桜湯(さくら湯)

初来訪で惚れた
素晴らしかった
清潔感、タイル、壁絵、深さ
年季がありながらも愛くるしい
またこよう

チェックイン

久しぶりにこちらへ。2年ぶりくらい。
二室をぶちぬいた独特な間取りのサウナ。
温度もちょうどよし。

閉店間際だったが、なかなか混み合っていた。

夜になっても雨は止まず、今日は駅近のサウナで済まそうと考えていたのだが、どうも体が桜湯に行きたがっていうことを聞かない
時間的にも余裕があるからいいかと心の中で本人同士の折り合いをつけ、足がむくまま気の赴くまま東高円寺を目指す

ずいぶんと空いていてこれはゆっくり湯に浸かれると思い、いつも以上に体を丁寧に洗う

そうこうしているうちにどこからわいてきたのか、あれよあれよという間に人が増えてきた
深湯オンリーのことがほとんどなのだが久しぶりにマッサージバスにも入った
湯と水風呂を数回往復したのちサウナに入る

サウナ客は私の他には1人でしかもゆったりしたインターバルをとる方だったのであまりかち合うこともなく、ほとんど一人きりだった
室内は音楽が流れず、ストーブもほとんど音を立てない
聞こえてくるのは浴室の音だけで隔絶された感が強い
確かな熱さがありながらも暴れる様子はなく落ち着いていてただ座り没頭するにはもってこいだった
1セット目は汗が流れ出すのに時間がかかった
水風呂で体を冷やすと強烈な眠気が来た
服を着てソファーに体を沈めるのも悪くないと思えたがサウナ室に戻った
一人きりなのをいいことにマットとバスタオルを敷いて寝サウナを敢行した
木製の座面はしっかり焼けていてタオル越しにその熱が伝わってくる
手を突き上げてみると温まった空気が溜まっているのがわかる
半分寝落ちしそうになりながらしばらく過ごす
バスタオルを貫通するぐらいに背中からも汗が出た
３セット目も同じく寝サウナでフィニッシュ

最後、深湯に入ると目の覚めるような熱さだったが帰りのバスの中で寝てしまった

通勤が丸の内線、どこか途中下車して寄れるサウナがないものかと思案していたところ、こちらが浮上。東高円寺駅から駅近という訳ではないがてくてく歩けばさほど遠くもない。

ザ銭湯といった佇まいのロッカー、浴室だがサウナは変わってる。
旧女湯側サウナ室を真ん中でぶち抜いて合体させた力技、石壁を切り抜いた印象でピラミッド内部のサウナ室に忍び込んだようで妙にラビリンス感がある。
温度はさほど高いわけではないが、座面が高めでストーブ前に座れば直火焼グリルを楽しめて中々に汗が出る。空いていてほぼ貸し切り状態に近かったのもあり、ゆっくりとサウナに集中できた。

水風呂は小さいものの深さがある。気温が低かったのもあり、温度も推定14℃前後で十分に冷える。

古めの銭湯サウナの宿命か、休憩イス等はなくやや休みにくいが、致し方ないだろう。

空いてればまた使ってみたい銭湯サウナであった。