日曜19時半入店。蒲田から釜をリュックに詰めて富士山を越える。本日の目的地は亀岡。なんとしても最終のトロッコに揺られたい。できればリッチ号に乗って風に吹かれたい。そんな野望をしっかり叶えて宿に辿り着き、仕事片付け次なる目的地へ。イキタイ数もサ活数も少ない、亀岡に残る最後の銭湯へ。
亀岡駅から歩いて10分ほど。思いのほか新しくきれいなお顔だちにハッとする。お隣にはカラオケボックス「竹の子」さん。お子さんが経営しているのか?よくわからないが、写真を拝見したらゴージャスなインテリアの一室で営業されておられるようで、わたしごときの中年女がひとりでお邪魔するのはとっても憚られる。のでやめておく。
フロントで490円払い入店。シャンリンボディソは備えなし。タオルは借りられるのか。京都銭湯は全て持参が吉。脱衣籠はロッカーにあらかじめセットされていて戸惑わない安心設計。番台式はあたりまえ。脱衣場BGMはイージーリスニング。昭和感。
ササと支度し予熱は深いあつ湯と浅めなぬる湯で。言うてもぬるくも浅くもない普通の湯。京都ってあれこれ言われすぎてて悲しくなる。普通の町。やさしいやわらかい。好き。銭湯と酒場は。
どなたもいなくて静かにサ室へ。入った瞬間「雨上がりの夜空に」。自分一人だし竹の子カラオケ我慢したから歌うよね。歌詞は全部覚えてる。雲の切間に散りばめたダイヤモンド。次の曲次第でチャンネルが決まる。氣志團「ONE NIGHT CARNIVAL」、てことはA-06「ヤング⭐︎ナツメロ」確定です。ありがたく「エインジェー」コールして揺れる。揺れていたらお客さまが入られる気配。姿勢を正し、バカな迷惑客がいる銭湯との印象を作らぬようきりりと。歌わないよ。聖子ちゃん「風立ちぬ」が流れても、決して。室温計は見当たらないけどやさしい蒸気のスチームサウナ、推定50度くらいか。向かい合わせストレート1段で座面におひとりさま用ウレタンマットが敷かれ、入る時出る時洗い流してすっきりきれいに。
汗流し、スチームのみの銭湯ながらクオリティ高い水風呂へ。クールイケメンライオンさんがお出迎えしてくださり、深い深い水風呂で冷える20度弱。ライオンさんの口からダバダバ注がれる水。どうしてライオンさんは水風呂にしかいないのでしょうか。普通のお湯にもいるのでしょうか。ガリウムの蛙と同様にウォッチしたく、引き続き見ていきたいと思います。
外気浴はカラン前で。男湯からシャープに反響する会話。カラオケカラオケいうてるのであの子たちは竹の子予約層か。いつかは竹の湯たけのこツアーもしてみたい、おばあさんになったら。竹プライドの装飾が浴室の壁を彩り趣深い。好きです!
京都の真ん中のあたりにある、亀岡市。市内に唯一残る竹の湯さんにお邪魔いたしました。
ここは何を隠そう、カラオケルームがついている銭湯なんだ(いまはコロナでおやすみ中)!お風呂上がりの温まった喉は、いい声を出してくれそうだな~。
今日はカラオケはできないのでサウナに。
入室したら、タイル張りの壁と天井に、木張りのベンチ。天井や壁には結露した水滴が付いているので、なんの変哲もないスチームサウナだ!と一瞬思ったのですけども、足を下ろしてると足元の板の間から熱い蒸気を感じました。
ストーブが格納式のサウナは、室内が木張りのボナサームサウナだという先入観があったので、そっか、格納されていてもスチームもあるよね、とひとり納得してました。
そして常連さんがめちゃいい人。実はわたしが入る前、寝転がっておられたんだけど、わたしが入っちゃって飛び起きてしまって、「すいません!すぐでますんで」
「いやいやそんなこと言わないでゆっくりしてってよ」
このやりとりを3回した(ということはゆっくりさせてもらった)。
スチームサウナやミストサウナにありがちなこもった水のにおいもしない。
こぢんまりしているけど、ちゃあんと熱い。近くにあったら嬉しい銭湯さんだな~。
水風呂は24℃。ライオンさんからジャバジャバ流れ出ます。
主湯は42℃。しっかり熱くて、深いのでこのまま沈んででられなくなったらどうしましょ...っとふと思うことがありますが、大丈夫!するっと出られますしでたあとは体がぽっかぽかです。
そしてなんとこちらの銭湯はジャジャン!
イオンウォーターあり〼。
しかも300mlのミニポカリに、オロナミンCまである。久しくオロポって飲んでいなかったので、この日はお茶でもイオンウォーターでもなく、ポカリとオロナミンCを思わず購入。ぐっぐっとポカリを二口のんだらオロナミンCをいれて、黄色いオロポの完成!
脱衣所でいただく冷えた飲み物って、本当においしい!
短い時間だったけれど、町の銭湯でほっこりした素敵時間でした☺️
女
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