想い出はモノクローム 色を点けてくれ
もう一度そばに来て はなやいで
美しのColor girl
(大瀧詠一「君は天然色」)
哀しみの裏側に何があるの、
とある種のしんどさを抱えつつ但東町のたんたん温泉を訪れました。
涙さえも凍りつく白い氷原の心持ちだった私でしたが、
木のあたたかみとやわらかな陽光を感じる空間に足を踏み入れてると憂鬱も一変しました。
たっぷりとこんこんと湧き出るお湯に憂鬱は溶けていきました。
きれいで透明な温泉は心地よく、太陽をいっぱいに受けた解放感あふれる露天も最高でした。
丁度よい塩梅のサウナから、サウナすぐ横にある地下水の水風呂も素肌にやさしい感触がしました。
一面に広がるスケールの大きな森の眺めも素晴らしく、
いついつまでも外気浴を堪能していました。
モノクロームな気分はいつのまにか天然色となり、
鮮やかな一面の緑色に素直に感動する私がいました。
ああ、また来たいなと帰りの車中で何度も繰り返しつつ、
夕食は家系ラーメンと生ビール。
幸せな結末でした。
![](https://img.sauna-ikitai.com/saunners/ap-northeast-1:433fa284-5da3-4066-ba47-0011df1f3ad8/post-image-2161-256830-1693136298-PbBzWANL-800-600.jpg)
台風7号にせっつかれながら庭仕事。ご先祖様もこんなときに帰って来ないで下さいまし!地獄に叩き返して差し上げますわ!!
ああ……隣の川が道と同じ高さにきて精神的に限界!
皆様ごきげんよう!!ファッキンな今日はたんたん温泉で暴風外気浴に決まりですのよ!
するとクロイツ(名刺)を交換したお姉さま(常連客)から突然の電話ですわ!
「今日はたんたん温泉休館ですわよーーーッッッ」
な、なんですってーーーッッッ!?
それが昨日の話しですの。台風災害処理を終えて経ヶ岬で青い海を見ればたんたん温泉の開店時間に丁度良くなりますわ。天然水風呂にトリプルアクセル着水かましますわ!
昼の薔薇の温室(サウナ)にはいつもと違う顔ぶれ。比較的年長の方々がいらっしゃるのね……。わたくしはできるだけ目立たず、上品に立ち振舞いますのよ。そこらの小娘と一緒にしないで下さいまし!
天然水水風呂にこのお盆の疲れを置き去りにしたら外気浴の時間ですわ。丸太のベンチに生えるガーデンパラソルが夏ですわね。ここに腰掛け先刻の経ヶ岬を思いだしますの。
──ああ……なんだかビーチでパラソルの下海を眺めてた気がしますわね──
おおよそ夏と言われる間は仕事しかしていなかった気がしますけれど、この思い出を胸にわたくしの夏はターンエンドですわ!!
最高の夏ですのよ!!!!!
たんたん温泉の周りには福寿の水と奥山の名水の二ヶ所湧水がある。今回は後者をポリタンクに詰め、この地を去ることとする。
地元のスーパーで海鮮物を買い込み縦貫道を下るのが常であるが、宮津天橋立ICが見えたとたん、嫌悪感のような不快感のようななにかが私の脳によぎる。顔もきっと同じ表情をしていただろう。それは故郷を持たない身であるが故の懊悩であり、それこそが終生消えることのない呪いの根源であるのかもしれない。
お盆も盛りときたものだが、私は庭木のお手入れに丹後半島へ車を走らせる。八木西~園部間で起きるお決まりの渋滞に嵌まり車を歩かせる羽目となった。
この現場は3日間掛かり、なんと台風が直撃の進路をとっているではないか。追加仕事を申し付けられ、作業にキリがついたのは西日が隠れて間もない頃だった。
たんたん温泉福寿の湯。丹後半島に来る際はここに来るか、そうでないならシャワーで済ませる身構えである。日替わり湯は右側、海水浴客が押し寄せているかと予想は外れ。どうやら17時あたりがピークだったようだ。
サウナ室内は5人ほど。その中に常連客がふたり、あとは若い衆だ。
テレビには阪神対ヤクルト。どうやら私が入る直前に逆転し、常連を沸かせているようだ。
サウナを出ると既に外は暗く、時おり鹿の警戒鳴きが聞こえる。そんななかで天然水の水風呂に浸かるとなんだか、帰ってきたような気持ちになる。それは故郷を持たない私にあるのは有り得ないが、おおよその人々には当たり前のものだろうか。
常連と同タイミングでたんたん温泉の受付にいるとその常連は弁当を持っていた。土日や盆休み限定で注文できるらしい。これに乗らない手はないと明日の晩飯を予約する。
まだまだ奥の深いたんたん温泉福寿の湯。この地に来たらここで決まりだ。
私の手は血で汚れている。
