Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS

【東北1周サ旅】1軒目
Snow Peakが好きだ。
初めて買ったキャンプ道具は、SnowPeakのケトルだった。
チェア、マグカップ、ペグ、トング、全てSnowPeakで揃えた。
リビングシェルは旧型の色が好きで、シームテープが剥がれてきているが未だに持っている。

そのSnowPeakの総本山。お膝元。SnowPeakに膝はあるのか。

AKCからの長距離ドライブを終え到着すると、見覚えのある芝生の丘陵に、統一感のあるテント群。この緑の絨毯は、SnowPeakのカタログの表紙や、アンケートに回答すると貰える限定壁紙で見慣れている。我が家ではSnowPeakのカタログを絵画のようにディスプレイしていたのだから、もはや「家にかけてる絵の場所にきた」感覚だ。

そしてここはSnowPeakFieldであるからして、SnowPeak以外のメーカーのテントを張ることはもちろんできない。そもそもSnowPeakの鍛造ペグしか刺さらない特殊な地面になっているのだろう。

Snow Peak 会員なら入館料が割引される。当然会員の私は、スマホアプリを開こうとする。が、SnowPeakアプリは自動でアンインストールされていた。しばらく使わなかったもんなぁ。

館内は洗練されている。S.Waveを思わせる鼠色の上質なタイルで囲まれ、自分も洗練された人間なのではないかと錯覚する。その錯覚は脱衣所、浴室まで続き、洗い場はもちろん、初見殺しの複雑怪奇な水洗金具を採用している。

サウナ室は茶目湯殿とsaunasのどれかを足して2で割ったような造りだ。中央に鎮座するikiストーブ。柱の面積を極力抑えた一面の窓ガラスと、その向こうに広がる風景。

シャレてるだけで熱くないやつか？実際、湿度が高く過ごしやすい。これは長居できそうだ。

その時、前の男がセルフロウリュを始めた。まずは中央に1杯。高さがあるikiストーブには回し掛けをしないほうがいいことをこの男は知っている。さらに中央に1杯。2杯。3杯。

熱い。耳がヒリヒリとして、慌てて指で擦る。
今朝のラッコと同じ、上から降ってくるタイプの痛み。熱の霧。

4杯。5杯。6杯。おそらくルール違反と思われるその行為に、異を唱えることはできない。ただ平身低頭するのみ。耳たぶが痛い。

120cm の水風呂で耳を冷やす。

Snow Peak には優秀なデザイナーが多いはずだが、ドアの設計は苦手らしい。浴室の全てのドアはとても重く、気圧の関係で爆裂音を立てて閉まったり、手動で閉めて下さいという貼り紙が洗練度をさげていたりする。テントにはドアはないから、仕方ないのかもしれない。

それはともかく、素晴らしいサウナだった。

今年も一人でお盆サ旅⑤

脱輪多しの看板にビビりながら到着
キャンプを楽しむ風景が見えてテンション上がる

◆

1400円にしたくて会員登録してったらなんと期間限定で1100円！
本当にいいのか？！

サウナ後のかけ水は
水風呂の水が足りなくなるのでなるべくシャワーで浴びるよう説明あり。
給水機も最新感

◆

洗体洗髪。
高級そうなアメニティ、私の好きな精油系の香りで嬉しくなる。売ってたけどお値段も高級
真正面ではなく横に小さめの鏡なのが良い
そんなに自分の顔と裸体と向き合いたくないのでｗ

◆

サ室、巨大ストーブとガラス張り。居心地良い
誰かのロウリュ後のようで砂時計も残ってたので静かに蒸される。
連日サ活で身体が慣れてきたのか、心拍数あがりすぎずゆっくり入れる。

水風呂120cm、久々の感覚。
袋に入った何かが浸ってる。石？←備長炭らしい

◆

さあ！いざ開放的な外気浴！
と、思うじゃん

虫 の 襲 来

時間は18時半。
周囲を飛び回る蛾！体当たりしてくるアブ！耳の回りに何かの羽音！落ちてる何か！

退散。
や、実害のない虫なら素早かろうが脚が多かろうが平気ではあるんだが
刺すやつ噛むやつは勘弁
(実は前日？に、計10ヶ所ほど何かに刺されておる。触らなければ痒くない程度で赤みも消えてきてるのでトコジラミではないと思う。外気浴か……)
他の人も急に身を翻したり慌てて中に戻ったりしてた
あとほのかに肉を焼くいい匂い

