昔の仲間に会うために秋田に行くことになったので、7年ぶりに船旅をすることになった。それまでは結構船旅はしていたんだけど、北海道に移り住んでからすっかり遠のいてしまった。
航行中のフェリーの浴場というのは楽しい(入ったことある方ならわかるはず)ものだが、サウナーになってから船に乗るのは初めてだ。ましてや船内のサウナというから楽しみ。
出庫して沖に出ると、この日はローリング方向の揺れ。明日は早いし泊まり仕事明けだったので早速浴室へ。ザブザブと浴槽から溢れる湯の音が、船のサウナであることを実感させる。
身体を清めサ室へ入ってみると、陸上のサウナと変わらないようなタイルに囲まれたスチームサウナ。泊り仕事明けで荷物を抱えて移動してきた身には、これくらいの温度が優しい。さらに船上ならではのゆったりとした揺れもまた心地よくしてくれる。
スチームサウナによくある座った場所を流すシャワーがないのは気になる人は気にするかもね。サウナマット持ち込みがいいかもしれない。船上という限られた空間ということもあり、水風呂やととのいスポットはないのはやむを得ないか……。
翌朝も早いので一周に留めて、ツーリストAの自分の寝床へ。暑いかなと思ったけど、ちゃんとダクトから涼しい風が送り込まれるのでぐっすり眠ることができた。
これはもう「カプセル&サウナ らいらっく」といっても過言ではないね。揺れるので利用の際はあわてず、しっかりと。
・脱衣場に100円返却ロッカーあり
・シャンプー、コンディショナー、ボディソープあり
・ドライヤーあり
・荒天時は閉鎖される場合がある
※先日のサ活です。(新潟→秋田間にて利用)
温度:不明
水風呂:無し、シャワーで代行
脱衣所:カゴに荷物を入れるタイプ。着替え程度なら問題なく収まる。別で貴重品ロッカーもあり、大きさは充分。
給水機:無し
その他:フェリーですがサウナがあるとの事で利用してみる。スチームサウナでしたが、温度は高め。温度計が無いので温度は不明。おまけ程度かと思いきや、結構本格的なサウナで嬉しい誤算!水風呂や整い椅子は無いが、日中なら海を見ながらリラックス出来るんだろうな〜と思う。(利用時は夜で真っ黒な海しか見れず)
昔新潟に住んでいて、思い出の地に足を運べた旅行だった、フェリーが予想以上に快適だったのでまた利用したい⛴✨
北海道を離れるために乗り込んだフェリー。まさかサウナがついていようとは思わなかった。意図せぬ旧友との再会のように喜ばしい。
船の上でのサウナ。何と贅沢な発想だろうか。誰かクルーズ船を改造してサウナ船を作ってくれないだろうか。少なくとも私はぜひ乗りたい。
夕食を済ませてから大浴場とサウナへ。夕食はビーフシチューをいただいたが、とてもおいしい。船に揺られながら、なかなか贅沢な気分にさせていただいた。
大浴場の湯舟はとても面白い。というのも、船の揺れに合わせて浴槽のお湯が揺れるのだ。寄せては返すお湯の動きは入っていてとても心地が良い。私の中で優しい波のある「海風呂」という新ジャンルが誕生した瞬間である。心地よい揺れを感じながらサウナへ。
この船のサウナはミストサウナである。勝手ながら、高温サウナを想像していた私は少しだけがっかりした。しかし、贅沢は言えない。サウナとの再会を今は楽しむとしよう。
入った瞬間、高温の蒸気が体を包む。十分に楽しめるミストサウナだ。ぬるくてそうしようもないこれ脅しかと思ったが、全くそんなことはない。ただ、気になるのはカビの匂いだ。私がミストサウナが苦手な理由はここにある。カビ臭く無いミストサウナを私はまだほんの数件しか知らない。船の上ということを考えると十分すぎる設備ではあるのだが…人間贅沢になるものだ。
当然水風呂も休憩椅子もないため、水シャワーで代用。十分すぎるほど冷たい。実は、今回私の中である秘策があり、ミストサウナで十分に温まってから着替えて船内へ戻る。船内へ戻ると速足で甲板へ出る。予想通り最高の外気浴だ。火照った体に潮風。何という贅沢だろう。その日はとてもよく眠ることができた。
朝も日の出を見ながら同様に楽しんだ。モーニングも大変おいしかった。
サウナだけを目的に行くのはお勧めしないが、サウナ好きなら甲板での外気浴ルートは知っておいて損はないはずである。もしもサウナーこの船に乗った際はルートの参考にしていただけたら幸いである。
整えこそしないが、贅沢感と満足感は大変大きい。