豊岡の仕事は今日が最終日。仕事終わりにたんたん温泉でサ活をするのが毎年の常となっている。その道すがら、アナグマが息絶えているのを見た。ロードキルだ。夜行性のアナグマがなぜ明るいうちに道路にいたのか分からない。早朝か、もしくはこの曇天でいつもより早く活動したのか。
路肩に車を停めて近寄り、触る。まだ温かい。すぐ横を川が流れているのでそこで腹を割る。雌だ。膨れた腹はガス溜まりではなく乳だ。本当に死んでから少しも経っていない。
たんたん温泉に着いたのは19時くらいで、サウナに入ると阪神対オリックスの3戦目が映っていた。常連の方と野球談義をする。内臓を抜いたアナグマを氷で冷やす必要があるので、今回は2セットだけ。最終日だから倍はイキタイと思っていたが仕方がない。2セット目の最初が独りきりだった。この瞬間を大事にして、サ活を終える。
それにしても……この後先考えずに物事に手を出す性分はなんとかならないものだろうか。福寿の水風呂に浸かる間、ずっとそんなことを思っていた。
京都縦貫自動車道を下る手前から恐ろしいほど強く雨が降った。丹後の冗談のような強い雨が、手に染み込んだ血の汚れや自身に対する呆れも、この時ばかりは忘れさせてくれたのだった。
皆様ごきげんよう。わたくしは昨日から豊岡に出張していますの。朝4時から京都縦貫自動車道を爆走して日没まで仕事し続けてたんたん温泉が定休日ですのよーーーーッッッ!!発狂してお嬢様化したわたくしですが、今日こそ福寿の水風呂にルパンダイブをキメてやりますわ!!
日替わり湯なたんたん温泉、お嬢様湯は向かって左側。身を浄めて薔薇の温室(サウナ)でお姉さま方(常連)とお紅茶(阪神対オリックスの野球中継)シバくことに致しましょう。
入場するとお姉さま方が7人、ところ狭しと並んでおりました。ああ、薔薇ってそういう……。お茶会にはご無沙汰なわたくしでしたが、お姉さま方はすぐにわたくしを思い出してくれましたの。話題は自衛隊の銃乱射事件や京都府警の乱交パーティ、Z世代のモラルに大麻と花盛り。ここに福寿の天然水風呂でガンギマリですわ!!
女子力が上がりましてよ!!!!
お控えなすってくださいまし!!!!!!!!
たんたん温泉の外に出ると外はさすがに暗くなっていた。弱い雨が降り頻る中、車に向かうと濃い花の香りが立ち込めていることに気付いた。暗闇の中で蜂蜜を食べているようなイメージだが、何の花の香りだったかはサウナの熱と福寿の水に浮かされた頭では思い出せなかった。
連続11日間に渡る庭造りが終わった。英単語の“exhausted”の意味は頭も体も忘れることは無いだろう。
この丹後半島とも暫しの別れ、となれば今回の立役者であるたんたん温泉福寿の湯へ挨拶に行くのは明日が仕事なくらい当然のことである。
地元のスーパー「ジョイクックおくだ」で海鮮を買い込むと最早思い残すことはなくサウナを楽しめる。
サ活を始めたのは19時半を回ったあたりで閉店は21時。この1時間半は得難い至福の時だ。
タオルを頭に掛ける。常連客が地元のお勧め店の話をしているのでどうしても聞き耳を立ててしまう。次に来るとき、機会があればお世話になろうと記憶を熱から守る。
外気浴スペースで滴が当たるのを肌で感じる。思えば──今日は昼から雨の予報であったが、荷物を積み込む最後の時まで雨は降らなかった。この日程の実に半分が雨であり大いに悩まされたものだが、最後の最後でこの地が憐憫の情を垂れ流してくれたのではないだろうか。そう思えるほどタイミングの良いものだった。
サウナに戻ると常連客がまだ情報を垂れ流していた。
このサ活が終わればまた暫くの間空くことになる。そう思うと足取りが重くなるが、時間と雨足が許してはくれない。後ろ向きになる私を次の仕事へと促すのだ。
ままならないものだね。その独り言だけこの地に置いていこう。
夜の縦貫高速道に乗り、今はこうしてサービスエリアでサ活を書いている。
ここで作った庭の写真を載せておこうと思う。ご縁があれば掴みたいのが初代の性だ。
このサウナイキタイで営業をする輩もそうはいないだろうから。
![](https://img.sauna-ikitai.com/saunners/ap-northeast-1:542e65cb-02e4-4d86-b3f5-d0a527d01459/post-image-2161-9094-1681655869-DUhwncoG-800-600.jpg)
庭造りは第4コーナーを曲がった。明日が日程の半分が雨であり、セメン(セメント、コンクリートを使う作業のこと)をするには最悪の日々の〆切だ。明日もなんと昼から雨。
丹後半島の桜花は自然と私との熾烈なデッドヒートの中に、消える!!
