ヘルシー温泉タテバ

【塩サウナだからと侮るなかれ】

歩いてサウナ@大阪③
アツアツの塩サウナはお好きですか？

延羽の湯を後にし、吉み乃製麺所でエネルギーチャージし、次にやって来たのはヘルシー温泉タテバさん。
温泉はぜんぶヘルシーだろう、などと野暮なツッコミをしつつ、ヘルシーさを売りにしたいという心意気だと受け取り。タテバって何だろう。タカ！テラ！バッタ！でないことは確かだが。昔、街道の休息所であった「立場」が由来なのかな。

階段を登り、券売機でぽちぽち。番台でくの字型のフックキーを受け取る。

#お風呂
深くて熱めの炭酸泉があったのは覚えてる。あと2つくらい浴槽があった気がする。だめだ、ぐわんぐわんととのったので全然覚えてない…。

#スチームサウナ
無料。にしてはなかなかのクオリティ。キャパ約5名。掃除用具入れくらいの背の高さの、白い箱型装置が熱源かと思われる。蒸気が充満していてしっかり熱い。歩いてきてすでに汗腺が稼働中の私の体は、いとも簡単に汗をかき出す。気持ちいい空間だぁ。
思いやりバトン用に、洗面器にお湯を汲んで入るとベター。

#塩サウナ
有料。偶数日は男湯が塩サウナ。四角い青マットを持って入る。キャパ約11名。
フックキーは下向きではなく上向きに引っ掛けるのが正解。初見殺しだ。笑
先人のサ活で予習しておいてよかった。塩サウナにしてはアツイ！特に3段目は、1段目とは異なり明確にアツイ。床もアチアチなのでサンダルがないときつい。塩も加熱されており、体にまぶすときにヒリヒリする。塩の効果と温度と湿度の相乗効果で、ガンガン汗をかける。
出てすぐのところにシャワーがあるので、そこで塩と汗を流せる。

#水風呂
キャパ約5名。深くて冷たい！体感16±0.5℃。ナイス水風呂。肺から出る息が冷たくなってからもしばらく入ってしまった。ちょっと入りすぎたかも。サ道のナカちゃんさんを思い出し、あがる。

#休憩
サ室前にイス2つ。あとは浴槽のフチか、洗い場か、脱衣所か。
塩サウナでガンガンに蒸された後、水風呂でキンキンに冷やされ、ととのいイスで目を瞑れば、見事に大回転。ぐわんぐわんぐわん。そしてそのまま寝落ち…。まただ。気持ち良すぎたのか、思ったより疲れていたのかは分からないが、短時間でシャキーッとリフレッシュ。

客層としては、刺青の人と、話し好きなニィちゃんたちが多かったです。郷に入りては郷に従え。施設を構成するソフト面の一部と捉えれば、なんてことはないのです。

噂通り「塩サウナだからって侮るなかれ」な名店でした。機会があれば、遠赤サウナの方も入ってみたいなぁ。
ありがとうございました！

サウナを目的に風呂屋に赴くのはこれが初！
最近サウナ活動に目覚めた相方に手を引かれ
いざ券売！タオルは持ってきたぬかりない！
(分厚いフェイスタオルだったので薄手の物が欲しいと浴中ずっとおもってた)

人生初めてみる謎の形状の鍵を渡され、ここからは相方はいない、1人の戦いがはじまる。
意を決して脱衣！
身体を洗い湯船を尻目にズンズンと奥へ進んでいくと右手にビート板のようなものが。
番台のおねーちゃんが言ってた、今日は塩サウナだから、お尻熱いのでマットレスしいてね。

確信をもってマット片手にサウナへ！
と思ったがドアの開け方がわからない。

意を決して進めた歩を後ろに引いて、挙動不審になりながら、入り口左側にある通称　ととのいスポットとと呼ぶらしいデッキチェアに見を寄せ、先人様達の動きをみる。

ととのいスポットとマットは予備知識があったが、相方よ、この鍵のことは助言してくれていてもいいだろう....

くの字の先端を引っ掛けて開けていく先輩方に習いサウナに侵入。

あつい！

空間も暑いが、マット要求の床が恐ろしくあつい！何故か皆スリッパをはいている！
そりゃそうだという温度。
しかしそのまま出るのもなんか恥ずかしかったですためひとまず一つのビート板に乗り切るように三角座りを試みる。
目の前には24型ほどのテレビ。

室内には既に3名のご婦人たち。
みんなスリッパをはいていた。
ここは彼女たちの舞台だという感じだ
私は文字通りの素っ裸で、装備品が全く無い。

入室後9分ほどで一旦限界！
息の仕方が分からなくて喉がじりじりしてた。

よりにもよって部屋で1番奥に陣取った私。

裸足でドアまでおよそ6歩！
1歩目でこれはスリッパを手に入れてから出ないと攻略出来ないダンジョンだと知った。

暑いとこ→水→休憩

が1セットのルーティーンである事は教えてもらっていた、身体と足の裏の痛みが勢いよく私を水風呂へ誘う。

冷たい！いや痛い！

段差のあるヘリの部分にふくらはぎ中腹くらいまで入水し、ふくらはぎ中腹以下の足はもう今後の人生で使い物にならないのではとタカを括りかけた。

天使の羽衣

相方が力説するサウナ話にそんな言葉が飛び交ったことを思い出す。頭はまだ働いていた。
少し経てばこの刺すような冷たさと自身の間に膜ができる、冷たく感じず気持ちよく浸かれる。

そう聞いたはずだと己を鼓舞しぐっと腹部まで屈んだ瞬間、全身のバネが働き、パチンコ玉みたいに水から跳ね上がった。
アホか、死ぬわ。

ととのいスポットで命を整える。
危なかった