松の湯

自転車を漕ぎ続ける鋼のメンタルと体力を取り戻すための最終調整に室蘭を往復することにした
距離感的にも鋼的な意味合いでも最適な場所と考えた

せっかくなので国道３６号の終点の逆さオニギリを見つけるのと大人の社会科見学で街の発展の歴史も現地で勉強
サ活する場所はサイクリングをサ活として記録を残せられれば良いので現地に着いてから決める
あとは絶対に怪我をしないで帰宅すること
↑もし怪我したらスパイクタイヤニキで厳冬期に自転車を頑張った努力が台無しになって色々と詰む

自転車ルートだと室蘭新道を通ることができないので日本製鉄の正門前を通過することになる
輪西に近づくにつれて焦げ臭いニオイに鉄炭港室蘭の街の空気をダイレクトに感じられて久々にワクワクした

ところで、室蘭には「松の湯」という銭湯が２箇所あるそう
そのうちの水風呂がある方のこちらをチョイス
サウナはスチームらしい、ホームの公園湯みたいなやつだったらいいなという期待を胸に…

驚いた…ケロリン桶の確保はできたが、洗い場の椅子がない
いや、ないわけじゃないのだが洗い場に放置されているやつは鏡の上に風呂道具が置いてあるから場所取りされているような感じで不用意に取るとトラブルになりかねない
明らかに数が足りない
洗い場は３０くらいありそうなキャパだが桶と風呂椅子は１０個あるのだろうか

仕方なくヤンキー座りの体勢で酸性雨シャワーで身体を清めるw
浴槽の縁に桶が置いてあったのでかけ湯に使ったら、それは縁に座ってた常連がずっとキープしてた桶だったようでギロッと視線を感じた
これがもし水風呂の縁に座ってた墨ニキのキープ桶だったら無事に帰ってこれなかったかもと西野カナばりに震えた
よく見渡すとみんなサウナから出る客もみんなケロリン桶を持って移動してる…これは取り合いになるわ

桶の確保が困難だと、サウナから出たあとの汗流しに困るし水風呂から汲んで脳天水エクスタシー☆も不可能
銭湯としてこれは…キツイ
１セットで満足ではなくて１セットで切り上げてしまった

褒めるところを振り絞れば何度かの温冷浴で自転車の航続距離を伸ばすのに役立ったくらいか

衰退してしまった駅前に残された銭湯はそこに住む人にとって貴重なインフラなので「お邪魔しました」の気持ちでそっとしておくのが１番いいのかもしれん
シャンプーボトルを置き忘れて出てしまったが回収はしないことにした（意味深）

帰り道に絶対に失敗しない虎杖浜温泉のレジェンドにハシゴ湯してサウナイキタイ始める前の自分に原点回帰してから無事帰宅

室蘭には松の湯が2つある、というのは知っていましたが何処にあるのかわかっていませんでした。

今回、撮りフェスという写真のイベントがあり、室蘭のエモくなりそうなスポット探しの為に行きました。

本当に現在は令和か、と思わせるほど昭和の良き銭湯でした。

スチームサウナは常に蒸気出まくりで熱々でした。
小窓に時計がついていて、時間は確認できました。あと何分計かわからない砂時計もありました。
テレビはなし。
3人程度入るのが限界そうでした。

普通の浴槽が昔ながらの深めなので、水風呂がちょっと浅く感じてしまいました。


ご近所のおばちゃん達が楽しそうにおしゃべりしてるのが良さげでした。
10年ぶりにソファー型のヘアドライヤーを使いました。もう二度と使うことはないと思っていた昭和レトロに触れることが出来ました。
昭和レトロ好きの方にオススメです。


肝心なサウナは、私には湿度と温度が高すぎてうまく整うことができませんでしたm(_ _)m