それならばと車を走らせる先はもちろんたんたん温泉福寿の湯。行く途中も雨が降り頻り、なんと霧まで出るという状況だ。なるほど勝負はもう始まっているのだ。今日の男湯は高龍の湯。向かって右側である。身体を清めていると常連のお二方が声を掛けてくれる。雨だからなのかいつもより退散が早い。サ室も人は疎らで、独りになることしばしばである。
外気浴をしているときも霧雨が辺り一面を覆い、まるでたんたん温泉を隠しているようだ。
20時を回ると人気はさらに少なくなる、というか私しか居なくなった。サ室で唯一人、明日の作業について考えていた。テレビは誰かの何かのドキュメンタリーのようなものを映していた気がするが、私の耳にまともな音として聴こえるのはサウナストーブの弾ける音だけだった。
月すら隠れて20時半。丸太のベンチに腰掛けて身体の状態を確かめる。11日間の工程を為し得るのもここたんたん温泉があってこそだ。明日の作業がつつがなく終わるように自身の手入れをする。
サウナ、水風呂、外気浴スペース、露天風呂、そして内湯とお一人様一周旅行を終えた頃にはそろそろ閉店のお時間だ。さんざ悩まされてきた雨であったが、こんな僥倖があるなら、そんなに悪いものではないのかもしれない。
それともこれは、嵐の前の静けさなのだろうか。
庭造りは中盤に差し掛かり、今日は仕事上がりに材料をを取りに戻らなければならない。となれば地元のスーパーで寿司やあら汁を買い込み道端で食べる。一度も冷凍されてない、素晴らしい鮮度だ。なんでも店長が釣ったものが並んでいるのだとか。職人の手ではないので鱗がついていることがあるがそれも魅力のうちだ。口許についていた鱗を払うと、風に舞う花びらにまぎれて消えた。
早く帰りたい気持ちもあるが、風がたんたん温泉へ向いているから行かない手はない。というか車を停めているこの道自体たんたん温泉へ続いている。
日替わり湯は向かって左側、石組水風呂の方だ。サウナへ入り、常連客に挨拶をする。そのくらいには出入りしているのである。
話題は阪神や、メジャーへ行った某投手、そして選挙結果についてだ。本来私はあまり人と関わろうとしない性質だが、たんたん温泉と福寿の水が思想を裏返すのだ。それがまた心地よく、それは故郷を持たぬ身の人間こそ強く感じられるものだった。
2セット目はタイミングの関係で私ひとりのサウナである。この時間帯は常連客が多く、またその常連があまり外気浴をしないので、非常に珍しい光景だ。これから2時間半駆けなければならない私に、豊岡の地が話のネタをくれたのだ。だからこそ、今こうして睡眠時間を削っているのである。
常連客と脱衣場で別れ、外に出る頃には暗くなっていた。電灯のない道を、故郷でもない場所に向けて走り去る。
前進する動きが鈍いように感じたのは、向かい風だったからだろうか。
ここ数日丹後半島で庭造りをしている。
昨日は雨だった。気象予報士は的を外し今日も雨である。失敗しても飯が食えるとはまこと良いご身分だ。石を並べるために掘ったスペースは泥沼と化し、土を締め固める作業はできるわけもない。そして狙ったかのように重要な作業のときばかり強く降るのだ。
このような心のささくれ立ちはたんたん温泉福寿の湯でサ活をすることでのみ癒される。
豊岡へ続く道を走ると花の時季の終わりが観てとれる。トンネルを抜けた先にある気温計は7℃と光っていた。
土曜日であるから人は多く、サウナは満員だ。まだ早い時間帯なので常連客はまだ登板していない。まずは軽く流して天然水の水風呂に挨拶をしよう。水を頭からかけて汗を流すときに心臓が悲鳴を上げたので浸かりはしなかった。不整脈という症状が認知されていない時代には、これはいわゆる「ときめき」と感じていたに違いない。こんな外気温だ。春という単語に騙されてはいけない。
次にサウナに入る頃には福寿の湯のスタメンが集合していた。ベテラン(常連)勢で固めたいぶし銀の骨太球団だ。世代交代には失敗しつつあるが。野球中継がないので、皆テレビそっちのけで加齢の話をしている。
