男
- 45℃
男
- 85℃
- 18℃
緊急事態宣言が解除されてから有給を取ってどこかいきたいなぁと考えていた。そんな時にふと思った。寝台特急サンライズに乗ろうと。だから米子へと飛び立ったのは数日前(往路は空路)。宿泊先は駅前のビジホでも問題なかったが、どうせ行くなら温泉がいいと考え比較的安価な此方のホテルにお邪魔することにした。
海水浴場の前にあるホテルなので夏は賑わうだろうが(実際海岸側にも入り口があった)12月の平日から来る客はファミリーかお年寄りぐらいのもの。だから夕食も人は少なく、こういうビュッフェは列に並ばなければならないところも並ぶことはなかった。
腹ごしらえも済ませて温泉へ。温泉は海の香り漂う強塩泉。でも東京の温泉と違い優しいピリピリ感はない。これが自然の温泉かと感動していたところにサウナが。
まぁ知ってて来たわけであるが、こういうこじんまりとしたサウナは廃止なり閉鎖なり最近やってるところは多いのでもう入れるだけで嬉しい。というわけで定員2名のドライサウナへ入る。二段ベンチで入っても4人てとこであろうか。12分計はなく、10分の砂時計が備わっていた。
誰もいない室内で非日常を体験する。勿論探せば他にもサウナはあるだろうが、こういうサウナは自分しかいない楽しみがある。東京の喧騒を一時忘れ、じっとここに来たという実感で心が暖かくなる。いつものサウナでは味わえない安らぎを体験できた。ちなみに室内は86℃くらいでほんのり優しい暖かさであった。
これまた良かったのは水風呂の存在。こういう所は水風呂はないところも多い。だから水風呂のキリリとする爽快感に感無量だ。ストレスが発散できる。水風呂に温度計はなかったが、まぁ体感19℃以下ではないかと思う。循環ではなさそうであった。水道から水流しっぱだったので。だからキリリとした水の爽快感があったのかな。
残念なのはこういうところにあるはずの露天風呂がなかった所。これがあって日本海のさざ波の音を聴きながらととのいチェアがあったならば完璧だったろう。
と思いつつ無いものはしょうがないので風呂上がりに海岸を散歩し、セルフでととのうことにした。
朝も入ろうか考えたところ、入れ替え制だったのでサウナに入ることはなかった。リフレッシュを済ませて、心地よい暖かさを感じながら、僕は米子駅へ向かったのだった。
男
- 86℃
- 19℃