◆

気を取り直しセット続行。
ドアが重い。ロウリュは1人の時に1度だけした
私好みのサウンド効果か、開放的な窓のおかげか長居できる。

ところで外をにょこにょこ動き回るアレは何？自動芝刈り機？
見てると飽きなくて時間が過ぎるけど、そのうちどこかへ行ってしまった

◆

窓の外を眺めながら内気浴。
充分ととのえるが外が恋しい
4セット目、だいぶ色々どうでもよくなってきたところでまた外に。既に真っ暗
今回はアブが突撃してこなくてホッ。蚊なら虫刺され増えてもいっか、くらいどうでもよーくととのえた！ｗ
やはり外気！

◆

内湯の筒から出てくるくらいのぬるい水の浴槽も欲しい(無理を言うな

湯上がりはクラフトジンジャーか悩んで期間限定の桃ラッシー。
写真の加減で淡いブルーなのかと思ってたけどそんなこともなかった

薬草系、小瓶があったらお土産に買おうと思ったけど、大瓶シロップでの取扱いなのね
IKEAが流行った頃エルダーフラワーシロップ買って余らせた人なので見送っておいた

ピーチラッシー

写真では、上の方青みがかってるのかと思ったけど、そんなことはなかった 底に果肉が沈んでるため要救出

平日11時台利用。会員登録の上、タオル＆フードセットで2,800円。フードは1,600円分注文が可能でサウナ＆タオル代は実質1,200円。本当に良いのだろうか、ありがたい。

まずは東京駅から新幹線で燕三条駅へ。そこから弥彦線で東三条駅へ。そこからバスに乗り、笹岡中央で降り、27分徒歩の旅。スノーピークのマークが見えてきた時は流石に感動。
そしてこのバス＆徒歩ルートはGoogle Mapでは出てこない。
サウナイキタイの情報でこそ辿り着けたので本当にこのサイトと利用者の皆様に感謝。

●ロッカールーム
壁紙やロッカーの色は落ち着くダークブラウンで、品が良い雰囲気。給水所＆コップがありお水飲み放題。トイレのクレンリネス•状態も大変良い。
お手拭きや綿棒、クレンジングオイル、化粧水、乳液と一通り揃っていて、
座ってドライヤーができるところと立ったままドライヤーができるエリアで分かれている。
ロッカーの列ごとにダイソンの扇風機が置いてあり、着替えながら心地よい風を浴びることができる。随所に細かい気遣い。

●荷物おき
最初に戸惑うが、荷物おき、荷物かけが見当たらない。サウナの中に荷物置きがあるため、サウナハット等持ち物はサウナの中に保管可能。自身はメガネ着用者のため、タオルでメガネを包んで保管した。そこまで熱くならず、破損もなし。

●お風呂
お風呂は内湯と外湯の2つ。どちらも粟ヶ岳を望む最高のロケーション。温度表示は見当たらず全体的に色々なものの温度がわからない。

●サウナ
粟ヶ岳を望める素晴らしい景色の窓が何よりの特徴で、その窓から半円型に座席を囲むようなスタイル。真ん中にikiストーブ。左右が2段、手前が3段タワー型。
セルフロウリュに関してはサウナ扉右下に注意書きがあるのでよく読めばルールなどがわかる。
主張の控えめな自然音に近い音楽が鳴っており、とてもイマココに集中できる環境。熱さもあるが湿度が保たれており肌に優しく汗も止まらない。ロウリュ後は柔らかいアロマの香りがする。水風呂の水を注ぐのだが温泉を冷やしている模様。

●水風呂
深さ140cmの為、姿勢や浮かび方が自由自在。筒から少しずつ垂れてくる温泉水と跳ねる水面に集中すると雑念がどっか飛んでいく気がした。
肌が痛くはならないような冷たさだった。

●外気浴
スノーピークの椅子の安定感、広いウッドデッキ、粟ヶ岳ビュー、僅かに桜も。外気浴の満足度は自分の中ではぶっちぎりNo.1。サウナ好きで本当良かった。自然×サウナ＝ハッピー。今年度末に「今年一番感動したことは？」と聞かれたら、スノーピークのサウナの外気浴。となるだろう。

タレカツ丼

米も美味しいのがさすが新潟。大葉がご飯に混ぜてあり、しっかりした味わいや旨味、コクの中に爽やかさも。