サ活を終え、露天風呂に浮かぶ。見上げると露天風呂の屋根、そして仕事中さんざ私を悩ませた雲が遠くに見える。そのうち暑くなって縁石に腰をかけて休憩する。そんなことをしていると1人、入ってきた。遠くに腰かけるが、すぐに私の近くまで来て腰を下ろす。
おいおい、こんなところでボーイ・ミーツ・ボーイってか。仕事で来てんだぜオイ──と肩をすくめる。縁石から降りて湯に浸かると、先ほどまで男がいた水面が跳ねているのが見えた。その正体は日中私を悩ませた雨であり、男はそれから逃げてきたわけだ。やれやれ、こんなところまで追ってくるなんて私が好き過ぎるというわけだ。ボーイ・ミーツ・ネイチャーならそう悪いものではない、そう思えるほど精神が回復するくらいには、ここでのサ活は効果的だ。
カニ活からの帰路、シルク温泉さんに…いや、今日は新規開拓‼️たんたん温泉 福寿の湯さんに決め‼️
結構な田舎道を進んで行きこの道であってるんかいな?と疑いつつも到着😀
周りは山、山、山⛰ ワテの好きな田舎道温泉どストライク♨️
入浴料700円と良心的。うーん、ウッド調で温かみのある動線…良き良き。
今日はかなり暑かったんでぬるめのシャワーで清めから。温泉はラジウム泉で有馬の銀泉をイメージしていただければと。ただこちらの方がまろやかさを感じるような。
ワテはラジウム泉にはちと思い入れがあり、温泉の中でもありがたみを非常に感じるものの上位にあると言える。ラジウムなのでごく微量な放射能か含有されており、入浴する事で皮膚や呼吸から吸収して軽い被爆を起こさせ新陳代謝を活性化させるいわゆるホルミシス効果が特徴なのがありがたみを一層高めていると言えよう。
内湯はややぬるめ、露天は熱めでした。あー、ありがたいありがたい\(//∇//)\
さて、サウナ。2段雛壇で最大6名定員ってとこでしょうか。温度は90℃超えのグッドコンディション👍熱源は観察できませなんだ。小さなTVがあって見上げるスタイル。大きめのガラス張りから眺める山々の風景にうっとり…田舎サウナ最高🥹
水風呂は小さめ。お一人様用と思っていただければと。恐らくラジウム泉ではないかと。温度は…ち、ちめてー‼️足先が痛く感じるのでシングル近いのでは。温度計ないのも味わい深い。長く入ると腹に来そうなのでサッと水通しして外気浴。アダムスチェアっぽい整い椅子二脚とウッドベンチ二脚だったかしら。今日はほんと暑いくらいだったので外気浴日和…しかし花粉症真っ只中のワテにはツライ💦
今回も帰路道中につき時間かあまりなく長居できず2セットのみ。とは言え新規開拓できたし良い湯やったし満足満足。
今度はツーリングでお邪魔したいなー。シルクさんとハシゴでもいいなぁ。
ありがとうございました😊
また寄らせていただきます‼️
![](https://imgcs.sauna-ikitai.com/5KgBu5n93sNiHcrfQUt95Jzatci1/1678280445702-800-600.jpg)
今年初です。何年振りかの訪問。
こじんまりしておりキャパシティはありませんが、脱衣所の時点で木が香るいい雰囲気…
サウナ×12分
水風呂20秒
休憩1分
3セット実施。
サウナは2段編成で、定員は6人ぐらいの小箱です。2段目に座って4分、じんわり汗が出てくるぐらいの控えめ温度です。温度計は90℃ほどを差していました。1段目は、個人差もあるかと思いますが永遠に汗が出ませんでした…
水風呂はキンキンです!太ももぐらいまでの水深もあり良し!サ室を出てすぐにあることも良し!
ここまではまあ山奥の落ち着いた雰囲気や景色を楽しみつつサ活していたのですが。。。
地元のおじさんお爺さんたちが大声で会話し続けたり、隙間に入り込んできたり、無意識の動作で汗を何度も飛ばされたり(´-`
サウナ入り口や内部にも注意書きがありましたがフル無視です。
広々とした室内ならまだマシだったかもしれません。
耐えられないのでもやもやしながら退散しました。
ただ、施設としては非常に良いと思います。
温泉だけでなく食事にも力を入れているようです。
それだけに今日は残念でした。
男
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