を目のあたりにしている。というか俺が歴史に見られている！

♪あの人はもう 思い出だけど
君を遠くで 見つめてる

これは後醍醐天皇じゃなくてゴダイゴ。
ところで、ゴダイゴにいたミッキー吉野はやはり吉野に由来するんだろうか。歴史の謎だ。

さて、吉野から一番近いお風呂(俺基準)がこちら。
天川村の洞川まで足を伸ばそうと思ったが、水汲み場の駐車場で500円も取られるらしいのでヤメヤメ。
帰りに見つけた「ごんたの湯」の案内板に吸い寄せられて、当館へ来てしまった。

入館料は下市町民が500円。俺はもちろん町民ではないから、いくらになるんだ……えーと……。
「町外の方は500円です」
「え？」
「あの、新しい500玉は使えないです。すみません」

いや、謝るのはこっちの方だろ！
水汲み場の駐車場料金と同じ値段でサウナ付き温泉に入れるんですぜ！

湯治場を思わせる無骨な感じの浴室。しかし採光が素晴らしく室内は明るいし、露天も開放的。
温泉は特に変わった感じはしなかったが、長湯すると湯あたりする。

サウナ室は定員4名(マットの枚数で数えた)。
杉板を張った美しいサウナ室、ほのかに香木のような香りがする。
金曜日の昼下がり、誰もいないサウナ室でたっぷり蒸されたら、冷泉風呂へ。
水風呂じゃない。確かに冷泉風呂と書いてあった。俺の予想では、ここ秋野温泉の源泉を直接引き込んでいる。

なんて贅沢なサ活なんだ。
たまの休み、こういう羽根伸ばしもいいでしょ。

やっこ

葛にゅうめん+柿の葉寿司のセット

ここでサ飯を食った奴はいないだろう！ 上品なお味。

前から気になってた下市温泉。めちゃくちゃ良かった。

「サ室が新しくてきれい」とありますが、これ多分男湯？奥の方の浴場？ではないかな。INしたのは手前側女湯。の、内容です。↓


サ室温度は低めで最初85度だったが出入りしたとたん80度に。（独り貸切）
2セット目はなかなか温もらず10分以上いないとダメかなこりゃ。
2段定員5名のところコロナ過で「2名まで」の張り紙。
サウナマット無しなので入り口前のビート板を持ち込みます。
ビート版1枚じゃ足らないので2枚以上かタオルが必要。

なぜかストーン？と思しき機材に金網がしてあったので上から覗いてみたら鉄板で蓋してたり、なんか面白い構造になっとります。
水風呂の後はベンチがひとつだけある露天エリアへ。

空があるのと、時計があるのがとても親切。
きもちいい。本当に気持ちがいい。
ガンギマリてわけじゃないけど、ほんのりいい気分になりました。

・リンスインシャンプーはお安め
・ロッカー100円返却式ですがお金入れない常連さんほとんどなので開けてびっくり「わ！服あるがな！」となります
・ロッカーのすぐ目の前に大きな台があるので着替えがめちゃめちゃ便利です
・お年寄りに優しい設計
・アメニティ類は一切ないです
・レストラン、どれも美味しくて◎→ヤマトポークの豚カツ押しがすごい、美味い
・レストラン14:00までです（ラストオーダー13:30だけど雰囲気でビール出してもらえた）
・路線バス本数あり（つっても1時間に1本→利用している地元の方も多いみたい）


【洞川温泉からの帰りVer.】2021/11月現在
12:25　洞川温泉　（2：大淀バスセンター行き）
↓（奈良交通バス）
13:19　岩森〔下市温泉〕

★下市温泉　秋津荘 明水館

14:50　岩森〔下市温泉〕
↓（奈良交通バス）
15:05　下市口駅（近鉄）

やまとポークトンカツ定食（小）1100円

旨いのひとこと。ソースもひと工夫してある。 トンカツ定食1300円はいったいどんなの出てくるの…